JB霞ヶ浦 第2戦 アブガルシアCUP
06月16日() 茨城県 霞ヶ浦

ストーリー

2013年6月16日JB霞ヶ浦シリーズ第2戦‘アブガルシアカップ’が開催された。
梅雨時期の開催らしく、天候は雨での試合となった。前週より雨の日が多く、更に前日より茨城県では大雨洪水警報が発令されるほどの大雨となっていた。1週間前までは空梅雨な感じで、雨も少なく、減水傾向で水は悪くなる一方であった。それが、プラクティス禁止期間中から徐々に水位は上昇し、1週間で20㎝水位は上昇した。この雨の影響で、流入河川からは濁りも入り、全域で水はシャッフルされた。それに伴い、バスも移動してしまい、状況は一転し、プラクティスを重ねてきた選手達も、一気に振り出しに戻されてしまった。
例年であれば、スポーニングエリアに近い、シャローの水通しの良いストラクチャーにバスは付き、そこから水温の上昇と共に、徐々に沖目に出始める時期だ。しかし、今年は雨が少なく、水も悪化していたことからか、前週までは沖での釣りを展開している選手が好感触を得ていた。ただ、沖の釣りといっても、エリアにより釣果には斑があった。水がエリアにより悪かったので、沖の全てが良い訳ではなく、水の良し悪しで、釣果は大きく変わっていた。具体的には杭や浚渫といった、霞ヶ浦の定番な場所から釣果は多く聞くことができていた。この時期の定番であるシャローのスポットは壊滅状態といった感じで、シャローを得意とする選手も避けるほどであった。
試合当日は、プラクティスの結果から、沖目の釣りを展開する選手が多かった。しかし、沖での釣りは、雨の恩恵があり多少は釣れたものの、単発で、沖での釣りを展開して上位に入った選手はいなかった。そして、今回の上位陣は、シャローでの釣りを展開した選手であった。プラクティスの状況からすると、シャローは予想外ではあったが、結果だけ見ると、例年通りの場所をメインエリアにした選手が上位を占めた。
エリアは通称デルタ地帯と呼ばれている、下流域からのウエインが目立った。また、前週までは全くダメと思われていた北利根からも、当日は多くウエインされた。
釣り方に関しては、ここ最近の霞ヶ浦では、テナガエビが産卵のためにシャローは入ってきており、これを意識した釣り方が効いていた。軽いテキサスやノーシンカー、スモラバといったものを用いた、スローなフォールが圧倒的に強く感じられた。
今大会を制したのは、JB1年生の原亮太。3,985gという、素晴らしいスコアを叩き出した。
2戦を終え、2戦連続でシングルに入った渡辺泰喜、高橋匡洋が現在年間順位の1位2位。その後に初戦優勝の高山陽太郎、4位に千葉典孝、5位に山本研一と、JB霞ヶ浦シリーズのお立ち台常連組が名前を連ねているので、年間争いは最後まで激しくなりそうだ。
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