JBII四国 第3戦 イマカツCUP 08月24日() 徳島県 旧吉野川

ストーリー

JBII四国第3戦イマカツCUP概要写真 2014-08-24徳島県旧吉野川

8年ぶり3度目の四国JB戦優勝!坂本洋司ペアの強さが光る!

JBIIプロアマ四国シリーズの第3戦イマカツCUPは、強い雨雲が接近中の青空のなかスタートとなった。
断続的な集中豪雨が四国にも連日のように発生していたあおりをうけて、流入してくる水質は強い濁りとなっていた。
ただ晴れれば真夏と同様の炎天下となるため、散らばりはじめたバスの居場所を推測するのは困難を極めた。
水質重視なのか?水中の酸素量がキモなのか?定石通りストラクチャーにベッタリなのか?ベイトの動きは?
年間たった3戦しかないシリーズのなかで総合上位を狙うならホゲることは致命的。しかし約半数がNFではないかと予測される厳しいコンディションでの勝負勘が試される。
様々な思惑が交わる熾烈な戦いを征したのは、大ベテランの坂本洋司ペアだった。
過去は2001年、2006年に優勝。貪欲に新しいことや情報を収集し、あしげくフィールドに通い、常にトップグループを牽引してきた結果が2014年最終戦にして3度目の頂点を獲得。状況に合わせた最先端のカバー攻略術で今戦としては驚異的な2917gのウェイトを持ち込んだ。
準優勝の真部剛ペアも参加選手のなかでは最年長グループに入るベテラン。7月~8月にかけて選手自身のコンディション調整が難しい灼熱の戦いに強さを見せてきたタフガイが、これまた6年ぶりとなるJB戦表彰台に輝いた。
3位には渡辺康司ペア。上の2名と同じ年代のベテラン。混戦のなかキッカーフィッシュを仕留め、2本ウェイインながら若手を抑えて一歩抜きん出た。
「亀の甲より年の功」とはよく言ったもので、今回の上位3名はすべて44~45歳という長きにわたり四国のトーナメントシーンを盛り上げてきた選手たちであった。
最後の最後まで力を抜かず、全力を出し切れる強さというものを、最終戦で順位を下げていってしまった若手~中堅選手はまざまざと思い知ったことだろう。
翌シーズンは一体どんな戦いが繰り広げられるのか?鬼も笑わずかたずを飲んで来年を待ち構えているJB2四国シリーズ・・・また熱い戦いを期待したい。