2012年7月15日福島県桧原湖でJB桧原湖シリーズ第2戦ベイトブレスCUPが開催され114名が参加、よく釣れるという情報どおりウエイイン率100%、リミットメイク率も89.5%というツレツレの大会となった。
スタート時の気温は20度。弱風の曇~霧雨。検量開始時には一時突風となり、その後は晴れ。今の桧原湖の状況を運営で来ている小森嗣彦に語ってもらった。
動画にあるように、スポーニング最終段階で、前日プラではまだまだシャローにグッドサイズのネストが散見されたらしい。ミドル~ディープに落ちたアフタースポーニングの個体を狙うにはまだ少し時間がかかるようで3本のグッドサイズを狙うにはシャローさのサイトが手堅いという。
しかし、蓋を開けてみれば、前日見えたミッドスポーンのバスたちは姿を消したという声が多かった。結果的にはシャローのエビ食いバスを狙った選手が800前後の個体で揃えた選手が上位になった。
優勝の加藤敏久は糠塚島周辺に生える背の高いウイードの周りにグッドサイズが居ることをプラで見つけた。当日朝イチから直行しウィードの根本を0.9gショートリーダーのダウンショット(OSPドライブクローラー)で丁寧に攻め600~800gのスモールをキャッチ。更に浅いところで2本のラージと遭遇。逃げる先にダウンショットを投入し見事にキャッチ。そのラージがキロフィッシュでトータルウエイトを2674gとして優勝した。
2位は岡村宏規。糠塚島裏の2~4mラインをキャロライナリグ・ダウンショットで釣り、9時までに2キロ超え。小さいサイズも混じりつつ10数本釣って最終ウエイトを2,516gまで上げて準優勝。
3位は去年同時期に優勝している金子常俊で2452g。釣り方も去年と一緒で1m以浅でエビを捕食してるグッドサイズのサイト。馬の首・鳥居エリアで使用ルアーはイモグラブ風(ベイトブレスバイズクローの尻)ノーシンカーリグ。
4位は菅野理。当初ネスト狙いだったが思惑が外れアフター狙いにシフト。3位の金子どうよう馬の首エリアのシャローでエビ食いバスを小型クローワーム(ベイトブレスラッシュクロー2インチ)の1/32ozネコリグサイトで狙い2,404g。
5位は早坂徳晃で2,302g。早稲沢エリアのシャローでリアクション気味に狙うとグッドサイズが釣れることをプリプラで発見。その釣り方は6インチストレートワーム(ベイトブレスバイズパワーストレート)のベイトフィネスを使ったネコリグとショートリーダーの2.7gライトキャロを使ったリアクションキャロだった。ハードボトムを小突くようにするとグッドサイズが反応したらしい。技アリの5位入賞。
なお、今回の優勝と5位はJB一年生。去年も一年生が優勝したように、桧原湖シリーズはルーキーでもお立ち台に上がれる確率が高い。河口湖や霞ヶ浦ではまず見られない傾向。それは桧原湖のコンディションが抜群で、よく釣れるからだと思われる。アルミボートでも戦える桧原湖。東北~関東のチャプター参加選手にとっては魅力的なローカルJBシリーズだと思う。
そんな桧原湖で来週はいよいよトップ50シリーズが開催。去年を上回るハイウエイト戦になるのか、それとも意外に渋い大会になるのか乞うご期待!お近くの方はぜひご観戦ください。
写真・報告:NBCNEWS H.Togashi