11月10日(土)~11月11日(日) 山梨県 河口湖
2012年のJBローカル大会の総決算「バスプロ選手権」が11月10~11日に東西に別れて開催された。東日本大会はJB桧原湖・霞ヶ浦・河口湖A/B・山中湖、およびマスターズの各大会上位選手が参加権利を得られ143名が紅葉まっさかりの河口湖に集まった。2日間のポイント合計で競うマスターズ方式で表彰され********が265ポイントで2度めのチャンピオンに輝いた。
気温3度の快晴で迎えた初日。142名の選手が大池公園に集まった。週初めにエリート5が開催され、その時は浅川と畳岩が一番人気だったが今大会もその流れは変わらずフライト後は大橋Uターンが半数近くにのぼり、かつての放流大船団を思い出させる光景となった。
検量率は61%でリミットメイクは7%の10名。検量場にはヘラブナのような体型の放流魚とキロ前後ある放流魚、30cm弱の小型ネイティブが混在して持ち込まれた。河口湖名物のスーパービッグバスは稲葉丈晴が持ち込んだ2314g1本のみだった。
初日トップは川島拓郎。西川溶岩帯6mラインにある泥底+枯れウィードパッチをシューティング気味にダウンショット・スモラバ・フットボールジグで攻め9本キャッチ。うち4本がキーパーサイズで2866gを持ち込んだ。
11位の福山哲也までが2キロ台、以降1200~1700に多くの選手が並ぶ混戦状態の初日だった。
薄曇りで迎えた2日めも朝の気温は2度と冷え込んだ。最高気温も10度までしか上がらなかった。しかしローライトが効いたのか、初日に釣れる場所がバレたのか、2日めは初日を上回る釣果となった。競技時間が短いにもかかわらず検量率は70%まで上昇した。
アウェイの地ながらもトップ50の意地を見せ単日トップは篠塚亮。広瀬エリアのウィードエリアに潜むデカ放流をサイトで3本キャッチしトータルウエイトを3104gとした。
暫定上位陣の殆どが撃沈したが、初日15位の********がローカルパワーを発揮し3066gで単日2位のウエイトを持ち込んだ。
結果、********がトータルポイントを265として優勝。2010年大会につづき2度めのチャンピオンに輝いた。同選手は第一線のバスプロとして活躍するために3年前に九州から河口湖へ移住。それまでの苦労がフラッシュバックしたのか、お立ち台コールを受けた直後に泣き崩れた。人生を賭けたものの男泣きは美しかった。2位にはエリート5の覇者野村俊介が入賞し貫禄を見せた。総合3位の佐々一真も今年九州から河口湖移住した選手の一人。
上位の釣り方は別項で。
写真・報告:NBCNEWS H.Togashi