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JBマスターズ第1戦マーキュリーマリンCUPストーリー

JBプロトーナメント情報2009

03月07日()~
03月08日()

山梨県 河口湖

JBマスターズ 第1戦 マーキュリーマリンCUP

トーナメント概要初日結果2日目結果トーナメント結果上位のフィッシングパターン写真写真

ストーリー

2日間釣ったのは僅か2名 早春の激タフ戦を征したのは野村俊介

2009年3月7日~8日、山梨県河口湖でJBマスターズシリーズ・マーキュリーマリンCUPが開催された。2009年のJBシリーズの初戦となる今大会は全国から138名が集合、数は出ないものの、4キロオーバーが飛び出すなど、早春の河口湖らしい大会となった。2日間釣ってきたのは僅か2名という厳しい大会を征したのは春先に強い野村俊介だった。

DAY1

朝7時の気温は3度。水たまりに薄氷があったものの、数日前まで氷点下続きだった河口湖としては比較的気温は高い。ただし、スタート頃は強風が吹き付け、体感温度は寒かった。プラクティスの様子を聞いたところ、ほぼ全員がノーフィッシュ・ノーバイト。釣れたという噂すら聞こえてこなかったという。2日間釣ってくれば「優勝、最悪オタチ」という声さえ聞かれた。

1番人気はロイヤルワンド~さざなみボート沖。2番人気が鵜の島回りディープ。これらの冬バス系を狙う組が大半を占めた。一方でハワイ方面~漕艇場~信号下方面へ春バスを狙いに行く選手もチラホラ。

スタート時の強風は次第におさまり、陽射しが暖かい。ロイヤル船団をしばらく見ていたが、ロッドが曲がることはなく、かなりの苦戦を強いられていた。

14時検量開始。結果的に138名のうち12名が1匹づつ釣ってきた。ここまで数が釣れないとなると、ウエイトがどうのこうのを語っても仕方がないが、早春らしい見事な体型のビッグフィッシュが持ち込まれた。2キロフィッシュが4匹、うち2500越えが2匹というビッグフィッシュ祭り。そして、それらのバスが小さく見えてしまうバスを持ち込んだのが四国から参戦してる本堂靖尚。

62cm、4125g。ここは琵琶湖か?という長さもプロポーションも完璧なスーパーキッカーだ。ハワイのミドルレンジでシャッド(イマカツ・スーパーキラービル)で釣ってきた。釣れなかった選手もこれを見て盛り上がっていた。

DAY2

曇天で迎えた朝の気温は初日と変わらず厳しい冷え込みは無し。さらに風がなかったため、体感的にはかなり暖かい朝となった。スタート後、初日よりはハワイ方面へ向かうボートが増えたが、全体的には同じようなボートの散り具合。

13時検量が始まる。この日の検量は僅か9名。そんな中、今大会唯一の2匹ウエイインをした柴田真吾が2856gで単日トップに。初日に釣ってきた12名のうち、2日目も釣ってきたのは、野村俊介と荻野元気の2名、両日とも野村がウエイトを上回り優勝した。

ディープの船団をよそに、結果的にお立ち台に登ったのはシャロー~ミドル組だった。上位のフィッシングパターン詳細は別ページで。

今年からJBマスターズとローカルシリーズに導入された「チーム成績」。3名で1チームを組み、3名のポイント合計で争う。今回はゲーリーの若手が大活躍し、ゲーリーチームの1,2フィニッシュを飾った。

来週は河口湖Aシリーズが開催される。次回もまたスーパービッグフィッシュが飛び出すのか。期待をしたい。

写真・報告:NBCNEWS

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