JBエリート5
ストーリー11月05日(土)~
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ストーリーファン投票で選ばれた5人だけで競い合う「JB ELITE 5」が11月5~6日、四国の早明浦ダムで開催された。 得票数のトップ5は、トップクラスの実力とオリジナリティー溢れるキャラクターの持ち主ばかり。一番手は国内すべてのビッグタイトルを2度獲得している今江克隆選手。2番手はクラシックウイナーに2度輝き、2003年にはバスアングラーオブザイヤーで頂点に立った**除名**選手。3番手は今シーズンのJBトップ50シリーズで素晴らしい活躍を見せたサル番長こと関和 学選手。4番手はJBトップ50シリーズの開幕戦を優勝で飾ったヒーロー河辺裕和選手。そして5番手は超人的な体力で日米のメジャートーナメントに出場し続けている下野正希選手。 フィールドは今夏、渇水でその名が知られた早明浦ダム。開催会場は施設の受け入れ態勢や撮影の都合上で大会が終了するまでシークレットになっていたが、日本有数のリザーバー・バスフィールドは貯水率0%から見ごとに復活を遂げ、エリート5たちを迎え入れてくれた。 ビッグベイト関和 学選手の猛追をかわし、今江克隆選手がライトリグで勝利!!天候は、初日が小春日和、2日目がドシャ降りの雨。全選手が2日間ともにバッグリミットを揃え、僅差の好勝負となった。 ゲーム展開は全域を回ってグッドサイズをキャッチした今江選手が初日のトップウエイト4,215gをマーク。河辺選手が僅差の4,100g、関和選手が3,980gで続いた。持ち込まれたバスの体型はほとんどがスキニーだったためサイズの割にはウエイトが伸び悩んだが、5人が5様のアプローチで早明浦バスをキャッチして見せた。 2日目は若手2人が強気の攻めを見せ、関和選手は初日に活躍したクランクベイト(フラットサイド)をビッグベイト(ティンバーJr.・オイカワ)に切りかえて持ち込んだ5本中4本のキーパーをストロングパターンで仕留めた。メインに狙ったのは水のいいアウトサイドベンドのインサイドにある急なブレイク(岩盤など)で、立ち木や倒木に当たるぐらいのコース取りでリトリーブしていたときに下からビッグバスが出てきたという。ウエイトは初日のトップを凌ぐ4,430gをマークしたが、フッキングできなかったビッグバスの姿を多数見たと試合終了後に語ってくれた。 もう1人の若手、相羽選手はタテのストラクチャー(立ち木・橋脚・岩盤)に着目し、今大会はフォーリングのみのアプローチで押し通した。使用したベイトはファットイカ(モエビ)のノーシンカーと、1/32ozのネイルシンカーを仕込んだフラッピングホッグ(シナモン/グリーン・パープルラメ)。初日にラインブレイクでバラしたビッグバスが悔やまれるが、4,905gのビッグウエイトを持ち込んで破壊力を見せ付けた。 そして今大会のクライマックスは、苦しみ、もがきながらも勝負に徹し、2日目後半に見せた今江選手のライトリグテクニックによる怒濤の逆・追撃だろう。自らがビッグベイトのゲーム展開を予想していたが、時間の経過とともにタフへ向かうコンディション下で彼がファイナルウエポンとして選んだのはジグヘッドワッキー(パワードーバー+1/16ozキングコブラ)と、ライトラバージグ(RVジグ1g+ハンハントレーラー)だった。もう少し余裕のある展開であればビッグベイトが飛び交ったかもしれないが、「今回は勝ちにいく」と戦前からメディアを通じて公言し、負けられない1戦だからこそライトリグをチョイスしたといえるだろう。 番組案内今回のトーナメントは釣りビジョンのお正月特番『JB CLIMAX ELITE 5』というタイトルで放送されます(元旦からの5夜連続)。お楽しみに! 写真・レポート:バスマガジンK 関連ページ |