Internet Explorerでの正確な表示は保証できません。ご了承ください。NBCNEWS推奨ブラウザ: Firefox Chrome Safari

ゲーリーインターナショナル 総合学園ヒューマンアカデミーフィッシングカレッジ 釣りと観光のガイド プロショップオオツカ OSP

JBトップ50 第3戦 東レ・ソラロームCUP
07月06日(金)〜07月08日() 奈良県 七色ダム

ストーリー

超大物新人現る!
藤田京弥トップカテゴリー初のルーキー優勝

2018年7月6日〜8日奈良県七色ダムでJBトップ50シリーズ第3戦東レソラロームCUPが開催された。3年連続同時期同会場での開催で、毎年いろいろな釣り方が話題になる七色ダム戦だが、今年のメイントピックはトップカテゴリー初のルーキー優勝だ。青木大介も認めるというサイトテクニックで若干22歳の藤田京弥が15キロ超えという見事なスコアで初年度優勝をもぎ取った。

Day1 有里拓が7725g!

image
image
image

普段の七色ダムは水がクリアであるために、通常の釣りでビッグバスを騙すのは容易ではない。が、今回は連日の大雨で濁りが蔓延。前日プラではスピナーベイトやクランクベイトでも2キロフィッシュを騙すことができたという。総合3位の早野剛史は前日プラの際、クランクベイトを小一時間巻いて10キロ近くのウエイトになったという。大会初日も前半は激しい雨に見舞われた。水面が雨粒で荒れるためサイトの釣りはし難い状況。定番の釣りであるムシの提灯釣りも雨で魚が沈み傾向にあり爆発力は低下した。

そんな中、5本で7725gを持ち込んだのが5年ぶりにトップ50へ返り咲いたアリボンこと有里拓。クローラーベイト(イマカツアベンタクローラーRS)で北山川上流部を流し記録級ウエイトを叩き出した。大きめのクローラーベイトとはいえ大雨時は集魚力がダウンするが、流れ込み周辺や小規模な岬状の地形など回遊バスが立ち止まり易いスポットに狙いを絞りビッグバスを量産。雨が弱まってからは流れ込み周辺のオーバーハングなどを狙った。JBワールドシリーズおよびトップ50シリーズでの単日7725gは歴代5位の記録。琵琶湖を除けば歴代No1の単日ウエイトだ。

単日2位は5375gの青木大介、3位加藤誠司、4位野村俊介とサイトの達人が5キロ近いウエイトを持ちこんだ。大塚茂は5425gを持ち込んだが前日プラでエリア違反を犯し1000gのペナで公式ウエイトは4425gとなった。

13位の小森嗣彦までが4キロ台で過去最高のハイウエイト戦のような感じだったが、一方で5本で1キロ台の選手も続出した。

Day2 黒田健史が7030g!

image
image
image

2日めは雨が少し弱まり久々の青空が垣間見えるタイミングもあった。水位が上昇したり昼から放水が始まるなどして湖の状況は刻一刻と変わっていた。
この日は有里と同じ復帰組の黒田健史が火を吹いた。序盤はスピナーベイト(シマノ スウェジー)、その後はロングワーム(ベイトブレスヴェイン8インチ)のフリーリグでビッグバスを仕留め7,030gを持ち込んだ。

藤田京弥と市村直之が6キロ超え。4位の武田栄喜から7位の早野剛史までが5キロ台。検量率97%、リミットメイク77%、初日より若干落ちたものの2日めもよく釣れた2日めだった。

予選結果

総重量降順では初日のハイウエイトが効いた有里拓が11083gでトップ。大会中同部屋で過ごしている藤田京弥が178g差で2位につけた。10172gで黒田健史が3位、4位に武田栄喜が9975gで続く。20〜30代の若手。復帰組が上位を占める中、50アップの大塚茂が5位になった。有里拓がウエイトを大幅に落とすなか、他のメンバーは2日めにウエイトをあげてきている。特に藤田京弥は3日めも自信があると言っていた。

決勝ボーダーは約5キロが必要だった。

決勝最終日 早野剛史が6キロ超えで猛烈な追い上げ

image
image
image

最終日になってようやく青空。強めの釣りが威力を失う一方で岸沿いサイト組には有利な展開になってきた。早野剛史はエレキをハイバイパスで流しながらビッグバスを探しまくるスタイルでグッドサイズを連打。最後に会場対岸で50アップを仕留め6020gをマークした。早野と同じくFrom九州の佐々一真はギル型ジョイントベイトでキッカーを捕獲。5,525gで単日2位。30代の活躍が目立つ今大会だが、最終日は大塚茂3位、加藤誠司5位、今江克隆6位とベテラン勢も活躍した。
競技時間が短い最終日ながらこの日も検量率100%。七色ダムの魚影の濃さが証明された。

Result 藤田京弥が15キロ超えでルーキー優勝

初日4640g、2日め6265g、ウエイト順予選を2位通過した藤田京弥は最終日4310gを持ち込み逆転優勝した。

濁りと雨が酷かった初日、バスが浮いていないと思ったが、西の川でブッシュ直下に浮いている個体を発見。その1200フィッシュを仕留めたあと本流S字カーブエリアへ移動。
ベースのキーパー集めとしてHPシャッドテールのリーダーレスダウンショットを投げつつも、常に視線は岸際へ。グッドサイズを発見したら青木虫の提灯釣りでアプローチ。寄ってくるけど食わないバスには沈むムシでアプローチするというパターン。グッドサイズを3本キープするも残り2本が250gで4640gの7位スタート。

2日めはクリアアップした西の川で提灯のサイトが炸裂。名だたるサイト達人が苦戦した西の川だが藤田京弥だけは異次元の釣りを展開。沖をクルーズするキッカーをボウワーム12インチノーシンカーで仕留め単日2位の6265gをウエイイン。

最終日は西の川のバス達に相手にされずキーパー達+グッドサイズ1本という厳しい展開を強いられた。しかし、最後の最後にドラマが起こった。トーナメンターの多くが口にする「勝つときは神がかったなにかが起こる」というやつ。帰着スレスレの最後の最後に1キロフィッシュを発見。ギル型ビッグベイトをボトムに置いて誘ってみたが、運悪くネガカリ・・・。やむを得ずボートを寄せてロッドを煽ってルアーを外した瞬間・・・そのバスがバイト!ただフッキングが不完全でジャンプ一発でバレ・・・・た、と思われたが22歳の反射神経+運動神経でジャンプしたバスをネットでキャッチするという奇跡が起こった。その1キロフィッシュがなかったら大塚茂に負けていたはずで、まさに神がかった最後のドラマ。最終日はルアーマガジン記者が同船しており、その決定的瞬間がカメラにおさめられていた。その写真を見せてもらったが、私も撮影した本人も「なにが起こったのかわからない」カオス状態。詳しくはルアーマガジン誌を御覧ください。

JB/NBCの全成績データを目にしている記者は、数年前から「藤田京弥」という名前を度々目にした。特に河口湖や芦ノ湖でのチャプター戦上位でよく目にした。その頻度は昔の青木大介を思い出させた。河口湖のローカルJB戦でも野村俊介に次ぐ強さを見せる(ちなみに野村と藤田は同じトラウト管理釣り場のバイト仲間でもある)。

2017年にマスターズに昇格し秋の野尻湖戦で誰もが手を焼いたシャローのサイトで総合3位入賞。そのサイト釣能力には誰もが一目を置く存在となった。

そして2018年にトップ50へ昇格しJBマスターズにもエントリー。JBマスターズ第1戦河口湖で2位、第2戦三瀬谷で優勝と圧倒的な強さを見せた。トップ50でも初年度初大会初日に誰もが諦めた肱川最上流で単日2位のウエイトを持ってきた。選手はもちろん業界関係者でも「凄い若者が現れた」と話題騒然。よく目にする「○○年に一人の逸材」と呼ぶべき選手で、記者も過去の大会で「ネオ青木大介」と書いたことがあるが、まさか初年度に、しかも天才バス揃いの七色ダムをサイトで征するとは・・・。

本人も「七色で勝ちたかった」と公言していたが、まさに有言実行。聞くとことによると芦ノ湖で3本7キロ釣ってくる超絶サイトの達人「高原清選手」との交流もあるらしい。高原流サイトが伝授されればさらなる進化を遂げるに違いない。

トーナメントはフィジカルも重要だが、メンタルの強さも必要だ。釣りは上手いけどメンタルが弱く自滅する選手も少なくないが、藤田京弥はメンタルも強いらしい。トップ50メンバーの藤田夏輝は実の兄だが、兄いわく「キョウヤの心臓には毛が生えている」。

年間ランキングも3位につけており、もしかしたらもしかするかもしれない。

総合2位はトップカテゴリー初年度から参戦し続けているベテラン大塚茂。プリプラ〜プラの感触として本湖の立木で釣れるのは分かっていたが5本揃っても3キロが限界だった。プラで見つけたもう一つのパターンは北山川放水口でのフィーディングバス狙いで、こちらはキロアップが狙える。しかし放水口は人気スポット故にフライト順が悪いと入ることが出来ない。

大会本戦の初日は13時まで本湖で釣りをし3キロ。その後、放水口へ行ってみると誰も浮いていなかった。釣り方自体はプラで分かっていたので、初日の午後から最終日まで終始放水口で粘り倒し、グッドサイズを釣りまくった。初日の1キロペナが響きトータル14485gで準優勝。
人気スポットで大塚だけがよく釣ったキモは「同じルアーを3回以上投げないこと」。ジャークベイト・シャッド・ノーシンカーワーム・カットテールのキャロラナリグ(3カラーをローテーション)などなど10種類近くのルアーを激しくローテーションさせるという手法で他を圧倒した。

総合3位は早野剛史。前出のように前日プラではクランクベイトで10キロ釣れるパターンを発見していたが、大会初日はサイズダウン・・・トータルウエイトが1/4になってしまった。シャローからビッグバスが消えたことを察知し一段下をスピナーベイトで探るも初日は2938gの19位で終ってしまう。
天候が回復しだした2日めからはハイバイパスエレキで岸沿いを流しながら徹底的にグッドサイズを探し2本のキッカーをキャッチ。ネコリグでキーパーを追加し5510gの7位で2日めを終えた。予選7位通過した決勝日は初日にグッドサイズを多数目撃していた池原放水口エリアが炸裂。提灯釣りでウエイトを重ねた。最後に会場対岸の岸沿いシェードを泳ぐ2キロフィッシュをサイトで仕留め単日トップの6020gをマーク。怒涛の追い上げで、初日19位から総合3位までジャンアップ。年間ランキングも暫定トップに。

総合4位は小林明人。狙ったエリアは本湖中〜下流域。初日は岸際の浮きゴミをカバーネコで攻め4108gの12位。2日めも同じ釣りで早い段階に1700フィッシュを釣るも、減水でその釣りが効かなくなってきた。岩盤絡みの立木中層に浮くバスをギル系ワームのテキサスリグ(OSP SSギル)で攻めるパターンにシフトし4945g(8位)。
暫定6位で迎えた決勝日は初日と2日めの釣りをミックスし3216g。トータルウエイトを12269gとして4位入賞。

総合5位は有里拓。初日の7725gという貯金が効いてトータル12175gとしお立ち台に踏みとどまった。

年間ポイントランキング第3戦まで

暫定順位 氏名 ポイント計 重量計 1位との差
1位 早野剛史 133p 31,869g 0p
2位 江口俊介 130p 29,655g 3p
3位 藤田京弥 127p 30,143g 6p
4位 黒田健史 127p 27,762g 6p
5位 小林明人 115p 25,589g 18p
6位 篠塚亮 112p 26,830g 21p
7位 SHINGO 109p 26,180g 24p
8位 佐々一真 107p 24,959g 26p
9位 小森嗣彦 106p 25,104g 27p
10位 今江克隆 104p 23,079g 29p

続きはこちら

上位4名が僅差。次戦は第4戦 エバーグリーンCUPとして09月07日(金)〜09日(日)に福島県桧原湖で開催される。

写真・レポート:NBCNEWS H.TOGASHI

 

 

TOP