JBJBマスターズ第1戦シマノCUPストーリー

2019年 03月23日()~03月24日() 山梨県 河口湖

JBJBマスターズ第1戦

シマノCUP

2019年 03月23日()~03月24日()

山梨県 河口湖

ストーリー

年をまたいで2連勝!
伊藤康晴早春の河口湖も制す!

過酷な気象条件の2日間

2019年3月23日山梨県河口湖で2019年JBマスターズシリーズが開幕した。大会前日金曜日は最高気温が20℃まで上がり春爛漫の河口湖だった。シャローにヘラブナの大群が押し寄せ、産卵がらみのワカサギもチラホラ。決して多くはないが、浅いカバーに身を寄せるバスの姿もあった。

が、大会期間中は天候が悪化。初日は風は弱かったものの終日曇天で途中からミゾレ・雪・吹雪・・・。気温は低くなかったが湖上の選手の体感温度は氷点下。2日目は一転し見事な快晴。しかし放射冷却で朝はマイナス5℃。9時頃から強い北西になり、この日も体感温度は氷点下。
そんな過酷な状況で133名×2日間に釣れたバスは19本だった。

プリ狙いの王道パターン

優勝の伊藤康晴は初日2本4765g、2日め1本2,072g。唯一2日間釣ってきた。マスターズシリーズは総重量制ではなくポイント制のため合計ポイントは259で2位に124ポイントの差をつけての圧勝。

八木崎エリアにあるバスが上がってくるスポットで待ち伏せする作戦。初日に2本釣ったのも、2日連続で釣ったのも伊藤康晴が唯一であり、圧勝としか言いようのない結果。去年最終戦でも優勝しており、年をまたいで2連勝という快挙を達成した。

準優勝はこの時期の河口湖でいつもハードベイトで釣ってくる本堂靖尚。今年もボートにはハードベイトのみ積み挑んだ。初日はノーフィッシュだったが、2日めはジャークベイトで1本、ミドルレンジを1ozのスピナーベイトで1本キャッチ。2日め唯一の2本検量で3162gをマークした。

3位もこの時期の河口湖に強い鬼形毅。産屋エリアのミドルレンジにある枯れウィードにポークの軽量ジグヘッドをほんのり乗せてポーズし貴重な2728gを初日にキャッチ。

4位の佐藤旬は北岸シャローの波打ち際をクルーズしているワカサギについてるであろうバスを狙った。ジグヘッド+ポークをワカサギの群れの沖側にキャストし初日に2546gをキープ。

5位は郡司潤。ミドルレンジのブレイクにベイトとウィードが絡むスポットにジグヘッド+ポークを投入し2日め1534gをキャッチ。初日は13名釣ってきて1534gでは12位のウエイトだが、2日めは4人しか釣ってこなかったため1534gでも単日3位。ポイント制ゆえの幸運にも恵まれお立ち台へ。

コンタクトスポットで待ち伏せるというプリ狙いの王道パターンを2日間やり抜いた伊藤康晴の圧勝で第1戦が終了。伊藤は強風や吹雪の中でも自動ステイ出来るエレクトリックモーター(ミンコタ ウルトレックス)を使っていた。2位の本堂靖尚と3位の鬼形毅はともに前方を動画で見れる魚探(ガーミン ライブスコープ)を使っていた。トップ50では標準装備になりつつある最先端デバイス導入の波がマスターズシリーズにも押し寄せてきた2019年だった。

第2戦は04/20 (土)からサンラインCUPとして三重県三瀬谷ダムで開催される。

写真・報告:NBCNEWS H.Togashi

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