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JBアングラーオブザイヤー決定戦ストーリー

JBプロトーナメント情報2006

JBアングラーオブザイヤー決定戦


ストーリー

山梨県 河口湖

11月04日()~
11月05日()

フルエコタックルルール適用大会

JB2006 INDEX

ストーリー

優勝

2006年バスアングラーオブザイヤーは、
NEOマスターズから勝ち上がった北 大祐選手に決定!!

A.O.Y決定戦・出場選手

4人

  • 青木大介(JBマスターズ・イースタンリーグ年間優勝)
  • 塩見友広(JBマスターズ・ウエスタンリーグ年間優勝)
  • 佐々木崇宏(JBマスターズ・全国獲得得点1位)
  • 北 大介(JBネオマスターズ年間優勝)

本年度の『バスアングラーオブザイヤー』を懸けてシリーズ戦を勝ち上がってきた4人の若手選手が河口湖に集結した。決定戦は2日間の日程で、初日が予選、2日目が決勝。ルールは通常のマスターズ戦と同じくバッグリミット5本の総重量制。初日の上位2名が決勝に進出でき、決勝はその日のウェイトのみで決着がつくシステムだ。

河口湖をホームレイクとするTOP50の青木大介選手が本命視されていたが、自然相手のバストーナメントは何が起こるか分からない。今回も晩秋特有の“グッドサイズが突然湖から消えた”と感じるような超タフコンディションに陥り、4選手ともに苦戦を強いられた。

河口湖の状況は、一部放流エリアで過去放流のバスが少し残っているものの、サイズはデカくて350g前後。シャローにいる単発のグッドサイズを狙うのゲームはギャンブル性が強く、4人中3人はディープをメインに組み立て、1人がシャローのサイトフィッシングからスタートした。

初日のスタート後、青木大介、佐々木崇宏両選手がさかなや沖、塩見友広選手は丸栄沖に浮き、サイトを得意とする北 大介選手が橋内のシャローから攻めた。前日のプラクティスで好感触をつかんでいた青木、佐々木両選手は絞り込んでいたエリアで魚の反応がなく、後半は移動の連続。青木選手は橋内に戻り、放水路エリアをスモールラバージグで攻めて10時30分にようやく1本目をキャッチし、1時に畳岩でもう1本追加してフィニッシュ。2本660gで完全に魚を見失った。佐々木選手は午前中に魚をキープできず、さかなや沖7mラインをエコスワンプのネコリグで攻めてキャッチした440g1本で痛恨の帰着となった。

ほとんど河口湖の経験がない塩見友広選手は丸栄沖の溶岩尾根から入り、鵜の島東へ向けて流していくもディープエリアは沈黙。シャローには勝負になるグッドサイズが少ないことは分かっていたが、9時過ぎからサイトやビッグバドでシャローを広範囲にチェック。9時過ぎに信号下で1本目をキャッチし、浅川から産屋ヶ崎方向へ流しながら10時13分に2本目、同23分に3本目をキャッチ。その後はミスバイトに悩まされて3本812gでフィニッシュとなった。

予選で最もコンスタントにバスをキャッチしたのは北選手で、湖波エリアのシャローを得意のサイトで押し通し、合計6本のキーパーをキャッチ。すべてアベレージサイズだったが、この日のトップウエイト1,696gを持ち込んだ。

4選手全員が「負けた…」と思ったほどの厳しいゲーム展開となったが、北、塩見の2選手が決勝進出を果たした。

決勝は同エリアでサイト対決!

決勝は両選手ともにサイトでシャローを攻略する戦略を立てた。やはり前日のタフコンディションからディープでネイティブを食わせるのは難しいと判断し、手堅く過去放流で揃えてチャンスがあれば勝負に出るプランである。

場所は前日も両選手が幾度かバッティングした湖波ボート横のシャロー。北選手は杭周辺を重点的に攻め、塩見選手はアシ際を流すように比較的広範囲をチェックしていった。

先制したのは塩見選手だったが、北選手も後半に追い上げて両選手ともにしっかりとバッグリミットの5本をキープ。ラストタイムにギャンブルに出るシーンも見られたが、結局は橋内エリアのシャローサイトでキャッチしたバスで決着がついた。

ともにキッカーと呼べるサイズが入らなかったが、アベレージよりひと回り大きなサイズで揃えた北選手が1,854g、塩見選手は健闘およばず1,570gでフィッシュ。2006年のバスアングラーオブザイヤーは北 大祐選手に決定した。

決勝でのタックルは、北選手がタイニークラスター(黒)のテキサスリグ(2.7g)とヘビダン(1/4oz)。塩見選手がガルプ3inクロラーのジグヘッドリグ(1/16oz)とゲーリーエコ4inグラブのテキサスリグ(1/8oz)をメインに使用した。

 

 

レポート・写真:BASSMAGAZINE_K

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