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JBマスターズ第1戦KISAKAマーキュリーCUPストーリー

第1戦
JBプロトーナメント情報2010

03月06日()~
03月07日()

山梨県 河口湖

JBマスターズ 第1戦 KISAKAマーキュリーCUP


ストーリー

2010年3月6日~7日に河口湖でJBマスターズシリーズ第1戦キサカ・マーキュリーCUPが開催され、今年度のJBトーナメントシリーズが開幕した。冬のような厳しい天候のもと、2日間釣ってきた選手は僅か2名という過酷な大会。優勝は北大祐で昨年最後の「エリート5」に続いてJB戦2連勝の快挙を成し遂げた。

Day1

前日金曜日は20℃近くまで気温が上がった。大会初日朝は曇天が手伝い8℃ほど気温があり、それほどの寒さは感じられず。予報では一日このような天気らしい。ウエイイン率は「去年と一緒くらい」という戦前予想が多く本格的な「春」はまだ先のようだ。

選手のボートポジションもどちらかといえば冬に近い印象で、去年のクラシックと似た傾向。畳岩・産屋の水中島・さかなや~鵜の島~大岩エリアにボートが多く浮いていた。

この日のウエイインは150名中19名。ローカルプロの小林義典が3キロフィッシュで初日トップ。去年の覇者野村俊介が2300gで単日2位。加藤正視と石川晴彦が2本釣ってきたものの、他はすべて1本のみという結果で折り返した。

Day2

2日目の予報は雨のち雪、気温は0~1℃。閉会式まで本格的な降雪にはならなかったが、場所によっては風を伴うミゾレ・ヒョウなどもあり、過酷な釣りを強いられることになった。「寒すぎてランガンできなかった」と後に野村俊介がこぼしていた。

そんな過酷な気象条件でも「釣る人は釣ってくる」のがトーナメントの面白さ。2日目単日トップは春に強い橋本洋一。風で荒れるハワイ沖を大型ミノー(OSPルドラ)で流し2本キャッチで2852g。

単日2位は伊藤康晴。ポークワームのJHスイミングをやり通し、終了間際に2764gフィッシュがヒット。春らしい見事なバスをキャッチした。

今大会、ある意味、一番話題をかっさらったのは林直樹かもしれない。殆どの選手にとって幻の魚と思われる「ブラックバス」を4本もキャッチした。野尻湖・河口湖の非サイトの釣りで圧倒的な釣果を出す同選手は今年の注目株だ。

Result

冒頭で述べたように、2日間連続で釣ってきたのは北大祐と阿部進吾の2名のみ。ウエイトは両日とも北が大きく上回り、両者の間にポイント差がついたため、12点差で北大祐が優勝。

同選手は初日はポークのダウンショットで1本、2日目は白須のシャローをリップレスミノー系(ティムコ・グロッキー)で攻め帰着時刻が迫る12時過ぎに1本釣り上げエリート5に続き2連勝。

2位は阿部進吾。初日は自作の水面系ミノー、2日目はシャッドプラグ(イマカツ・ワスプ)で朝の2投目でキャッチ。両日とも、それぞれ1回づつミスもあったようで、次戦でのリベンジに燃えていた。

3位は初日トップの貯金が効いた小林義典。前日から見つけておいた、巨バスを朝の早い段階で喰わせ見事にキャッチ。その後はドキドキして釣りにならなかったそう。

4位は2日目トップの橋本洋一。5位に2日目ラストの1本が効いた伊藤康晴。

以上が2010年度JB緒戦のお立ち台に上がった。

一見、多くの選手が冬っぽい釣りをしてるように見えたが、実際に釣ってきた選手はシャロー~ミドルが多く、水中は春っぽくなっているようだった。

以前のようにバンバン放流されるわけではない近年の河口湖。釣りをしている選手は困惑していると思われるが、見る側としては、季節に合わせた場所・釣り方を見ることができるため、以前よりは面白い。終わってみれば、やはり「釣る人は釣る」と多くの人が思ったに違いない。

年間ポイントランキング

トップ50昇格を目指す選手が多い当シリーズ。全4戦しかないため、年間ポイントを稼ぐ上で重要なのが「3月の河口湖」。今年マスターズからトップ50へ昇格した顔ぶれは、去年の開幕戦で1匹でも釣った選手が殆ど。トップ50昇格のために、キーパーギリギリでもいいから2日間で1匹釣れば良い。しかし、その1本が果てしなく遠い。今回釣ってきた31名は今年の要注目選手だ。

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