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JBマスターズ第1戦がまかつCUPストーリー

JBプロトーナメント情報2008

04月26日()~
04月27日()

山梨県 河口湖

JBマスターズ 第1戦 がまかつCUP

トーナメント概要初日結果2日目結果トーナメント結果上位のフィッシングパターン写真

ストーリー


2日目最後の一投でキッカーキャッチ
北大祐 河口湖3勝目

4月の河口湖4連戦最後はJBマスターズ第1戦がまかつCUP。桜の多くが散り始め、緑も増えてきた河口湖。しかし、初日は最高気温が8℃と冬に戻ったような天候での開催となった。2日目は昼前か天気が回復し、周辺では20℃を超える暖かさに。

湖の方は、スポーニングの初期段階にあるようだ。しかし、去年と違い、今年は完全に放流合戦となっている。本大会前にも放流が行われたようだ。前回の放流がいわゆる「メタボ系」の重いバス。そして今回の放流は通称「キハダ」と呼ばれている黄色みの強いタイプのバスで、キハダらしく?足が速いらしい。前日プラではかなり釣れたらしいが、叩き過ぎのせいか、当日は皆苦戦を強いられた。

初日はウエイイン率75%でかなり釣れた大会。しかし、1~2匹の選手も多く、3キロ越えがお立ち台を狙えるボーダーラインに。2日目は天気が大きく変わった。昼前から風も強めに吹き、サイトはややしづらい状況に。橋内で選手を見ていても、なかなかヒットシーンに巡り会うことはなかった。結果、ウエイイン率は38%まで落ち込み、リミットメイクは単日トップの瀧本英樹のみという1匹の価値が非常に高い2日目となった。

総合5位は荻野元気。JBマーキュリー戦に続き今期2度目のお立ち台。総合4位は瀧本英樹、初日13位ながら2日目トップでジャンプアップ。総合3位はマスターズゼッケンNo1の星野潤一。初日は2本のネイティブを持ち込み周囲を沸かせた。2日目も単日4位と、優勝してもおかしくない成績だったが上には上が居た。その一人が市村修平で初日2位、2日目9位。初日の貯金が効いて総合2位。そして優勝は北大祐。同選手は2位の市村と同じく石川県からのエントリーだが、琵琶湖でガイドサービスを行っており「西の選手」というイメージが強いかもしれない。しかし、なにげ河口湖でかなり強い選手だ。2007年JBアングラーオブザイヤー決定戦同年JB河口湖A第1戦優勝・同シリーズ年間優勝を始め、先週のJB河口湖Aでもお立ち台、そして今回は大人数のメジャー戦でも優勝。河口湖通算3勝目をあげた。

最近では多くの選手が愛用している某ビッグベイトだが、同選手はこのルアーの使い手として有名だ。ワーム禁止で、ソフト系スイムベイトが使えなくなった事が、北大祐にとって更なる追い風になったと思われる。今回も基本は放流魚で揃えつつも、2日目の最後に同ルアーでランガン。最後の一投で見事なキッカーを仕留めての優勝となった。

写真・報告 NBCNEWS

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