中流域の三つ合い堰からトーナメントエリア最上流まで。 中流域では橋脚をメインにウィードやロックハンプなどいろいろ。 上流域はカバー周りやビックロック。
水門の開閉による水位変動を見方に中流域からスタートし、水位の低下と共に上流域へと釣り上がりベースを揃え、最低水位に達した状態で最上流域でのサイトパターン&1ozパンチングで総入れ替え。
偏光 サイトマスター ウルティモ イーズグリーン
今期は2回の予選落ちをくらい、年間順位も第3戦を終えた時点で22位と悔しいトーナメントの連続でしたが、1つ大きな見せ場を作れてよかった。 このままの勢いで最終戦も全力でいきます。 応援してくださるすべての方々にお礼申し上げます。
藍住大橋を上限とし、旧吉本流は共栄橋、今切川は北島大橋を下限としたエリア内の各橋脚。
良い橋脚の条件は、上下にフィーディングエリアとなるフラットが絡んでいる所、又はブレイクの絡む橋脚。
水門の開閉による水位の増減や水流の強弱を考慮し、「ベストな流れ」が入るタイミングを見計らってランガンした。
流れの緩い場所・タイミングでは旧吉最強ベイト!「5inスリムヤマセンコー」の1/32ozジグヘッドワッキー。
流れが速い場所・タイミングではバイズクロー3inヘビーダウンショットで5・7・9gを流れの速さにより使い分けた。
両方とも狙いのスポットより上流にキャストし、ドリフトさせながらスポットを通すのが肝だった。
更に、橋脚にシェードができないローライト時は、橋脚付近のウィードフラットをタフコンデビルHWで攻めた。
僅か1ポイント、僅か30g差。 後もう少しで手が届きそうだった、俺の優勝・旧吉2連覇・通算5勝目が逃げていき非常に悔しかった。 この借りは近いうちに必ず返しますよ! 今回は橋脚をメインに攻めていた為、橋から観戦しているギャラリーの方と接する機会が多かったのですが、応援して頂いたり、釣るたびに声援を頂いたりして非常に励みになったと同時に、楽しく釣りする事が出来ました。 この場を借りてお礼とさせて頂きます。 やっぱり旧吉は最高だなっ♪
NBCNEWS注:今江選手には3日間ロッド&リール誌が同船しました。詳しくは同誌をご覧下さい。
トップ50第4戦灼熱の旧吉野川戦、結果は3位入賞、前回旭川戦は確実に取れたお立ち台を落とす悔しいシングル入賞だったが、今回は更に悔しい優勝できる可能性があった試合を落とした3位だった。
このウルトラフィネス全盛時代に「3日間ハードベイトオンリーのパワーゲームで優勝する」と言う夢と理想を追い求め、最終日、水門閉鎖によって状況が激変した事を理解しながらも強引な展開を押し通し過ぎてしまった。しかし、結果的にこの試合は昨年の遠賀川戦に続き、再びハードベイトでライトリグと互角に3日間戦える可能性を立証した価値ある3位でもあったと思う。
遠賀川戦の「ワスプ55」スピンクランキング、そして今回の「モグラチャター」、共にキッカーをハードベイトで数本入れたと言うものではなく、全日程、「3日間、ほぼ全てのバスをハードベイト1本で釣り続ける事が出来る」と言う事実に大きな自信と確信を得た試合だった。
トーナメントプロ=船団、セコいライトリグばかりという誤ったイメージが強い現在だが、そのイメージを払拭させるような刺激的で夢のある試合ができた事が何より嬉しい。
今回のプリプラでは様々なパターンを試す事が出来たのだが、試合で考えられるパターンは大きく分けて3つ。 1つは最も手堅く最も人気が出るであろうサマーパターンの代表、「橋げたパターン」。 2つ目はこれまた真夏の旧吉の代表的パターン、レイダウンやウォーターレタス、グラスマットの「パンチングフィリップ&パンチパターン」。 3つ目がほぼ全域に広がる琵琶湖に似たカナダ藻やヒョロっとしたエビ藻のような藻?を狙う「ウィードフラットパターン」である。
プリプラではこの3つのパターンで簡単にバスが釣れていたが、「橋げたパターン」は最も解りやすく強烈ながら、ライトリグの名手が揃うTOP50で私が釣り勝てる可能性は低い上、半分船団状態での延々タコ粘りは性に合わない。 2つ目のヘビーカバーパターンは得意とする所だが、良いカバーなどTOP50クラスのプロならば誰でも解るし、攻め方もワンパターンになりがちで、バッティング、引き運的な要素が強く、メインパターンとしてはチョロ過ぎた。故に最初から狙っていたのが3つ目の「ウィードフラットパターン」である。
プリプラでは、やはり流れの強い本流筋の各橋げたに近い良質のウィードにバスが溜まっていたが、この岸沿いのウィードは誰もが目で見て解るため、プレッシャーに弱い。そこでかつて琵琶湖で何度も表彰台に上った「フラットエリアの垂直ヒョロエビ藻パターン」を試してみる事にした。具体的には2~2.5mのウィードのアウトサイドエッジの沖にサンドバー状に広がるフラットで、よくよく見るとヒョロっとした背の高いエビ藻状のウィードの柱が点在するエリアだ。
主戦場は本流三つ合い堰から藍住大橋までのボディーウォーター絡みのフラット。 この2m前後のフラットに散らばるバスを平常水位、平常の透明度状態で拾っていく方法はないかと考えた。いや、正確には既にこの時、このエリアに散らばるバスを確実に釣る自信があった。何故ならこの時既に私は高梁川取材で偶然、「奇蹟のモグラチャター」に出会っていたからだ。
結果的に試合では初日のジャバシャッドジグヘッドの900gのバス1本を除いた15本中14本のバスを、モグラジグを改造した「奇蹟のモグラチャター」一本でウェイイン。2日目には朝2時間であっさり5500g弱を揃え、決勝に備え全エリアをチェックに回り、流すほどの余裕だった。決勝は水門が閉鎖され流れが止まり、私の勝負エリアに大量の切れ藻が浮遊滞留し、巻き物を引くには最悪の条件に苦しんだが、それでも最後まで勝負し続け、この日もリミット全てをモグラチャターでウェイインする事が出来た。
まさに3日間、「奇蹟のモグラチャター」の秘めたるポテンシャルに賭けた試合だった。これに関して詳しくはイマカツホームページで解説している。 ライトリグに代表されるワームフィッシングは、ルアーが「動く」と言うよりは、アングラーの操作によって生命を与えられるため、その動きは使い手次第で千差万別の動きとなる。極端な話、動かさなくても餌と間違えて勝手に釣れる事もある。一方、ハードベイトの動きは単純で、誰が動かしても基本的に同じように動いてくれる。その差があまり出ないがゆえに、簡単そうに見えて実は極める事が至難の世界なのだ。「巻き倒せばいい」「巻き続ける事が大事」と思っているうちは見えてこない世界がある。「一見、同じでも実は全然違う」これこそが、繊細で奥の深い本物のハードベイトの核心、餌とは似ても似つかぬもので釣る楽しさ、ルアーフィッシングの原点なのである。それを理解した時、今でもハードベイトだけでTOP50の試合で圧勝できる可能性はあると感じている。
NBCNEWS注:今江選手には3日間バスワールド誌が同船しました。詳しくは同誌をご覧下さい。
旧吉野川三ッ合堰周辺から今切川全域。流れのあるときはリップラップの3~5m、流れてないときは見えているウィードやシェイド
ディープはレッグワームのダウンショット、ウィードはカットテール4ジグヘッドワッキーと3/4ozクリーチャーテキサスリグ、たまに起こるフィーディングにはバスアサシンのノーシンカー。
今年は年間タイトルを強く意識して戦ってきましたが、おかげさまでここまで順調にトップを走ることができています。残すところは最終戦のみ。より一層の応援、よろしくお願いします。
初日は三つ又エリア、旧吉中流のウィードのアウトサイド。 2日目は旧吉中流にかかる橋脚。 3日目は三つ又エリア、最上流のブッシュ。
減水日であった初日、2日目は自作チャターでカレントのあたるウィードのアウトサイドエッジをメインにし、橋脚でのライトリグでフォロー。 最終日は減水日だったため、カレントのあたる橋脚と最上流のカバーフィッシング。
偏光レンズ:サイトマスター・ウルティモ(スーパーライトブラウン)
今年、2度目の表彰台。とても嬉しく思います。今回の試合は攻めの姿勢を崩すことなく、最後まで貫き通せたことが5位入賞につながったと思います。年間暫定順位も2位。可能性がある以上、上を目指して頑張りますので応援宜しくお願いします!!