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エトセトラ

JBトップ50 第1戦 ゲーリーインターナショナルCUP 伊藤康宏の2日目

春先から高水位を保ってきた早明浦ダム。2年連続でTOP50シリーズの開幕戦会場となった同ダムだが、ロケーションは前年とまったく異なっていた。

季節はそろそろスポーニングの準備に入ろうかという“プリ”の時期。広範囲のシャローでバスは確認できたが、見える魚はプラクティスから大会本番に向けて時間の経過とともにルアーへの反応が鈍くなっていた。

大会2日目、暫定4位に付けていた伊藤康宏選手に同船した。初日はスタート順に恵まれ、上流エリアの魚影が濃かったブッシュを中心に早い時間にリミットを揃えて4,920g。1日通して10フィッシュ、2回の入れかえでこのウエイトをマークした。

フィッシングスタイルは魚を視覚で捉えるサイトフィッシング。ショアラインの魚だから、「誰もが知っているような場所ばかり」だという。浅いレンジにいる魚ほど口を使わなくなり、レンジを下げる選手もいた中で、伊藤選手はこの日もショアラインをトレースするようにエレキを踏み、水中を凝視して魚を追いかけた。

2日目は最終フライトだったため下流エリアから順にクリークをチェックしていく。メインに流したのは岩盤がらみのガレ場やブッシュなど。この日は各クリークを巡るようにランガンを繰り返した。

障害物に着くバスは狙われやすい分、釣り人からのプレッシャーを受けやすく、数は減少傾向。ウロつくバスはもともと気難しいが、その中でも物陰に入ろうとする個体はルアーに反応してくれる可能性が高いという。

池原ダムで磨いたというクリアウォーターのリザーバーの釣りがこの早明浦ダムでどこまで通じるのか。大会3日目が流入量増加でキャンセルとなり、「今回はチャンスですね」と最終日となった2日目のスタートラインに立った。

しかし、この日は初日以上にバスはナーバスになっていた。バスは視界に入るけれども、ルアーへの反応は明らかに鈍くなっている。前日はすでにリミットメイクを完了していた9時を回っても400g1本のみ。「昨日と違う・・・」と自信が焦りへとかわっていく。

伊藤選手はTOP50シリーズに出場して今年で4シーズン目。タフコンディションに強く、安定した成績を残してきたが、まだこのシリーズでは表彰台に上がっていない。

高まるフィッシングプレッシャーの中で表彰台が遠のきかけた10時40分、バイトしてきたのはキロUP(1,200g)。慎重にランディングして安堵の表情を浮かべた。

この2本目をキャッチした少し前から雨が降り始め、雨足が強まれば雨粒の波紋で水中を透視することが難しくなる。

だが、この雨がバスの警戒心を和らげたのか、逆にバイトの回数は増えていく。1クリーク1本のペースながら、11時14分にキーパーぎりぎりの250g、同30分に900g、同50分に800gフィッシュを危なげなくランディングし、3kg台でリミットメイクが完了した。

その後、この日一番の1,600gフィッシュを12時45分にキャッチして、この日のウエイト4,925gをマークした。

終了間際に悔しいミスバイトはあったが、勝負がかかった最終日にウイナーを上回るスコアを叩き出し、ちょっと悔しいけれど自分の得意とするフィッシングスタイルで準優勝を勝ち取った。

この日の伊藤選手の釣りは、どちらかというと至近距離のサイトフィッシング。まずは魚を探すことを最優先とした。では、高まるフィッシングプレッシャーの中で2日間16本のキーパーをなぜキャッチできたのか。しかも隠しようのない場所ばかりで・・・。

試合後に伊藤流のサイトフィッシングについて話を伺うと、一番に心がけたのは「ラインを張らない」ということ。「ラインのテンションがかかると、それだけで絶対に食わない」という。
だからルアーは常に底ベタ。ラインをたるませた状態でシェイクすることもあるが、ほとんどルアーは動いていないという。誘うためのアクションではなく、ルアーに気付かせる程度の極弱シェイクである。

次にルアーと魚の距離をとること。ダイレクトに狙うとさらに警戒心を与えてしまうため、魚から少し離れた岩やブッシュに“隠すように”プレゼンテーションすることがこれまたキモになるという。

この日の前半は各クリークを回り、後半はヤル気のあるバスがいた場所を重点的にチェックして6本のキーパーをキャッチ。優勝こそあと一歩のところで逃したが、後半に追い上げる見ごとなゲーム展開だった。

この日のリグはマイクロクローラー or スワンプミニのネコリグオンリー。シンカーは1/96ozと1/64oz、フックはマスバリ8号、ラインは3.5Lb。バウデッキの魚探は一度もスイッチを入れることなく帰着時間を迎えた。

1986年5月生まれ。池原から琵琶湖へホームを移し、これから期待される若きトーナメントアングラーの一人。タフコンディション下のサイトフィッシングではトップクラスといえるだろう。

リポート:バスマガジン編集部K

固定リンク  2012年04月23日(月)  

2011年トップ50第3戦同船レポート 馬淵利治の決勝日

予選を5位通過した馬淵の3日目に同船した。結果的に朝イチのカバー撃ちで1本、昼前にキーパー場で3本キャッチ。合計2594gで順位を一つ上げて総合4位に。若手の中では頭一つ抜けた感じの馬淵の釣りはどんなものか、記者も興味津々だった。

6時49分。きれいに並べられたタックル。意外に几帳面なのか。更に「今日は一日よろしくお願いします!」(意外にイイヤツ?)

6時50分 予選結果の順位で5番フライト。初日は8本、2日目7本キャッチしている。ただし2日目はサイズが小さい。

「どっから行こうかな?」

一つ前を走る有里に中指を立てての挨拶(笑)。有里も中指立てての返信。

7時11分。藍住大橋上流のインレット周りからスタート。ダイナゴン3.5inchの14gテキサスリグとダットカットのノーシンカーがメインルアー。カバーの濃さに応じて使い分け。

7時20分。インレットに絡むカバー。ここを通りかかる選手なら誰もが撃つであろうスポット。「みんなここを撃つと思うけど、何故馬淵君にだけ釣れるのか?」と問いを投げかけた瞬間フッキング!

一気にボートを岸に寄せてネットで救おうとするも断念。最終的にはハンドランディング。落水したと思ったが、若者故の柔軟な動きで無事にキロフィッシュをキャッチ。このシーンは是非動画でご覧下さい。これが馬淵のランディング!

視界内で釣りをしてるライバル有里に「ヨッシャーーーーー」とプレッシャーをかける。

が、同時に有里もファイト中。「ウルセーーこっちも釣れてるんじゃ〜」と応戦する有里だったが、上がってきたのはナイスシーバス。

「あ〜ドキドキした〜」

少し手が震えていた。

7時25分。対岸へ。
少しリラックスしたのか頻繁に話しかけられる。アメリカのトーナメントへ参戦したいらしい。その会話の中で衝撃の一言。

「釣りでKVDに負ける気がしないんですよ」

しかし、同時に勉強せず釣りばっかりしていたので英語が全くダメどころか「アルファベットを全部書けません」と再び衝撃発言。アメリカにも読み書きできない人はいるらしいので、た、た、た、たぶんダイジョウブ・・・

7時55分 有里が1本目をヒット。「有里には負けない!」と先輩を呼び捨て(笑)だが、会話はちゃんと敬語を使っていた。

「馬淵だけには絶対に負けない」と有里。同じエリアをシェアしてる同年代コンビの良きライバル関係。

日焼けしてる記者に向かって「無人島で暮らしてそうですよね〜」

8時10分。水門周りへ。前日のNo1フィッシュをここで釣ったらしい。この後何度も入り直したが、この日はお留守だった。

「今日は厳しい。昨日までより人が少ないんでまわりやすいのは良いんですけどね」

8時26分。小さい流れ込みへ。ナマズがヒットしてしまうが、見えバスもいるらしい。昨日も痩せバスを釣ったらしい。期待したが、見えバスはガン無視。

8時46分 エンジンで少し上流へ。逆ワンド付近の流れの当たるスポットをテキサスで撃っていくが反応無し。

8時59分 オーバーハング最奥の木の根っこの隙間へ2.7gアベラバをスキッピングで入れる。

なかなか上手く入らなかったが、それでもキャストはかなり上手い。

「僕、どうですか?上手いですか?意外に「馬淵もたいしたこと無いな?」って思ってませんか?」と聞かれるが、素直にキャストは上手いと思った。

9時00分 最上流部を釣っていた北大介が下ってきた。すれ違いざま首を振った。

「最上流に一番で入って、一番良いところを撃った北さんがノーフィシュはヤバイ・おかしい」

9時24分 反応が無い最上流部を見切る。

「所詮人間は自然に勝てないということですよ」

9時30分 本日初のテトラ撃ち。しかしここもダメ。若干焦りの色が。

「どーすればいいの?」

下流へエンジン移動。

「青木さんがカバーを撃っている。珍しい!いいぞ〜」
いいぞ〜というのは、フィネスメインの青木がカバー撃ちをしている、つまり、釣れていないのでは?という読み(結果的に4本3290gをウエイインした)。

9時48分 「あーーーー釣りてーーーーー」

「むやみに撃っても釣れる気がしない。カバーの外かな?」

と言ってダイナゴンノーシンカーを少し沖側をトレース。

数キャスト後「釣れんの〜〜〜」

釣り方に迷いが生じてきたようだ。

しかし、吹っ切れたように

「よっしゃ」。自分に言いきかせるようつぶやいて本来のメインであるテキサスリグのカバー撃ちに戻る。

10時9分 久々のバイト!カバーの先端付近に落としたダイナゴンテキサス。フォール中に当たった模様。しかし、スッポ抜けてしまう。

「たぶん、小さかった・・・・と、自分に言い聞かせる馬淵」

「朝イチだけだったかー。けど、確実に3本釣れる場所があるんですよ」

その場所とは最上流部の橋下。昨日もキーパーサイズを3本釣ったらしい。ただし、橋のシェイドが真下にくる正午過ぎのパターン。今日は帰着が早いため、その時合に釣り出来るか微妙。

10時22分 エンジンでゆっくり上流へ。途中で有里とすれ違う。

お約束で中指を立てる。

「有里さん、腹括ってていいねー」今回の有里の戦い方をリスペクト。

この後有里のヒットシーンを目撃。

「釣っとるし〜、オレも釣らないとアイツに負ける!」

「お金持って帰らんと食っていけね〜」

10時39分 最上流部へ。残り時間はあと2時間ほど。

「こっから(この時間から)釣るヤツが強いヤツですよね。勝負強いやつ」

10時57分 前出のキーパー場へ。しばらく粘るも反応が無い。

11時15分 対岸へ渡り、ストレートワームのネコリグで護岸際を狙う。そしてヒット!

「お願い!バスであってくれ〜」

少し小さいが貴重な貴重なキーパー

首に濡れタオルをかけた記者に対して「島で民宿とかやってそうですよね〜」ほっといて。

気持が楽になったのか会話が弾むように。若手バスプロの事、JBの今後など意外と言っては失礼だが、かなり真剣に考えているようだ。

11時21分 そして、連続ヒット。予定通りのキーパーキャッチでテンションUP!

「よっしゃー5本揃える!」

11時29分 時合なのか3連発目!しかし、ウィードに潜られロック状態に陥った。ラインテンションを緩める・ひっぱる等をするも出てこない。

もうダメかと思われたがなんとか引っ張り出すことに成功。

「群れですね。釣れるときに畳みかけんと」

「金!金!金!」

賞金稼ぎプロならではの発言。

そして更に衝撃の一言。

「僕ね、トップ50の日は給料日だと思っているんですよ。毎月あるじゃないですか(笑)」

確かに。今年は全大会で賞金を獲得している。先日のJBIIでも。

「かならずお立ち台なんですよ」

しかし、群れが去ったのかバイトが無くなる。

「サービスタイム終了かな?」

12時00分 バスプロの強さについての会話中出てきた言葉。

「釣りはね、毎日ちょっとずつ上手くなるんですよ。けど、メンタルはたった一日で強くなれるんです」

なかなか深イイ話をする馬淵であった。

12時08分 エリア最上流部にいるため、そろそろ帰着時刻の事が気になる。周りの選手も次々と下っていく。しかし、たいして気にする風でもなく、このエリアで釣りを続ける。

「まずいぜよ〜」

12時15分 カバー撃ちでバイトがあったがミスってしまう。たいした動揺することなく淡々と正確に撃ち続けた。

12時35分 ついにエレキをあげて帰着へ向かう。

12時46分 最後の最後まで諦めなかったが、バイトは得られず帰着へ。

最後に記者へ向かって

「今日はいい話を聞けて勉強になりました。ありがとうございました。」

本当は礼儀正しい好青年だった。

NBCNEWSの仕事を10年以上続けているが、ここまでハングリー精神に満ちた選手は珍しい。「日本にもう学ぶことはない」(←本当か?)と言うことで来年からアメリカに行きたいと言っていた(実現するかは解りませんが)。先輩の深江真一プロは桧原湖でワールドチャンピオンを獲得した翌年アメリカへ旅立った。第3戦を終えてのランキングは第3位。次は奇しくも桧原湖戦。勝負所となる第4戦の馬淵の戦いに注目したい。

写真・報告 NBCNEWS H.Togashi(Not無人島海無し県在住)


固定リンク  2011年08月01日(月)  

2011年トップ50第3戦同船レポート 山木一人の予選初日

記録的な大雨をもたらした台風6号の通過。その影響で2日間予定されていた前プラは1日のみに規制された。状況激変で誰もが苦しむ木曜日の公式プラクティスで20本近い爆発的な釣果を叩き出し、上から5本で7500gは行ったという山木一人。本番で7500は無理でも、想定される現実的なトップウエイトの5キロくらいは行くのでは?と思い同船を申し出た。

7時20分。フライト待機中にボソリ「やばい、水が澄みはじめている。今日は釣れないかも・・」。聞けば前日釣れたのは激濁りの所のみだったという。

7時25分。28番フライトでスタート。今切川から本流合流地点へ。ここから上流へバウを向けるボートが殆ど。山木は下流へ。下流側へ下ったボートはこの時点で僅か3艇だった。

7時39分。本流下流域の橋脚+沈みテトラの上流側の端からスタート。

キャストするのはフリックシェイクのジグヘッドワッキー。タックルは昨日初めて投入したというベイトフィネスタックル。昨晩はまるで子供のように「ベイトフィネス!」を連呼していた。

上流側から数キャストするも反応無し。恐らく前日は相当数の反応があったのだろう。開始直後から「ヤバイ、釣れない。釣れる気がしない」発言が飛び出した。

下流側へまわってのアプローチ。バックラッシュを直している間に魚が食った模様。しかし、それはスッポ抜け。

7時54分。次のキャストで1本目ヒット。

昨日は全てキロフィッシュだったそうだが、想定外のミニサイズに苦笑。

「昨日はフォール中にギューっと持っていったけど、今日はコンで終わり」 

食い方が悪い方に変わったそう。

やや下流へ進みテトラに絡むショボイカバーを狙う。

8時18分。エンジンで下流側へ小移動。

フラットにウィードパッチが絡むところ。ここはジャンボグラブテキサスリグのクランキンで流す。

「昨日はすぐに5〜6本釣れて、その後も(フッキングしないで)バイトはいっぱいあったのに〜」

今日はノーバイト。

「こんなに水が澄んだらチャターチーム(チャターを投げている選手達)が釣ってくるかも。シーバスも釣れないだろうし」

↑結果的に読みが的中

8時50分 「食わない!ヤバい!こっちで釣れるとデカイのに」


ジャンボグラブの釣りで釣れるのは1500平均だったそう。
「そーいえば、昨日いっぱい居た小魚が居なくなっている」

9時00分 近くで山下にグッドサイズがヒット

「やっぱりスピニングなのかな〜」

9時30分 エンジンで大移動。三ツ合合流地点へ。しかしここも反応が無い。


「あの橋(朝イチ釣った橋)であのサイズということは、お日様が出るなど変わらないと無理」
前日は天気が良かった。シェイドパターンで釣れていたのかもという分析。今日は曇天。天気回復を願うが、雲は分厚いまま。

9時50分 本流上流へ移動。昨日連発したらしい矢板へ。ジグヘッドワッキーが土嚢に根掛かり。それを回収に行くとバスと目があった。

10時39分 朝イチの場所へ戻る。しかし、何も起こらない。

10時50分 遂にイスに座っちゃう。ちなみに、サイトフィッシングでもないのに、お立ち台に登って釣りをしているのは、この方がキャストし易いからだそう。

ピン狙いはジグヘッドワッキーで、流す釣りはテキサスを巻いていく。しかし、バイトは無い。

11時14分。更に下流へ下りチャターベイトをキャスト。「釣れそうなんだけどね〜」

11時25分。テトラのやや深い所へ投げたジグヘッドワッキーに久々のバイトが。しかし、擦れたのかラインブレイク。

12時00分。下流へ。何をやってもバイトが無い。心がポッキリ。

13時00分。「ダメだ〜弱気になってスピニング・・」昨日意気揚々と「ベイトフィネス」を連呼していたが・・・

「こんな事してたらダメだ」我に返ってベイトタックルに。

13時30分。 流れが急になる。それに伴い朝イチ釣ったスポットで激しい水柱が立ちまくる。しかし、バスのそれではなくシーバスのボイル。追われているベイトフィッシュはイナッコ?2〜3cmの超小型。試しにスーパーピンテイル1.5インチを投入するも相手にされない。
「シーバスすら釣れない(苦笑)」

14時00分 会場前へ。

ここで記者は生中継の準備があるために下船。その後もドラマは起こらなかったようで公式記録524g、単日51日で初日を終えた。

「あーぁ。今回やっと順番が来たと思ったのに・・・」
順番。長くトップ50をやっている選手がたまに発する言葉。続けていればいつか順番が回ってきて優勝できるという意味。いくら状況が変われど、本番で5回のチャンスは来ると思ったが、大会の魔物はそうさせてくれなかった。

写真・報告:NBCNEWS H_togashi


固定リンク  2011年07月29日(金)  

2011年トップ50第2戦同船レポート 泉和摩の予選初日

6月開催としては史上希に見るタフコンディション戦となったJBトップ50第2戦エースメーカーCUP。プラクティスの段階でも、一日1本釣れるかどうかという厳しい状況だった。そんな中、プラクティス最終日にシャッドのタダ巻きで6本(うち1バラし)、ワームで2本釣ったという泉和磨の大会初日に同船した。結果、シャッドパターンで3本キャッチ、3460gで初日7位の成績をおさめた。

フライトは21番。下流へ向けてスタート。長いデッドスロー区間を抜けエレキを降ろしたのは8時。

プラクティスで良いサイズが釣れたという曽母谷橋付近からスタート。キャストするのは、現在開発中のシャッドルアー。その名もHMKLシャッド。

小技は使わず、少し速めのスピードでのタダ巻き。

泉の次にやってきた吉田秀雄。ショアライン+カバーを狙う泉に対して吉田は橋脚周辺を狙っていた。

一昨日釣れた期待のスポットは不発。クリークを出て少しキャスト。子守ワンドへ行くと大熊艇が浮いていて、キャッチしたばかりの空気(ボート後方でしゃがんでいた)。

下流へ移動。

プラで釣れた場所をチェックしていく。

基本的に少し沖目の中層を泳がせている。ロッドに重みが伝わるのは、魚がバイトしたか、目に見えない障害物に不意打ちを食らうかのどちらか。

したがって、障害物にあたっても、フッキング動作をしてしまい根掛かりも少なくない。

プロトシャッドで手持ち数が少ないため、スタックしたら回収棒で懸命に救助。

「え〜?こんなに深く潜るのか〜」

思いのほかスタックした水深が深い模様。魚探表示で2.5m。かなりの時間を掛けて無事に回収!

バイトを信じてひたすらキャスト&リトリーブ。

そして、またスタック・・

必死の救助空しく今回はロストしてしまう。

「あと3つしか無いのに〜」

「岸際を通したらダメですね〜。適当に沖側でOK」

浮きゴミに悩まされながらも小移動を繰り返す。

そして、水曜日に釣れたストレッチへ。

ここで待望の1本目がヒット!

ご本人いわく「600gくらいかな?」 

プラで釣れたのは全て釣られ傷の無いコンディション抜群のキロアップだったそう。この1匹は想定外の小ささ。

「プラではもっと大きくてキレイな魚だったんですけどねウフフフ」

「今のはかなり沖で食いました。プラで釣れた場所(岸からの距離)はダメみたいですねぇ」

「相模湖・津久井湖でもみんなのボートの下のラインで釣れることが良くあるんですよ〜ンフフフフ」

その後も中〜下流域を細かく移動するが、浮きゴミが広がっていて思い通りの場所に入れないことも。

「40UP3本で予選通過かな?」

記者:そんな事無いと思いますよ!そんなに釣れてないと思います。

「ダダ粘りで食わないヤツを食わせられているかも」

ライトリグに口を使わない魚をシャッド速巻きのリアクションで釣っているイメージ。

小さいバスが居るであろうワンド奥で少しだけワームをキャスト。すぐにノンキーがヒット。

「一応計ってみます」

ノンキーでした。

「クリークの場合、泥底に魚が居るけど、岩には居ないんですよ、本湖の場合はどうかな?」

「誰もやっていないからダメかな?ンフフフフフ」

ハスヒット!

ワンドに入ったところでシャッドにバイト!

「あれ?」

一度あたって、抜けた後にもう一度食った模様。

ロッドの曲がりからして1500クラスか?

「おかしいと思った。ナマズでした! ンフフフウ」

「ルアーを取られたくない ンフフフウ」

「ハスも釣れてバスも釣れてナマズも釣れた。優秀なルアーです。ンフフフフ」

「下るかな?迷うな〜。ゴミの無いところで釣りをしたい」

11時を前に少し迷いが出てくる。

「このまま(シャッドを)やりきって良いのかな?やっている事は単純で良いんだけど」

「釣れないと、全然ダメ〜 ワームやろうかな?」

2時間ほどバイトが無く、シャッドの釣りへの自信が揺らいできたようす。プラではワームでも2本キャッチしたそう。ただし、ワームでスローな釣りをするべきスポットは朝イチに撃って反応が無かった。

シャッドのカラーをキンクロにチェンジ。

「7キロくらい釣りたいな〜」

プラで釣れたのは軒並みグッドサイズで、それが揃えば7キロコース。

11時を過ぎて行き交うボートが増えてきた。

小さいワンドへ移動。シャッドにウィードが引っ掛かってきた。

「ウィードがあるところはノンキーチャンス」

と言い、キャロライナリグを投入。

「巻きの体になっているから待てない ンフフフフ」

すぐにノンキーと思われるバイトが2回。

「釣れないから、ノンキーのあたりでも嬉しい ンフフフフ」

と、少しの間のリフレッシュを経て

「巻く!」

っと自らに言い聞かせるように宣言。

「微風でゴミが流されていますね〜」

少し巻いたあとに、ノンキー場で再びキャロライナリグを投入。

もちろん真剣にノンキーを狙っている訳ではなく、その周囲にいるであろう、キーパーもしくはグッドサイズを狙っている。

それでも、バイトが無く・・・

「もうやるところ無い(苦笑)」

シャッドのカラーナチュラルなアユ系にチェンジ。

11時55分にバイトらしき感触。ロッドがゴンっと持って行かれた。

その後はたまに軽い根掛かり。

「あ〜飽きない程度に根掛かりがあるから気持が持つ ンフフフ」

「ライトリグをやったから釣れる訳ではないんですが・・・あ〜段々ワームをやりたくなってきた〜 ンフフフフ」

12時4分にハスをキャッチ。

「ハスが居る所はバスも居る!」

と、しばらく巻くが・・・

「下流はもうやりきった!」

朝イチ1本釣ったストレッチへ戻る。

見渡す限り誰も居ない。

そして・・・

待望の2本目ヒット!

 

「センニサンビャクですかね?」

そしてすぐに3本目がヒット!

 

 

さっきより長さは無いが太くて元気いっぱいのバス。

散々下流をやってダメで、朝イチ釣れたスポットで合計3本キャッチ。

周囲のワンド・クリークで産卵した個体が本湖側へ出てきてこのあたりで休んでいるのでは?と分析。

わずか20mほどのストレッチなので、さすがにその後は追加ならず。

「ポストの好きそうな場所は全部やる!」と宣言。

プラクティスで釣れた場所以外の縦スト系ストラクチャーをランガン。

しかし、4本目が釣れることはなくタイムアップ。

結果、3本のキーパー全てHMKLシャッドでキャッチ。

ロッドはダイワSteez STZ601LFS

ヒットルアーはプロトタイプのHMKLシャッド

「3キロ行くかなー」と心配していたが、公式ウエイトは3460g。

2日目は増水や浮きゴミの増加でこのパターンが通用せずノーフィッシュだった。

泉はHMKLブランドで多数の人気ルアーを世に送り出している。西日本のアングラーにはピンと来ないかもしれないが、関東近郊でのK-I65やK-Iマック、ザッガーの人気はすさまじい。更にエリアトラウトでも大人気のブランドだ。

今回のこのHMKLシャッドは自身でも驚く釣果だったそう。そして・・・

「天才ルアービルダーの称号を貰いたい(笑)」

と釣りをしながら何回か言っていた。

天才ルアービルダーとはジャッカルの加藤誠司こと。同じタダ巻きシャッドであるジャッカルのソウルシャッドに釣り勝って、加藤から称号を奪いたいらしい(笑)

大会終了後、加藤にその旨伝えると・・

「オレの方が釣ったから、それは譲れない(笑)」

そう、加藤は初日にソウルシャッドで4785g釣っているのだ。

しばらくは「ゴッドハンド」でお願いします>泉さん

動画も合わせてご覧下さい

文中敬称略
写真・レポート:NBCNEWS H.Togashi


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