JBマスターズ 第1戦 キサカ マーキュリーCUP 03月15日()~03月16日() 山梨県 河口湖

ストーリー

1バイトを求めて 。
残雪の河口湖でオープニングゲーム

競技時間は2日間で約11時間。
1バイトを求めて、118名のJBプロが始動した。JBマスターズプロシリーズに出場できるのはJBマスターズプロとTOP50メンバーのみ。ツワモノ揃いのトーナメントだが、記録的な積雪後で水温は5℃を割り込み、全選手が厳しいゲーム展開を強いられた。

バスを手にしたのは初日11名、2日目2名の計13名。只一人、複数匹のバスをキャッチした河内章宏(コウチアキヒロ)選手が初日ノーフィッシュから逆転優勝を飾った。まさに起死回生の3発だった。

上位入賞者でさえ2日間で1バイトという選手が多かった今大会。しかし、そこには確率は低いけれど、春へ向かうこの季節ならではのパターンが存在する。「さしてくる」ことを信じているからこそ、突然の1バイトをモノにできるのだろう。

1本あたりのアベレージは1,739g!

ウェイイン会場に持ち込まれたバスは15本。そのすべてがキロフィッシュだった。アベレージは昨年を上回る1,739g。やはり河口湖のバスは巨大化している。

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今大会の最大魚は初日に白須エリアで捕えられた2,952g。TOP50の北山 睦選手がジグヘッド1.3g+カットポークを水深6m(底付近の中層)で操り、バイトに持ち込んだ。ちなみに同選手は2年連続でマスターズ開幕戦の初日トップ。準優勝で開幕戦を終えた。

初日はこの他に2kg UPが2本持ち込まれた。伊藤康晴選手はさかなやエリアにある溶岩帯の張り出しをジグヘッドリグで攻め、3投目に2,180gをキャッチして総合3位でフィニッシュ。
もう1本を手にしたのは今シーズンからTOP50に昇格した宮廣祥大選手。KBHエリアで2,026gのグッドサイズに「タダマキ」を丸飲みさせ、ハードベイトで只一人上位入賞を果たした(総合5位)。

グラブワンドにさしてきたビッグバス!

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2日目は気温の上昇はみられたものの、フィールドはさらに沈黙した。2日連続でバスを持ち込めば優勝争いに絡める状況だったが、初日にバスを手にした11名から抜け出す選手はいなかった。
2日目にバスを持ち込んだのはTOP50の奥泉悠介選手と前述の河内章宏選手の2名。
奥泉選手は白須エリアで1,988gのグッドサイズをキャッチして総合4位に食い込んだ。

ウイナーの河内選手は2日目に3本で4,920gというビッグウエイトをマークした。今大会は大橋の内側で移動を繰り返し、グラブワンドのアウトサイドで1本、その後に同ワンドのインサイドで2本キャッチして優勝カップを手中にした。
リグはシラウオを意識したポークのダウンショット。ボトムを切らないようにスイミングさせているときにバイトしてきたという。
最高のスタートを切った河内選手だが、仕事の都合でなんと今回が最終戦。本人が一番悔しいだろうが、トーナメントに参戦できる生活環境を整えてぜひJBマスターズに戻ってきてほしい。

写真・報告 バスマガジン編集部

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