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JBエリート5ストーリー

JBプロトーナメント情報2008

11月19日(水)~
11月20日(木)

千葉県 利根川

JBエリート5

トーナメント概要初日結果2日目結果トーナメント結果写真

ストーリー

一人上流域でやりきった小野俊郎が完全優勝

2008年度JB.NBCトーナメントシリーズの最後を飾るエリート5が11月19~20日に千葉・茨城県の利根川で開催された。今回、ファン投票によって選ばれたのは今江克隆・川口直人・小野俊郎・青木大介・小森嗣彦の5名。トーナメントエリアは、上流が国道6号~下流が潮止水門、それに一部の支流も含まれた。利根川本流だけでおよそ80kmにもなる。琵琶湖西岸の北端~南端とほぼ同じ距離。日本最大クラスフィールド規模での開催となった。川口直人は利根川のトーナメントに参戦してるが、他の選手にとっては殆ど経験のない開催地。この広大なフィールドを短いプラクティス期間で場所・釣り方を探す能力と情報収集能力・人脈を求められるという、参加選手には厳しく、観戦者には楽しい(?)大会となった。

Day1

ただでさえ簡単では無いこのシーズンだが、更に追い打ちをかけるように「今シーズン一番の寒気と冬型の気圧配置」が日本列島を襲った。日本海側では九州でも初雪が降ったほど。会場も結構冷え込んだものの、選手は割と平然としていた。ただし昼前から10m近い北西の風予報が出ており、場所によってはかなり釣りづらくなりそうだ。実際昼前から強風となり、白波が立つほどだった。しかし、さすがエリート達、帰着後「あの風で良く釣り出来ますね?」の問いに「あれくらい問題ないです」とさらりと言われた。

初日の結果は小野俊郎が2,962gでトップ。 今江克隆が唯一のリミットメイクを果たし2,754gで2位につけた。3位の川口直人以降、結構差が開いた。しかし、ポイント制ではなく、2日間の総重量で争う今大会。まだまだ全員に逆転のチャンスはある。

Day2

2日目朝は更に気温が下がったが、晩秋の河口湖の大会に比べれば、それほど寒くは無い。また、この日は風が弱かったこともあり、体感的には初日よりも暖かかった。スタート直後クルマを下流へ走らせた。51号下で3艇発見。ここは誰もが知るキーパー場らしく、初日も朝イチはここが人気スポットだったらしい。広大なエリアとはいえ、やはり魚影が濃いのはいわゆる「大場所・メジャースポット」のようだ。

初日より1時間早い14時に帰着が始まる。

「昨日よりちょっと良いくらい」という今江に対して「4キロ」くらいという小野の図↑。青木が良いウエイトを持っているらしいが、前日のウエイト差を考慮すれば、この時点で小野の優勝が決定した。

2日間ともトップウエイトの小野。スタート直後から下流に向かう他の4名と逆に2日間とも上流へ向かった。前出のキーパー場の事も知ってはいたが、勝つことに拘りほぼ上流のみで勝負した。バイトの遠さに折れそうになる心をこらえて自分を信じ巻いて・撃っての優勝。

他の選手も5人5色のドラマはあり誰が勝ってもおかしくはない紙一重の展開。全ては釣りビジョンの正月特番で明らかに。こうご期待!

※釣りビジョンの放映スケジュールは決定次第追って発表します。また今江選手は『バスワールド』誌トップシークレットリターンズにも掲載されるようです。

写真・レポート:NBCNEWS

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