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JBトップ50 第4戦 エバーグリーンCUP 09月09日(金)〜09月11日() 福島県 桧原湖

ストーリー

勢いに乗る五十嵐誠
自作スピンテールジグで桧原湖連続優勝

ススキが咲き乱れる裏磐梯桧原湖でJBトップ50シリーズ第4戦エバーグリーンCUPが開催された。今年の桧原湖は例年になく釣りづらい状況が続いていた。それは決して魚が減った訳ではなくワカサギの数が多すぎてルアーへの反応が悪い、という説が濃厚。天候悪化などのタイミングでは連発するものの、本物のエサに夢中なバスを釣るのは困難らしい。
そんな状況ゆえに、他とは違うルアーを用いてブッチギリの釣果を叩きだしたのが五十嵐誠。誰も使っていない唯一無二の自作スピンテールジグで桧原湖記録となる13125gで優勝。去年のトップ50・エリート5に続き桧原湖開催メジャー3連勝という快挙を成し遂げた。

予選

3日間を通して天気は概ね同じだった。朝は18度前後で少し肌寒い程度。日中は20度を超え暑くも寒くもない気温。暴風やピーカン無風になることもなく、いわゆる「釣日和」に恵まれた。水温は24度前後。

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1/3がノーフィッシュもあり得る、という戦前予想もあったが、そこはトップ50メンバー。初日は96%が検量し半数がリミットメイクを果たした。とはいえ全員がリミットメイクという数年前に比べれば確かに厳しい状況であることには変わりない。

数は釣れにくいようだが、上位のウエイトは過去を遥かに凌駕した。記者の記憶が定かであれば、トップ50でのスモールマウス5本の記録は2015年に小林知寛がだした4160g(注:2015年の他の上位陣はラージマウス含み)。大会中に4キロの壁はなかなか超えられない。が、この日は7名が4キロを超えた。3500gでも上位を意識できる数字であるが、3555gの加藤誠司が16位というハイウエイト戦になった。トップ50恐るべし。

2日目はややウエイトが落ち着き4キロ超えが3名。リミットメイクは32%まで低下。ここに来て今年の難しさが現れ始めた。トップは長谷川太紀で脅威の4,870gをマーク。トップ50シリーズのスモール記録を更新した。

予選を終え初日1位・2日目2位の五十嵐誠が2位の長谷川太紀に1240g差で予選トップ通過。AOYレース暫定トップの北大祐は2日目にスコアを落としたものの暫定3位通過。派手な成績は無かったが、2日間安定したウエイトを持ち込んだ半地元組の小森嗣彦・澳原潤が暫定4位・5位と順位を上げてきた。

決勝

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最終日のツィッターで目をひいたのが澳原潤。5キロ近いウエイトを持っているようだった。五十嵐誠との差は1770g。もし五十嵐がハズしていれば逆転優勝も十分ありえるウエイトだ。そんな澳原潤は帰着締め切り30分前にボートを上げた。全員帰着締め切りギリギリまで諦めないのがトップ50メンバーであるが、30分も早いのはバスが弱っている・マックスウエイトを持っているのいずれか。残念ながら今回の澳原潤は前者だった。5キロを持っていたが終了40分前にキロフィッシュが無念のデッドに。

五十嵐誠が脅威の桧原湖メジャーV3を達成!

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怒涛の追い上げを見せた澳原潤だったが、去年から勢いに乗る五十嵐誠には及ばずだった。2015年トップ50第2戦北浦と第4戦桧原湖で優勝。最終戦でAOYを逃したもののエリート5桧原湖ではブッチギリの成績で優勝。2016シーズンも好成績を続け勢いは止まらず現在ポイントランキング2位。先日開催されたBasser誌のワイルドカードでも優勝し初のバサーオールスタークラシック行きの切符も手に入れたばかりだ。

前日プラの初日は周りの選手と同じく良い手応えを掴むことができずにいた。2日目のはじめも同じような状況だったが、途中から朝の冷え込みや水の濁り、少し下がった水温から「ちょっと秋になった」と感じた。去年のエリート5は9月末の開催だったが、ちょうどあの頃の季節進行に近づいているのでは?と思いエリート5の時の釣りを再現してみた。結果、魚探映像がすごいことになっており、自作テールスピンジグを投入するとバイトが多発。サイズを調べるために1本だけ釣ってみると700gだった。すぐに釣りをやめ、他の数カ所に魚探をかけて前プラ2日目は昼にあがった。

予選初日。フライトが40番とかなり悪く、蒲萄島へ向かうとすでに青木大介・野村俊介が浮いていたものの、なんとか狙いの場所には入れた。開始早々バイトが続き8時にはリミットメイク。9時には4キロに達した。蒲萄島を温存するために、大川エリアのシャローへ移動しラージマウスで入れ替えを試みた。が、小ラージをキャッチしたものの入れ替えはならず。

ラージ狙いを諦め他のディープをプラがてらチェック。ポロポロは釣れるものの入れ替えはならず。12時にもう一度蒲萄島へ戻ると800と1キロが釣れ入れ替え成功。残り時間は翌日のプラに費やした。なお、五十嵐が不在の間、そのスポットには他の選手が入っていたとのこと。初日は4615gでトップウエイトを記録した。

予選2日目。フライト順がひっくり返るため、早いスタートで蒲萄島へ向かった。が、土曜日なので一般の方のボートが2艇蒲萄島に浮いており狙いのスポットにすぐには入れなかった。しばらく周りで待機していると1艇が移動。もう1艇のアングラーに声をかけて一緒に釣りをさせてもらった。そこからは初日と同じく連発モードに突入し8時にはリミットメイクしウエイトも4キロまでいった。もうこのスポットを死守するしかないと決め、2日目は10匹くらい釣った9時半の段階で、前日を少し上回るウエイトに達しただろうと思い事実上釣りを辞めた・・・。パワーポールを差して休憩したりアヒルにエサをやったりしたかったが、それでは他の選手に悪いと思い、エレキを踏みつつ12時まで釣りをしてる「フリ」をしていたらしい。最後の1時間は念のため明日のプラへ。700くらいを釣ったが入れ替えはならず。
30分前に余裕の帰着を行った。検量の結果は4535g。余裕のトップウエイトかと思いきや、長谷川太紀が4870gを持ち込み驚く。

順風満帆だった予選の2日間。しかし桧原湖の神様は楽に勝たせてくれなかった。1番フライトで蒲萄島に向かうもののまさかの沈黙・・。バイトはあったが食いが浅い。あげく風が当たる向きで吹き始めるとバイトが全く無くなった・・・・。
8時に蒲萄島を見きって無名島の南へ移動。ポロポロと数は釣れるがノンキーや500gも交じる。風が吹いていても釣れることは解ったので、再び蒲萄島へ行くもやっぱり釣れず。
もう一度無名島の南へ入りなんとか下を700で揃えることができた。自身の予想では3500チョイだったが検量の結果は3975g。単日3位の成績だった。トータルウエイトは13125g。2位の澳原潤とは1495gの差があり、澳原潤のデッドフィッシュが無くても五十嵐は優勝していた。

去年の桧原湖戦で五十嵐誠は12071gという桧原湖レコードで優勝した。そして今年それを自身が塗り替えた。しかも去年はラージマウス混じりだった。スモールのみで3日間13キロはそうそう破られない記録ではないだろうか。ちなみに10年前までは3日間で6〜7キロが優勝ラインだった。

トップ50の桧原湖戦は恒例化しているうえ近年の多機能・高性能デジタルデバイスの恩恵もあり、殆どの選手は良いスポットを熟知している。場所に対するアドバンテージ云々は過去の話。現代のスモール戦ではその時々の状況に合わせることができるか否かがキーになっている。それは場所選びもそうだが、ちょっとしたワームのアクションの違いで方やイレグイ・隣ノーバイトというのがよく起こるのがスモールマウス戦の特徴だ。が、今回に限って言えば「ルアーに勝たせてもらった」と五十嵐誠がいうようにルアーの差が大きかった。野尻湖でガイドを行っている五十嵐誠が去年の秋から投入している自作のテールスピンジグ「イガジグ」だ。1.8gか2.7gのジグヘッドにカットしたワームをセット(今回はエコスイミーバレット)し小さいコロラドブレードをセットしたシンプルな極小ジグ。唯一無二のこのルアーが五十嵐に膨大な数のバイトをもたらした。予選の蒲萄島でそのルアーを封印し、普通のワームリグを投げても全然釣れなかったというくらい他を圧倒した。

JBエリート5桧原湖で画面に公開されたため、類似ルアーを投げた選手もいたかもしれないが、普段から使い込んでいるオリジナル発案者には及ばないだろう。狙う水深はミドルからディープまで幅広い。PE0.4号とやや張りが強いロッドとのセッティングにより、10m超えのディープでも操作感は抜群に良いという。ただ、このルアー、夏のディープでは今ひとつ釣れないという。あくまでも秋の横方向のスイミングが効くタイミングに絶大な効果を発揮する。故に9月中旬、水温の下がり始めという今大会の開催時期までもが乗りに乗っている五十嵐誠の優勝の手助けをしてくれたようだ。

※今回は釣りビジョンさんが五十嵐誠選手に密着取材しています。後日放映される番組をご覧ください。

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もしやの大逆転か?と会場を沸かせたのが澳原潤。初日3485gで17位スタートだったものの、2日目は3,895gで5位。予選を5位で通過した。決勝日は前出のアクシデントがあったものの、4本で4,250gを持込んで単日トップだった。

魚探映像を見ながらダウンショットとキャロライナリグを使い分けキッカークラスを連発。半地元の意地をみせてくれた。

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総合3位は沢村幸弘。初日8位、2日目21位、予選9位と、最初の2日間特に目立った感じは無かったが、決勝日に4キロを超える爆発をみせ怒涛の6人抜きで総合3位。同選手が得意とするスイミーバレット2.5のネコリグが火を吹いたようだ。

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4位は関和学。去年、この会場で怪我をし長い療養生活を余儀なくされた。だからなんとしても、今大会は勝ちたかったという。そんな強い思いを胸に得意の小型クランクキャロライナを3日間投げ倒し巻きまくった。予選7位通過で最終日に3855gを持ち込んで総合4位に。

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5位は小森嗣彦。現トップ50メンバーでもっとも古くから桧原湖に浮き続けている選手で小森=桧原湖のイメージが強い。しかし、意外と桧原湖でのトップ50の成績は良くない。過去5年は15位・22位・49位・7位・46位である。知り過ぎゆえの難しさか。しかし、タフになればなるほど地元勢が強くなるのも事実。今大会もさすがという感じでうまくまとめお立ち台へ。同選手はAOY獲得が目標。ポイントランキングは3位を死守した。

ビッグフィッシュ賞は南一貴の1440g(スモールマウス)。なおラージマウスは1本も検量されていません。

年間ポイントランキング

上位3名が大きく外すことなく順位をキープ。残る最終戦は10月21日からの霞ヶ浦戦。AOY、クラシック、エリート5、しろーと5参戦に賭けた熱い戦いはもうすぐ!

暫定順位 氏名 ポイント計 重量計 1位との差
1位 北大祐 228p 44,873g 0p
2位 五十嵐誠 218p 41,177g 10p
3位 小森嗣彦 203p 44,054g 25p
4位 青木大介 197p 35,706g 31p
5位 澳原潤 181p 32,742g 47p
6位 関和学 178p 29,779g 50p
7位 武田栄喜 177p 30,078g 51p
8位 大塚茂 176p 33,887g 52p
9位 柴田真吾 174p 31,125g 54p
10位 鈴木隆之 174p 28,703g 54p

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写真・報告:NBCNEWS H.Togashi

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