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[インデックス][JB情報2003] [ ジャパンスーパーバスクラシック(プロ部門)]

第0の成績表を表示
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JBトーナメント2003
JBジャパンスーパーバスクラシック(プロ部門)



11月01日()~
11月02日()
河口湖(山梨県)


  ワールド1 2 3 4 5
マスターズ1 2 3 4 5 6
イースタン桧原湖1 2 3 4
イースタンウインター1 2 3 4 5
イースタン河口湖A1 2 3 4
イースタン河口湖B2 3 4
イースタン山中湖1 2 3 4
イースタン霞ヶ浦1 2 3 4
イースタン野尻湖1 2 3 4
ウエスタン三瀬谷ダム1 2 3 4
ウエスタン琵琶湖A1 2 3 4
ウエスタン琵琶湖B1 2 3 4
ウエスタン生野銀山湖1 2 3 4
ウエスタン早明浦ダム1 2 3 4
ウエスタン九州トレイル1 2 3 4
バスプロ選手権0
II桧原湖1 2 3
II河口湖1 2 3 4
II霞ヶ浦1 2 3 4
II旭川ダム1 2 3 4
ジャパンスーパーバスクラシック(アマチュア部門)0
ジャパンスーパーバスクラシック(プロ部門)0

トーナメント概要初日結果2日目結果トーナメント結果上位のフィッシングパターン写真
 
ストーリー

エコタックルを使った初めての大規模なトーナメント、ジャパンスーパーバスクラシック2003が11月1日~2日に河口湖で開催された。JB・NBC発足20周年となる節目の大会を制したのはワールドシリーズで活躍する若手福島健。同時開催のアマチュア部門では長島忠司がタイトルを獲得した。

狭き門

今年のクラシックへの道は厳しかった。年間成績で出場権利を得られるのだが、ワールドが15名、マスターズで20名。JBイースタン・ウエスタンは100名に1人。JBIIシリーズは年間1位のみ。アマチュア部門では年間成績上位3名が出場権を獲得した。実際の参加はプロ部門が80名、アマチュア部門が61名となった。

放流大会

バスプロ選手権の頃の大規模なフォールターンオーバーから徐々に回復しつつあるものの、全体的に水は悪い。西湖からの放水が止まっていることもあり、水の動きも乏しい。当然、釣りづらい状況が続いていた。しかし、大会前日の金曜日に大規模な放流が行われた。会場前の小海、ロイヤルワンドをはじめ、陸上・湖上から数カ所行われたという。30cmを超える個体も多く、ウエイトでは700gオーバーも混じっているという。

通例でバックリミットは7本。500gで揃えれば3500g台、600gで4kgオーバーとなり、数少ないネイティブのグッドサイズを狙う組にとっては、ツライ展開となる。そのため、いつも以上に放流地点への集中が予想された。

エコタックル

今大会で使用できるルアーは市販されているエコタックル認定商品(受付時、いくつかのプロトも配布された)か、認定マテリアルによる自作ワームのみ。また、市販品の改造も厳しく制限された。放流後の魚にはスピナーベイトが強烈に効くことが知られているが、残念ながら使えない。そのため多くの選手が、ジグスピナーに目をつけていた。

11月1日DAY1

例年河口湖開催のクラシックは好天に恵まれるもののひじょうに寒い。去年の野尻湖では大雪に見舞われた。しかし、今年は違った。2日間通して季節はずれの暖かさに恵まれた。なおこの気候は木曜日頃から続いている。(ちなみにこの原稿を書いている11月3日は雨&寒)

8時過ぎに小海公園からスタート。右へ向かう選手も多いが、やはり会場前が一番人気となった。大ざっぱだが会場前に7割のボートがひしめいている感じだ。

船団はパセオ側桟橋・ウィード組と黒岩側岬組に分かれた。よく釣れていたのはパセオ側。その中でも、ひときわ目を引いたのが深江、今江、野村の3選手。深江はジグスピナー、バイブレーションでキャスト&リトリーブ。今江は桟橋にボートを横付けし、テキサスのフリップ。野村は一番浅い側を流しながら得意のサイト。まさに釣り方は三者三様だが、この3選手が入れ食い状態。特に深江は怒濤の入れ食い状態で開始1時間ほどで入れ替え作業しまくりの展開となった。釣れなくなったら移動しようと思っていたらしいが、ずっと釣れ続き50本は楽に釣っていた。このエリア以外では、ロイヤル~グラブワンド、さかなやワンド、白洲あたりにポツポツボートが浮いていた。


深江真一 4,285g  7匹 

福島健 4,205g  7匹 

真下温史 4,220g  7匹 

足立圭剛 4,055g  7匹 

プロ部門初日トップは怒濤の入れ食い&入れ替えショーを演じた深江真一。7本で4285gまでウエイトアップした。ジグスピナー+エコギアEチューブとチビジェッターがメイン。Eチューブのトレーラーが効果的だったらしい。2位は白洲、グラブワンド、小海公園をまわった福島健。TEMPT「T-グラブ」+ジグヘッドリグのスイミングで4,205gをマークした。アマチュア部門1位は真下温史、2位に足立圭剛。ともに4kgオーバーを持ち込んだ。

リミットメイクがプロ部門で37%、半数が3kgオーバー。放流戦とはいえ、エコタックルでもなんら影響がないことが証明された。

 

11月2日DAY2

朝イチ霧に包まれたものの、初日どうよう暖かい、というよりむしろ暑いくらい。日中はTシャツ一枚ですごせるほどの陽気の中、2日目が開催された。なお、この日はチャンピオンオブチャンピオンズ(クラシックとのダブルエントリー可)、ヒューマンフィッシングインターハイ決勝、大きな大きなバス釣り大会も同時開催され、バス釣りファンが河口湖へ集結。さらに、チャンピオンオブチャンピオンズには韓国バスプロ団体KBから7名が参加した。

この日は朝から再放流フィッシュ狙いの選手が小海へ大集結。しかし、前日釣れたエリアは禁止に。更に多くのショアアングラーが訪れ、撃ちたいレンジを撃てないもどかしさが選手を悩ませる。暫定トップの深江も、初日のスポットは禁止となったため、外側を狙っているが、ヒットシーンを見ることができず。桟橋には山木一人が張り付いていたが、まったく釣れないらしい。クラシックの禁止エリアも同日開催のヒューマン決勝大会ではOKという複雑なルール。皮肉なことに、沈黙するクラシック選手を尻目に、ヒューマンの選手は次々と前日の再放流フィッシュを釣り上げていた。

大船団のなかでひときわ目立ったのが今江。ウィードパッチにマーカーブイを投入し、単発ながらもキーパーを拾っていた。

初日爆発的な釣果をもたらしたジグスピナーなどの巻物が沈黙。初日のフィーバーはすっかり終了。深江や山木を筆頭にあまりの釣れなさにしびれを切らした選手がぞくぞくと小海から離れていった。昼前には、さかなやワンド・白洲・グラブワンドが人気エリアとなっていた。


--除名-- 3,450g  5匹

今江克隆 3,398g  7匹 
バスはすぐにリリースしたためカゴ持ち

小山博隆 3,012g  6匹

横山修史 1,856g  3匹

大きなイベントが同時進行しているため、この日の帰着は12時前。締め切り40分前に弱ったバスをいたわって今江が検量へ。結果3398g。結果的にこの日の2位の成績となる。今江は会場横のウィードパッチ2ヶ所で通称「会長ワームpartII」のノーシンカーで、ウィードパッチに次々と入ってくる放流バスをサイトでしとめた。2日目トップは--除名--。西川溶岩帯のエグレに潜む、「回復しつつある放流魚」をロングポーズ&シェイクで誘い、キロフィッシュと800gをキャッチ。その他普通の放流を3本混ぜ5匹で3450g。使ったワームはマスターズ最終戦で紹介したJIIIプロトカンパニー河口パドルのダウンショット。チャンピオンオブチャピオンズにもダブルエントリーしている小泉は、2連勝の快挙を成し遂げた。

アマチュア部門では小山博隆が3012gで単日1位。2位は1856gの横山修史。

2日目のリミットメイクは今江のみ。初日トップの深江はゼロ申告。全体的に、ウエイトはがた落ちした。

RESULT

クラシックチャンピオンはワールドで活躍中の福島健。初日は各放流場所でTEMPT「Tグラブ」+ジグヘッドのスイミング。激変した2日目は、得意のサイトフィッシングに切り替え5本。2位、7位と安定した成績で93ポイントを獲得して嬉しいビッグタイトルを手中に収めた。

2位の江口も場所は各放流エリア。自分で開発したエコワームでサイトをメインに展開。

3位の今江はほとんどの時間を小海で過ごした。2日目の追い上げが効き、総重量ではトップをマーク。

4位の村上は、さかなやワンドの放流魚をSUGOIクランクナックルで初日17本、2日目も朝イチナックルで2本、フォローのワームで5本追加。1匹脱走され6本でウエイイン。2日目3位で総合4位に。

5位の渡辺新吾は小海のウィードパッチ周辺をSUGOIクランクロデオで広く探り初日40本近いキーパーをキャッチ。2日目さかなやワンドの桟橋でクロステールシャッド、Tグラブのジグヘッドを使ったサイトフィッシングで1,900gを持ち込んだ。

アマチュア部門はさかなやをメインとし、放流エリアをジグスピナーで流し、4位・4位の94ポイントで長島忠司が優勝。同選手は河口湖のチャプター戦では多くの結果を残している強者だ。

2位は元JBプロ小山博隆。奥のワンドのウィード上にサスペンドしている個体をTEMPT「タイニークラスタ」の1/32ozジグヘッドでキャッチ

3位は新井敏之。エリアは2日間とも会場前。初日クランクベイト、2日目TEMPT「Tグラブ」のジグヘッドリグ。

4位の松田秀一、5位の早川章二はともにさかなやワンドの溶岩岬。松田はTEMPT「サージングワーム」のネコリグズル引き、早川はリミットメイカーのワームのジグヘッドでキャッチした。


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