チーム岡山屈指の実力者、池田信彦ペアが念願のJB戦初優勝!
風薫る五月...とは思えない風雨吹きすさぶなかJBプロアマ四国シリーズの第2戦イマカツCUPが旧吉野川を舞台に開催された。
例年この時期はプリ、ミッド、アフタースポーンの魚が混在して攻め方もいろいろ楽しめる。GW明けのチャプター徳島戦から良型の個体が釣れ続け、おおよそハイウェイトバトルが予想された。
しかもアングラーにとっては厳しい風雨も、魚たちに対するフィッシングプレッシャーを弱める効果があり、4キロ勝負の様相を予感させた。
上流域から最下流まで様々なエリアに分散した選手たちが各々のスタイルでキロフィッシュ級を手堅く揃えるなか、より大きな個体の動きを読みきった選手が続出!「3キロ釣ってもただの人」という言葉を凌駕するハイウェイトバトルとなった。
優勝したのは近年のJB四国シリーズで強力勢力となりつつある岡山組のベテラン池田信彦ペア。地元チャプターや中四国ブロック戦での優勝経験も豊富な強者は昨年でJB勇退をも頭をよぎっていたが、ハイウェイト戦での楽しみを求めて四国参戦。あり余る実力を発揮してぶっちぎりの5kg超!「続けててヨカッター」破顔一笑の頂点を極めた。
2位にはイマカツチーム横山修史ペア。先日のJB生野銀山戦でボート事故に見舞われ全てを失った男がまさに背水の陣で勝負!「ボギー」から「ローリング(転覆)」に改名する間もなく見事なホールインワン?で年間争いのトーナメントリーダーへとジャンプアップした。
3位もイマカツチーム、末弟の亀井晴紀ペアが入賞。誰よりも練習熱心な若武者はプラの状況と当日のコンディションをうまく融合させ、他より少しでも大きな個体を着実に揃えることに成功。インタビュー姿も凛々しくなってきた。
4位の平井清博ペアは開幕戦に続き同ポジション。狙っていたブレイクが不調となるも臨機応変にタイミングを変える巧みなスタイルはさすがベテラン。再び狙った魚を確実に仕留めて順当な表彰台に輝いた。
5位はイマカツチームで現在最も勢いのある馬淵利治ペア。どこで戦ってもお立ち台は逃がさない!好きな言葉は「みなごろし」。誰よりも勝利を追求する侍(さむらい)がここでも強さを見せつけた。
ウェイイン率100%、リミット達成率95.7%、3キロ釣っても下位に沈む旧吉野川ならではのハイウェイトバトルとなった第2戦。ここで大きく年間順位を上下させた選手も多い。残るは8月22日、残暑厳しい灼熱の最終戦のみとなった。僅差の年間争いを征するのは誰か?大逆転を狙う選手はどう攻めるのか?一発勝負にかける猛者たちの動きは?すべては3ヶ月後に決まる。各選手がアツい四国の真夏をどう乗り切ってくるのかにも注目だ!
写真・報告 JBII四国ローカルスタッフ