2003年9月28日、すがすがしい秋晴れのもと、JBII河口湖最終戦が開催された。
立て続けに行われる河口湖でのトーナメント。何度も何度も「キーパーが釣れない」と書いてきたが、今週水曜日に行われた放流に待望の30cmオーバーが混じった。
しかし、放流効果で平日にもかかわらずたくさんの釣り人が訪れ、木曜日は爆釣、金曜日もまぁまぁ、土曜日は「あれ?」という感じで日を追う毎に釣れにくくなった。そんなプレッシャーにくわえ、ウィードが豊富に生えているため、放流バスが広く散ってしまったのも釣りにくい原因と考えられる。放流直後なら「全員リミットメイク」という去年のような状況もあり得るが、そんな理由から検量率は71%、リミットメイク率18%に留まった。
3位の野本淳・新谷和之ペア、と5位の渡辺和宏・井上祐一ペアは小海で500g台を5本持ち込み放流の恩恵を受けお立ち台へ。4位の瀬戸康宏・両恵雅樹ペアは全域をランガンしシャッドテール系で拾い釣りをして2628g。2位の尾籠政広・浦田繁ペアはハワイエリアで一日粘り3034gを持ち込んだ。
そして優勝は竹下寛・富村貴明ペア。パセオキャンプ場付近のアシ+ウィードに潜むバスを竹下がサイトフィッシングで500g台を3本しとめた。これで気が楽になったため、富村が「自分の釣り」をしに長浜へ。アシへのフリップで富村が1300gを釣り上げる。更にフリップを続け竹下が500gをとりリミットメイクした。富村の1300gがキッカーとなり3434gで優勝した。サイトでベースを作り、アシ撃ちでキッカー。JBIIならではの絵に描いたようなコンビネーションプレイだ。
報告:NBCNEWS