JB霞ヶ浦 第1戦 エバーグリーンCUP 03月01日() 茨城県 霞ヶ浦

ストーリー

JB霞ヶ浦第1戦エバーグリーンCUP概要写真 2015-03-01茨城県霞ヶ浦

3月1日に2015年度のJB霞ヶ浦シリーズ第1戦エバーグリーンカップが開催された。
JB霞ヶ浦シリーズの初戦は、2012年から3月初旬の開催となった。この年から初戦のウエイン率は毎年全体の1割前後と、厳しい結果が続いている。厳しいが、選手にとっては絶対に落とせない1戦である。なぜなら2012年以降、初戦にウエインした者の中から必ず年間優勝が出ているからだ。4年目の今では‘初戦を制す者が年間を制す’と言われるようになった。
ここのところの関東地方は、暖かい日もあり春めいてきた感じがあり、水温も前週から一気に上昇してきた。前週までのプラクティスに入っていた選手からは、全く景気のよい話題はなかったが、前日のプラクティス終了時には「だいぶ良くなった」といった話も聞くことができた。当日までの湖の状態をまとめてみると、シャローで釣れるバスは居るけど単発で再現性に乏しいことから、シャローに居付きのバスが、何らかのタイミングで喰ってくるといった感じであった。数は少ないながら安定して釣れていたのはテトラ帯で、冬にバスのストック量が多い東岸エリアのテトラが特に釣果は多く聞くことができた。それ以外ではシャローに上がってきたバスで、定番となっている漁港絡みのディッチではコンディションの良いバスがキャッチされていた。
水温は一週間で4~5℃上昇し、大会当日の水温は10℃前後となった。ただ、天候は雨で、更に東寄りの強風が吹き荒れ、更に気温は5~7℃となり、かなり寒さが厳しい中での試合となった。バスをキャッチできた選手は10名で、参加者全体の1割を切る厳しい結果となった。釣れていた場所を観てみると、やはりこの時期は毎年のことながら、この時期の定番とされている場所が殆どであった。そのような場所は選手が集中するのと、プラクティスでも既に叩かれている。つまりレジデンス型のバスではなく、新たに入ってくるバスをタイミングよく狙う必要性があった。更に絶対数も少ないバスなので、タイミングを狙い仕留めるという至難の業であり、非常に綿密で高度な戦略が不可欠であった。
そんな第1戦を制したのは、妙義水道のドロップオフをシャッドで攻め、2,456gをウエインした久門裕が初優勝を飾った。

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