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JBジャパンオープンクラシックストーリー

JBプロトーナメント情報2010

10月16日()〜
10月17日()

福岡県 遠賀川

JBジャパンオープンクラシック


ストーリー

2010年10月16日〜17日にリニューアルしたクラシック「ジャパンオープンクラシック」が九州の遠賀川で開催され沢村幸弘が予選2位・決勝1位という見事な成績で16年ぶり2度目のクラシックウィナーに輝いた。

オープンクラシックおさらい

1987年から2009年まで22年続いたジャパンスーパーバスクラシック。10年ほど前までは琵琶湖2日間・河口湖2日間など東西で合計4日間の大会だった。この10年ほどは主に河口湖での2日間の大会になり、去年の大会をもってその幕がおりた(※スーパーバスクラシックの変遷については今江克隆さんのブログに詳細が載っています)。

装いも新たに始まったオープンクラシックは、その主眼を「選手の競技」から「ファンサービスと地域振興」へシフトさせた。「九州バスフェスタ」と題されたそのイベントには、過去に類を見ない豪華賞品が用意された。参加選手の半数は予選落ちし、日曜日はセミナーやファンサービスを行った。東西交互に開催され、来年は東日本で開催される予定。

クラシックのルールは(1)7本リミット (2)初日予選で上位50%の選手のみ決勝進出 (3)2日間のポイント合計で競う、というもの。また遠賀川の大会では人気エリアとなる最上流の堰〜遠賀橋が工事で進入禁止になった。

紆余曲折ありながらも最終的に決まった出場権利獲得者はこちら。開催地特別枠が30名ほど設けられた。九州の選手とは直接お会いすることが少ないが、NBCNEWSを10年やってきた中で、頻繁に目にする顔写真の選手が多数参加。遠賀川の経験豊富な地元プロVS全国のフィールドで戦うトッププロという見応えのある大会となった。

なお、オープン大会とあって当初は有名OB選手の参加が期待されたが、現実は厳しく現役以外では神谷勇紀さんのみの参加だった。

前プラ

仕事熱心な(?)記者は遠賀川の状況を肌で感じるために(??)、前プラ2日間釣りをしてみた。出船前に「3本釣れば天才」と言われた。それはあながち冗談ではなく、素人ながらも厳しい状況なのはすぐに解った。木曜日は最上流部で数回ヒットシーンを見ることが出来たが、風が変わった金曜日は一度も見ることがなかった。場所によっては水質がかなり悪化していた。魚はもちろん鳥も少なく、川全体から感じる生命感は少なかった(ボラはたくさん)。周りの選手も同じような感想で「1本釣れば予選通過じゃね?」という声も少なくなかった。ただし、大会前はみんな「嘘つき」になるので、フタを開けるまでは解らない。

Day1

水温はプラの時点で20度。気温は両日ともに11度〜22度前後。朝イチはさすがに肌寒く感じた。日中、車内に居れば陽射しが暑く感じられるが、風の当たるボート上では寒く感じる事も。

会場正面にあたる最上流エリアが一番人気で常時20〜30艇を見ることができた。川沿いの道をクルマでまわって見たところ、中〜下流域で河辺・沢村をはじめ数回のヒットシーンを見ることができた。思いのほか釣れているようだ。

そして検量の時間を迎えると水切り台には長蛇の列。「嘘つき」が多いのか、本気で釣ればこれくらいは釣れるのか、それとも昨日とは状況が変わったのか、真相は不明ながら、検量率は82%まで達した。

しかし、38%が1匹、17%が2匹、リミットメイカーは無しで6本が2名と、やはり厳しい状況だった。

初日トップは地元組の岸川誠人で6本3504g。2位に沢村幸弘で4本ながら3452gをマーク。3位から5位までが地元組で3キロ半ば。6位のトップ50馬淵は6本釣って3066g。誰もが苦しむ中、6本釣ってくるのは「馬淵だから」か?

暫定トップ10中、地元勢が6名、トップ50勢が3名、JB旭川が1名。やはり地元が強いのか、それとも複数日開催に慣れている百戦錬磨のトップ50メンバーが勝つのか。

88名参加ということで、43位の釘崎までが予選通過。そのボーダーウエイトは828gだった。

Day2

半数の43名で争う決勝日。人的プレッシャーは減るが、選手を悩ませるのは競技時間の短さ。クラシックの常ではあるが、この日も帰着は12時。初日は7:30〜15:00の7時間半、決勝は4時間半しかない。

この容易ではないコンディションでの短時間勝負は選手に与えるプレッシャーは半端ではないと思われる。

この日も会場前には多くのボートが浮いていた。時間の関係でクルマで回ることができなかったが、会場前のボート数を思えば、中〜下流域はガラガラだったと思われる。

大勢のギャラリーが見守るなか12時に検量が始まる。この日もリミットメイカーはゼロ、6匹も無し。検量率は69%でその半数が1〜2匹。風・陽射しの関係もあったようだが、何より時間の短さが効いた。

そんな中でも見えている選手は圧倒的なスコアを叩き出した。沢村幸弘だ。この厳しい状況・短い時間でグッドサイズを5本釣ってきた。その総ウエイトは4215g! 160ポイント満点中159ポイントを獲得し、2度目のクラシックウィナーに輝いた。

詳しいパターンはこちらインタビュー動画に譲るが、わずか一日の直前プラから導き出したヒントをもとに、予選日ではミスをしつつも確実に釣り方をフィックスしていった。自身が手がけるベイトフィネスタックルを調整して臨んだ2日目、そのパターンは完全にハマり圧倒的ウエイトを叩き出した。誰もが理想とはするが、なかなか出来ない展開をきちんとこなすのはさすがベテランプロ。

「中下流域をやったけど今回は手も足も出なかった。でも、沢村さんはちゃんと釣ってきた」と壇上で今江克隆は語った(詳しくはダイジェストムービーで)。

どんなに状況が悪くても、必ず正解はある。それを証明するのがトーナメントという場。そのことを強く再認識させられたクラシックだった。

写真・NBCNEWS&バスマガジン
レポート NBCNEWS H_Togashi

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