第2戦
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JBトップ50
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ストーリー5kg UP × 3日間のビッグウエイト。 河辺裕和選手が“TOP50”最初のウイナーに!!JBのトップカテゴリーとして今シーズンからスタートしたJBトップ50シリーズ。広島県・土師ダムで予定されていた第1戦は季節はずれの大雪で流れ、4月15~17日に徳島県・旧吉野川で開催された第2戦「バークレイ/サンライン」カップが実質上の開幕戦となった。 ■スポーニングシーズンの小潮回り今大会はシーズナルパターン的にはスポーニング絡みになるが、開催日を敢えて小潮回りに設定。大潮を迎えた前週がスポーニングの第一陣で、翌週からの大潮がスポーニングのピークとこの釣り場に精通する地元アングラーは語ってくれた。 ■河口堰の開閉で決まる水位。1、2日目は満水日、3日目は減水日。旧吉野川を語る上で外すことができないのが河口堰の開閉だ。水門の操作で1mほど水位が変動し、バスの活性と付き場を大きく左右する。水門の開閉は5日周期で、満水が3日、減水が2日と決められていて、水門の操作はホームページで知ることができる。 ■初日は各エリアでビッグウエイト。2、3日目は旧吉野川下流に軍配!今大会の会場となった北島町親水公園は旧吉野川と今切川が分かれる“三ツ合”から近く、競技エリアのほぼ中央に位置する。エリアは旧吉野川「下流」と「上流」、そして「今切川」の3つに大きく分けることができ、各エリアともにビッグウエイトが期待できる。
注目の大会初日は6kg台が3選手、5kg台が7選手。トップウエイトの6,710gを持ち込んだ関和 学選手、2位(6,525g)に付けた小山隆司選手はともに今切川最下流から入り、関和選手はライトリグで速攻でリミットメイク。小山選手は2mフラットをテクサスリグでていねいに探ってフラットに上がってくるプリのグッドサイズをキャッチした。 初日の展開からはエリアによる大きな差は見られなかったが、実は初日の後半から上流域、今切川下流のコンディションは目に見えてタフへと向かっていた。大会2日目はその前兆通りにエリアによる差が顕著に現れ、上流域と今切川に入った選手は魚を見失い、大きくスコアを崩す結果となった。 2日目にも前山智孝、鈴木利忠両選手が6kg台を持ち込んだが、ともに初日にハズしていたため上位争いには残れず、初日の上位陣では旧吉野川の下流を攻めた江口、河辺、阿部の3選手が5kg台のウエイトを持ち込み、初日トップの関和選手も4,470gで追随。2日間のトータルウエイトでは11,490gで江口選手がトップに立ったが、上位陣は数十gの僅差で最終日を迎えた。江口選手は最下流のブレイクに近いテトラやゴロタをスモールラバージグで攻めるパターンで、暫定2位の河辺選手もほぼ同エリア。河辺選手はジグヘッドワッキーでグッドサイズをキャッチしていた。 3日目は上流に向かう選手が極端に少なく、初日にビッグウエイトが出た今切川の下流エリアも選手はまばら。2日目の後半から最も安定していた旧吉野川の下流を攻める選手が増えた。 3日目に唯一の6kg台(6,295g)を持ち込んだのはベテランの宮本英彦選手で、3日間通して新広島橋上流のストレッチをジグヘッドワッキーで流し、最終日になってリップラップの魚がサイズアップしてウエイトを伸ばすことに成功した。2日目までの成績で9位(8,855g)に付けていたので上位に食い込むことは間違いなく、トータル15,150gで後続の選手のウェイインを待った。 今江選手の進行で盛り上がるウェイインショーに最後に登場したのは河辺選手で、ライブウェルから魚を取り出すたびに歓声があがる。最初の2本が小型だったため阿部選手と僅差の僅差の優勝争いになるかと思われたが、4、5本目が余裕でキロを越すグッドサイズ。この2本で河辺選手は大きくウエイトを伸ばし、この日も5kg UPでフィニッシュ。トータル16,800gで開幕戦のウイナーに輝いた。 報告・写真:バスマガジン編集部 関連ページ |