JB桧原湖 第1戦 ジャッカルCUP 05月17日() 福島県 桧原湖

ストーリー

JB桧原湖第1戦ジャッカルCUP概要写真 2015-05-17福島県桧原湖

JB桧原湖シリーズ第1戦ジャッカルCupが5月17日に開催された。
例年とほぼ同時期の開催となった今大会であったが、例年とは少し状況が異なった。例年であればゴールデンウイーク前に湖の結氷が溶け、徐々に水温上昇し、大会の開催されるこの時期に水温はようやく2桁に達するぐらいである。しかし、今年はゴールデンウイークから暖かい日が続き、一気に水温は上昇し、ゴールデンウイークの時に既に12度にまで達していた。大会当日の表水温は高い場所で15度、アベレージで14度となっていた。水位は平年並みの超満水状態であった。
バスのスポーニングも通常であれば、6月初旬ぐらいから始まるというのが通常であるが、今年は既に始まっている個体も見受けられるといった状況であった。大多数のバスはプリスポーン期に当たっていた。通常よりもスポーニングへの進行は10日ほど早いといった感じであった。例年だと小型のバスはちょうど大会が開催される頃から動き始めるといった感じなので、小型のバスというのは普段の桧原湖よりも釣れない。でも今年は小型のバスも既に釣れ始めており、400gぐらいのバスも既に結構釣れていた。バス自体をキャッチすることはそれほど難しくなく、1日釣りをしていれば700g平均で3本は揃えられるといった感じであった。大会では700~800gをベースに揃え、キッカーとなるキロ以上のバスをいかに混ぜることができるかがキーとなると予想された。
大会当日の天候は晴れ。気温は最高気温で16度。風は西からの風が強く、大会中は徐々に勢いを増し、風下側での釣りは困難な程であった。
参加選手の全体的な釣り方を観ていると、やはりウエイトの稼げるプリスポーンのバスに的を絞っていた選手が多かった。具体的にはスポーニングエリア手前のセカンダリーポイントを攻めていた選手が多く、ここを定番のシャッドやジグヘッドで攻めていた選手が多かった。例年通りであると、ワームの釣りよりシャッドの釣りが圧倒的に有効であるが、今年はワームでの釣りをメインにしていた選手がいつもと違って多かった。ただ今年は既にプリスポーン第1陣は更にシャローへ入っており、こちらのバスの方がウエイトはあったが、大会当日のプレッシャーや前日のプラクティスで叩かれていることを考慮し、第2陣に的を絞った選手が多かったようだ。
上位陣は第2陣でベースを作り、第1陣をうまく取り入れてウエイトを伸ばしてきた。優勝は水深数十㎝のところに見える大型のプリをサイトで仕留める、といったメソッドで湖をランガンした金沢俊佑。唯一の3キロオーバーをウエインし、JB桧原湖シリーズ最多の4勝目を挙げた。2位には亀山ダムで鍛え上げられたプロ2年目の高田智行が、後半に第2陣を狙い撃ちし入れ替え、全て800g台で揃え初入賞。3位には高確率でラージを入れてウエイトを伸ばしてくる、お立ち台の常連である金木重富実が今回もミックスバックで入賞。4位5位には昨年の覇者である白鳥稔一、桧原湖の手慣れ大河原克彦と続いた。

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