JBマスターズ 第3戦 キサカマーキュリーCUP 07月25日()~07月26日() 茨城県 霞ヶ浦

ストーリー

浚渫キャロで10キロオーバー!ローカルプロ浜津直紀が圧勝

2015年7月25~26日にJBマスターズ第3戦キサカマーキュリーCUPが茨城県霞ヶ浦で開催された。気温・水温ともに30度を超えたうえ風もほとんど無い厳しい状況だったが、検量率は両日8割を超えた。そんな中、浚渫のワンスポットをキャロライナリグのスイミングで狙ったローカルプロ浜津直紀が2日間トータル10キロ超えというビッグウエイトで快勝した。

Day1 長谷川太紀が4,360gで初日トップ

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ビッグレイク開催がない近年のマスターズだが、8年ぶりに霞ヶ浦に帰ってきた。狭いレイクでの船団ライトリグ合戦になりがちな当シリーズだが、今回は違う。北利根や一部のピンスポットを除き、比較的自由に動き回れる大会となった。また、ビッグレイク故に風波によるエリア制限を食らうことが多々あるが今回は2日間ともベタ凪だった。むしろもう少し風が吹いたほうが人間も魚にも良かったかもしれない。

そんな厳しい状況ながらも霞ヶ浦のポテンシャルは高く初日は98%が検量し19%が5本のリミットメイクは果たした。バスのサイズもマチマチで小さいのから大きいのまで万遍なく生息している健全なフィールドだ。

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第2戦に続き初日トップは長谷川太紀。4本ながら4360g。本湖南エリアの目に見えるものを片っ端から攻めた。

2位は浜津直紀。粒ぞろいの5本で4330g。3位は石橋佑介の4055g。

Day2 浜津直紀が5,990g!

2日目も朝から猛烈に暑かった。初日よりは、じゃっかん風が吹いたものの、3~4リットルの飲料が必要なくらいの厳しさ。

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広大過ぎるエリアのため、クルマで湖畔を回ってみても無駄骨に終わることがおおいが、北利根~本湖の玉造まで見に行ってみた感じでは、北利根に30~40艇浮いており、東岸の石積ストレッチにポツポツ浮いている感じだった。全体的にアオコっぽい水色で、トロっとしている感じだが、シャローにはイナッコ・オイカワ・ゴリ系の小魚がワンサカ。生命感に満ち溢れた霞ヶ浦だった。

厳しい暑さ&晴天ゆえに、水通しやシェイドなど、狙いを絞りやすかったようで、2日目も検量率は79%、リミットメイクは9.7%という好成績だった。

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初日2位スタートの浜津直紀がこの日はダントツの5990gを持ち込み他を圧倒した。

Result

初日4330gで2位、2日目5990gでトップの浜津直紀259ポイントで圧倒。同選手は9年前からJB霞ヶ浦シリーズに参戦しているいわばローカルプロだ。今回は2日間にわたって浚渫のワンスポットに浮き続けた。イマカツジャバシャッドのキャロライナリグを浚渫トップからスイミングさせる得意技が炸裂した。そのスポットに回ってくるのはグッドサイズが多いそうで、2日間トータル10キロ超えのビッグウエイトでの優勝となった。

2位は唯一北利根組の石橋佑介。水門やアシ絡むハードボトム+沈みものを丁寧に探り初日は4キロオーバー。2日目は同じ方法でバイトが無く焦ったが、途中からレンジが落ちている事に気づき4本2442gを持ち込み準優勝。

3位は竹内俊美。本湖東岸のジャカゴに絡む草木シェイドをランガンした。初日は3346gで7位スタート。2日目は苦しい展開だったが、終盤に怒涛の連発をし2634g。ローカルプロの意地をみせた。

4位は長谷川太紀。2日目は3本20位だったが、初日の貯金が効いてお立ち台をキープ。

5位は斎藤哲也。麻生エリアのゆるい流れ込みをメインスポットとし、ライトリグを駆使し初日2476g、2日目3508gを持ち込み入賞を果たした。

年間ポイントランキング

第3戦終了時の暫定ポイントランキング

暫定トップは鈴木隆之がそのポジションをキープ。6点差で開幕戦優勝の榎本淳市と武田栄喜に追われる展開。10点差には福島健も。満点が130ポイントなので、7位のSHINGOあたりまでは余裕の逆転圏内である。

最終戦ダイワCUPは9月26~27日に長野県野尻湖で開催される。

写真・レポート:NBCNEWS H.Togashi

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