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JBマスターズ第4戦シマノCUPストーリー

JBプロトーナメント情報2008

09月13日()~
09月14日()

長野県 野尻湖

JBマスターズ 第4戦 シマノCUP

トーナメント概要初日結果2日目結果トーナメント結果上位のフィッシングパターン写真

ストーリー

林直樹おしゃべり釣法で初秋の野尻を制覇

2008年9月13~14日長野県野尻湖にてJBマスターズシリーズ第4戦シマノCUPが開催された。少し前に開催されたトップ50シリーズ同様、琵琶島周辺ディープの船団大会となった。ボート数3倍の船団戦を征したのは先週河口湖で優勝したばかりの林直樹だった。

9月13日Day1

直前プラの様子を選手ブログで見ていると、多くの選手が「釣れない」と嘆いていた。西日本在住の選手にとって馴染みの薄いスモール特有の難しさもあるだろうが、晴天だった前日プラは本当にタフコンディションだったようだ。

無風シャローの湖面はかなり泡立っており、難しい秋の一面がかいま見えた。しかし、大会初日の午前中は小雨のコンディション。これが恵みの雨になったようで、湖のコンディションは良い方に一転。ウエイイン率は75%となった。

初日トップ3が3キロを超えた。暫定トップの稲田信治は3322g、2位はトップ50戦でお立ち台に乗った小林知寛。砂間ケ崎と琵琶ケ崎のバンク6~7mをメインエリアとし、得意のスーパースレッジのキャロライナリグで揃えた。3位は2デイ大会の初日は絶対に外さないローカルの三井忠。琵琶島東側7~8mをダウンショットのステイとライトキャロライナリグのトィッチを織り交ぜ3184g。 以下、4~5匹釣った選手が続出し、24位まで2キロ台という結果に。

9月14日Day2

2日目は朝から爽やかな秋晴れに。朝は少し涼しさを感じるが、日中は暑かった。昨日のような雨フィーバーは無かったようで、匹数・ウエイトは全体的にダウン。初日上位陣も総崩れとなり、スモール戦の難しさが如実に現れた。

単日トップは 乃村弘栄。琵琶島周辺の5~8mラインをスモラバで狙い5本2812gをウエイイン。2位は 本間衡。管川の8.5~10mフラットで、パワーホグ2インチのライトキャロライナリグをズル引きで使用し2575g。3位は 鈴木晋平 琵琶島西6.5~8mをインチホグのスプリットショットリグで2492gを持ち込んだ。

総合成績

ディープのスモールマウス戦らしく、今回も2日間安定した成績をだすのはかなり難しかったようだ。天国と地獄を味わった選手も多かった。そんな中、優勝の林直樹 は、バイトを感じたら周りの選手にニヤリと視線を送ってから、リールのベイルをフリーに。そして周りの選手とお喋りモードになるという。お立ち台では冗談っぽく話していたが、つまりそこまでラインを送って、じゅうぶん食わせる間を与えたのが効いたようだ。なお同選手は一週間前の河口湖に続き2週連続プロ優勝となった。

総合TOP5の釣り方詳細はこちらに譲るが、 印象的だったのは、全員が150cmを超えるロングリーダーのキャロライナリグだったことだ。リグ自体は以前から使われたいが、年々リーダーが伸びている気が。それでいてロッドは通常の6.5クラスが多かった。どのようにキャスト・ランディングしているのだろうか。

次回マスターズ最終戦は10月18~19日に再び野尻湖で開催される。トップ50同様、マスターズでも秋の野尻湖は定番化しつつある。頭の柔らかい若い選手達が、画期的な釣り方を発見する日が楽しみでもある。

写真・報告NBCNEWS

 

 

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