5月5日、霞ヶ浦においてJBイースタン霞 第一戦リョービCUPが開催された。前日夜半より吹きだした北風が時折強くなるあいにくのコンディション。大山会場はうねりが当たり、アルミボートの出船はかなり難しくなっていて多くの選手はずぶ濡れになりながらのスタートとなった。日中の気温はぐんぐんと上がり、それに伴ってバスの活性も上がっては居たようだが、風によってマイポイントにたどり着けない選手も居て、厳しい自然との闘いとも言えよう。肝心のバスの状態は、相変わらずプリ、ポスト、アフター、その後の回復バスと、実に様々に混じり合う霞ヶ浦水系の特徴を良く表す結果であった。優勝した鈴木利忠選手は、12年ほど前から北関東チャプターに参加、その後マスターズで鍛えられ、現在はワールドプロで活躍中。シャローの釣りを得意とし、日によって持ち込むウェイトに大変な差のある典型的な「大勝負型」のシャローマン。ワールド戦でも大量のウェイトを持ち込むが、三日は続かず注目を集めることは少ないが、その実力を発揮しての堂々の初優勝であった。今後の活躍に期待される。
1位 W25 鈴木利忠
やった!、初優勝です。チャプター時代から入賞はしていましたが、優勝は無かったんですよ。2位とかばかりで。うれしいと言うよりぼーっとしてますね。。。今日の狙いは、雌のアフター回復のみに絞ってやってました。狙ったエリアは岩盤、対岸の玉造とか。その雌は浮いてる感じなんですよ。プラでいつものシャロー打ちをやったんですが、ちょっと違うかな、と思いまして。一番強い釣りは何かな、と考えて、レンジを変えるためにいつもやっている場所のちょっと沖目にボートポジションを取りまして。1.8mをメインにハンプやブレイクなどの変化のある場所をバイブレーションで。ヴァイパーのライズバッカーの金黒を使用してサウンドローとハイをローテーションさせながら狙ってました。どうやらバスは回遊モノのようで、人が入ってしまうと食わなくなってしまうようなので朝に狙いを絞ってそこで一本。1500クラスです。その後、それに近い杭とかストラクチャーなどを5gの軽めのテキサスで狙っていきました。ルアーはベビーブラッシュホッグのレインスペシャルIIというカラーで、中層を意識して杭に引っかけて待つようなスタイルで置いておくんですよ。するとアタリというよりはラインがゆっくりと走り出すようなバイトがあって。そんなバイトが出たときはデカイバスなんですよ。これでまた1500ぐらいのバスを釣りました。それで押し通そうとおもったんですが、続かないんですよ。それでシャローのアシに移りまして。弥栄ダムでネストをずーっと見てた癖もあって覗いて見たらネストを発見したんですよ。やったーって(^_^;一発で釣りました。ちょっと小さかったんですが。その後、古渡にもどってバイブレーションを引きたおして2本取ったんですが入れ替えには至らずでした。いつもだったら1/32のジグヘッドとか投げちゃうんですが、今回は自分にテーマを持って釣りに望んで、それに結果が出たので正直すごく嬉しいです。いろんな地方でバス問題が騒がれていますが、霞ヶ浦もそうならないように、ボート釣りをもっともっと楽しめるように、一般の方々にもその楽しさをもっともっと伝えていけるようにして行きたいと思っています。私も頑張りますのでみなさんも一緒に盛り上げていきましょう。これからもよろしくお願いします。
2位 E霞91 丸山高志
今日は4本釣りましたが入れ替えは出来ませんでした。エリアは会場前のスロープの目の前なんですよ。ここです。初めは西の州にいったんですがダメでして、古渡に行こうかと思ったんですがスロープ前が空いていたのでちょっと流してみようかと思って入りました。シャロークランクで2本釣って、もう一本はダウンショットです。ホントに岸ぎりぎりにボートポジションを取って、陸にキャストしてしまうような感じでホントに浅いところを釣りました。そうやら回遊モノのようで、周りで釣れ出すとベイトがショアラインでぴょんぴょんと跳ねているところがありまして、そこにキャストして大きいヤツを釣りました。デカイのは痩せててアフターなんですけどね。シャロークランクはティファのショットです。周りのみなさんも結構釣られていて、穴場だったかもしれません。
3位 E霞143 岩田貴之
今日は全然釣れる感じがしなくて、とりあえず東浦まで走っていって、浅いところの杭を狙いました。使ったリグは軽いダウンショットにカットテール。ボトムの比較的固いところの杭を重点的に狙いました。遠目に投げて杭に寄せ、止めておく感じです。それで2本良いのが入りました。ラインは5lbs.だったのでドキドキモノでした。ありがとうございました。
報告:桂川いたる