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JBマスターズ第3戦サンラインCUPストーリー

第3戦
JBプロトーナメント情報2010

07月31日()~
08月01日()

三重県 三瀬谷ダム

JBマスターズ 第3戦 サンラインCUP


ストーリー

ビッグベイトでキッカーフィッシュ。北 大介選手が連日のビッグバス!

灼熱の三瀬谷戦は今年で3年目。シリーズ戦の回数が全4回となったことでそのどれもが大切な一戦だが、年間上位を目指すには真夏の三瀬谷戦が最大の難関と考える選手が多い。

三瀬谷のバスは個体数こそ回復傾向にあるものの、アベレージサイズはまだまだ300gに満たない。上位に食い込むにはどうしてもキッカーフィッシュが必要となり、1本のキロフィッシュが入ればビッグゲインとなる。ただ、川状のリザーバーはフィッシングプレッシャーに弱く、サイズが上がるにつれて難易度が上昇する。

今夏のフィールドコンディションは、変化の激しい天候と同じく水位と水温の変動が大きかったという。水の動くときと止まるときがはっきりしていて、猛暑の日に流れが止まると水温が一気に30℃近くまで上昇する。グッドサイズが多い上流エリアがキーとなる三瀬谷戦だが、今回は水温差の大きさが影響しているのか最上流エリアに魚が少ないという前情報が流れていた。

DAY1
上流の大岩を攻略した稲垣信明選手が2,844g!

大会は2日間ともに厳しい暑さとなった。初日はこれまで以上に下流エリアを攻める選手が多かったが、それでもメインはやはり中~上流域。中流域の本田小屋付近や、上流域の工場下、洲山橋付近などの実績が高いエリアでは常に選手の姿が見られた。

初日にトップウエイトをマークしたのは、上流の荻原橋下にある大岩から2本のキロフィッシュを引き出した稲垣信明選手だった。使用リグは0.9~1.3gのダウンショットにエコスワンプミニ(スカッパノン)。着水音に注意を払い、ナチュラルドリフトがキモだったという。
初日2位は洲山橋付近をメインに水深2~3mのレンジをミドストで攻めた松村真樹選手。ラストに会場近くで900gのキッカーを仕留めて2,704gまでウエイトを高めることに成功。暫定3位は2,544gの石川晴彦選手で、同選手も上流勝負だった。

初日は5本のバッグリミットをクリアした選手が6割を越え、11位までが2kg台をマーク。不調といわれながらも、やはり上流域のグッドサイズはリスクを冒しても狙いにいく価値のある存在だった。

DAY2
ラストタイムにビッグバス。北 大介選手が逆転優勝!

大会2日目はストロングな“切り札”を持つ2人のTOP50メンバーが素晴らしい魚を持ち込んだ。

2日目トップの北 大介選手はベイトフィッシュが多い工場下付近を2日連続でメインエリアとし、浮き気味のバスを徹底的にマークしたという。ヴェイン3.8inのネコリグでリミットを揃えてからキッカー狙いに切り替え、初日は同ワームを3.8→5.5inにサイズアップ、2日目はジョインテッドクロー148を投入してキッカーフィッシュをキャッチした。初日は“ロケット”で無念の4本ながらも2kgをクリアして10位。全体にウエイトが落ちる中で2日目に2,664gを持ち込み、逆転で優勝を飾った。

2日目2位の阿部進吾選手は、リミットメイクに苦しむ中、モグラーチャターで起死回生の1,800gフィッシュをキャッチ。初日はレインボーシャッドのノーシンカーで早い時間にリミットを揃えるも1,806g・17位とやや出遅れ、2日目・3本2,388gでトータル4位までジャンプアップした。

トータル成績2位は、初日暫定2位の松村真樹選手で、2日目も洲山橋付近を攻めて1,772gをキープ。ウイナーと同ポイントのウエイト負けで無念の準優勝となった。

トータル3位は本田小屋から滝のあるエリアまでをダウンショットのスイミングで攻めた小椋英憲選手、5位には中下流のカバー周りをスワンプのネコリグで攻め頼末 敦選手が入賞を果たした。

ハイプレッシャー下でキッカーを引き出す力がものをいう一戦となった。

写真・報告:バスマガジンK

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