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JBマスターズ決勝ストーリー

JBプロトーナメント情報2006

JBマスターズ決勝


ストーリー

長野県 野尻湖

10月28日()~
10月29日()

フルエコタックルルール適用大会

JB2006 INDEX

ストーリー

4年前の釣りが通用。吉田博史が初のメジャートーナメント制覇!

今年はマスターズシリーズが東西に分かれた。その東西決勝戦が11月28日~29日に長野県野尻湖で開催され東西から143名の選手が参加した。

この時期の野尻湖戦といえば、紅葉+突然の降雪に見舞われた4年前のクラシックが印象深い。気温0~7℃、水温13℃の4年前は竜宮崎付近のディープにほとんどの選手が密集した。今回も似たようなトーナメントになると思いきや、今年は季節進行が遅い。2日間とも秋晴れに恵まれ、朝こそ10℃を割るが日中は暖かく風裏の陸上はTシャツでもいられるほどの陽気。水温もまだ16℃をキープ。水中の季節も遅れているようで、大崎沖・砂川沖のディープフラットに大船団が形成された。

DAY1 三井忠が初日トップで通過

帰着時刻の14時。沖から選手が戻ってくる。多くはノーフィッシュ。結果、検量は34%の49名。リミットメイカーは0人という甘くない結果。写真撮影ボーダーウエイト設定をミスり、数名しか撮れなかった。初日トップは去年の最終戦同様、3匹ながら3404gをもちこんだ三井忠。2位は岩崎広で唯一の4本キープ。1,918gの吉田博史、1,470gの宮川友則と続いた。「北風が釣れる」とよく耳にする野尻湖。初日は皮肉なことに帰着時刻間際に北風になった。

DAY2 4年前の釣りで吉田ヒロシがぶっちぎり

18時頃に小雨がパラついたが、大会中は晴れ。朝の早い段階から北風が吹いた2日目。朝のミーティングで40位まで賞金が出ると発表があり、初日ゼロの選手もまだまだチャンス有り。初日1匹でも釣った選手は更に気合いの入るスタートとなった。

13時帰着開始。初日2位の岩崎に声をかける「ヒロシ、釣れた?」「4本釣りましたよ!小さいけど」。2日連続の4本。これは凄い。しかし、その直後もう1人のヒロシが5本揃え4キロは超えている、と。そう、初日3位の吉田博史が。数釣り大会なら岩崎の優勝は間違いないが、JBトーナメントは重さで競う。吉田博史の5本は完璧に近いプロポーションでMAXクラスのウエイト。三井忠が1140gで失速したことから吉田ヒロシの優勝は確定した。2日目のサプライズは西のリザーバー名手横山修史が持ち込んだ3300gのラージマウス。タックルは不明だが、野尻湖仕様でこれをキャッチするとは・・・。

4年前のクラシックでは**除名**のミドストによる優勝ばかりが印象に残ったが、あの時、シャッド・ミノーのキャロライナリグ・ドラッギングも強烈なパターンの一つとして存在しており、複数の選手が実行していた。その中でお立ち台に立った唯一の選手が吉田博史だった。今回大会も他の選手がディープフラットに浮く中、4年前に練習・発見した岬・ブレイクに絡む岩・沈み木などをスーパースレッジのキャロライナで攻め、初日3本、2日目5本のグッドサイズをキャッチしお立ち台の頂点に上った。

 

レポート・写真:NBCNEWS_togashi

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