バストーナメントは紳士のスポーツ。正々堂々と戦い、全員が協力してそのステータスを高めていきましょう。
バスマガジンおよび協会のメルマガで公表した通り、JBプロトーナメント最高峰のカテゴリーであるJBトップ50シリーズにおいて不正行為が発覚しました。このトーナメントを楽しみにされている多くのバスファンの気持を踏みにじる行為であり、まずはじめにバスファンの皆様と、すべての関係者に深くお詫び申し上げます。
選手、運営委員一同はこの件に対し大変大きなショックを受けていますが、事実を受け止めて、今後二度とこのような事件が起きないよう努めていく所存です。一度失った信用を取り戻すのは容易なことではなく、フェアなトーナメントを継続していくことで再びJBプロトーナメントのステータスを高めていきたく、すべてのトーナメント参加者にご協力をお願いします。
不正を未然に防ぐために、まず参加選手はこれまで以上に厳しいタックルチェックを行ってください。そして大会が終了するまで、怪しい行動をとっている選手がいないか選手間で相互監視をお願い致します。これは他の選手を疑る行為ではありません。好成績を残した選手の潔白を証明し、トーナメントを公正に開催することがその目的です。大会運営に携わる委員の方々は、抜き打ちでタックルチェックを行い、できる限り監視態勢を強化してください。
また、今後はアメリカのメジャートーナメントのように2名乗船のシステムを導入する必要性が迫られるでしょう。コアングラーやプレス、一般見学者などさまざまな2名乗船のシステムを早急に検討していきます。
JBトーナメントが始まって20余年が経過しましたが、不正は後を絶たないのが現状です。しかし、不正で持ち込んだ魚は一緒に釣りをしている他の選手からはすぐに見破られ、そのような怪しい検量が続くとウワサが広がり、最後には不正が発覚します。フェアに戦ってもウワサが流れる選手はどこかに問題があると思われますので、普段の行動や言動、ウエアなどの身だしなみなどにも注意を払ってください。
バストーナメントは競技中に審判がいるわけではなく、自然を相手にするため参加者全員が紳士でなければ真のスポーツとして成立しません。今回は1人の選手の悪事がたくさんのファンを悲しませ、JBトーナメントの名を汚し、スポンサーをはじめ私たちを支援してくださるすべての方に多大な迷惑をかける結果となりました。
JBプロトーナメントやNBCチャプタートーナメントを今後も継続していくために、スポーツマンシップに則り、正々堂々とバストーナメントを楽しみましょう。
2005年9月 前の画面へ戻る