若手メンバーは「自分たちが日本のバスフィッシングを変えていくんだ」という気持を抱いてください。
昨年の秋、河口湖町、勝山村、足和田村の3町村が合併し、富士河口湖町が誕生しました。この地域はバスフィッシングに理解があり、JB・NBCの活動拠点となっている河口湖はバスフィッシングのメッカと呼ばれるまでになりました。ジャパンバスクラシックからジャパンスーパーバスクラシックに名称が変わったのが1995年で、その年から一般のバスアングラーや地元の方々も楽しめるイベント『河口湖バスの祭典』を小海公園で開催してきました。
この秋のビッグイベントも今年でちょうど10回目を数え、富士河口湖町との共同主催になるということで今年から『富士河口湖オータムフェスタ』に名称を変更しました。ジャパンスーパーバスクラシックやチャンピオンオブチャンピオンズ、大きな大きなバス釣り大会はこれまでと変わらないのですが、バスフィッシングをしない方や、家族やグループにも楽しんでいただけるイベントとしてリニューアルしました。
また、NBC日本バスクラブの斉藤 聡、山下高弘、ヒューマンフィッシングカレッジ河口湖校の学生たちが企画を出し合い、若い人たちの力とアイデアで今回のイベントを運営しました。経験不足から至らない点も多々あったかと思いますが、人気イベントには行列ができ、バスのコンディションもよく、たくさんの方々に楽しんでいただくことができました。
かつてバスフィッシングブームと言われたときもそうだったのですが、「若い人たちがまとまって動くときに大きな波が起こる」とよく言われます。JB・NBC、そして日本のバストーナメントは成熟期に入りましたが、まだまだ改革、改善するところは残されていると私は思います。JBの若手プロ、NBCの若手スタッフ、ヒューマンフィッシングカレッジの卒業生・在校生、NBCジュニアメンバーは、現状に満足するのではなく、自分たちが日本のバストーナメントやバスフィッシングを変えていくんだという気持を常に抱いて活動していただけることを希望します。
先月号のこのページで紹介した『NEO』と『MAX』という若いメンバーを対象としたトーナメントの他に『JBマーキュリーオーナーズトーナメント(※)』が来年からスタートします。参加資格に制限があるのですが、若手選手が主役になるチャンスですので、できるだけ多くの方にチャレンジしていただき、参加選手と若手スタッフで魅力あるトーナメントを作り上げてもらえれば幸いでえす。
日本のバスフィッシングはさまざまな問題を抱えていますので、これからのバスフィッシングリーダーはこれまで以上にその資質を問われるようになるでしょう。釣りのテクニックから環境保全、地域振興まで、広い視野を持って活動してください。
※各スポンサー企業のオーナーズトーナメントは随時募集しています。ご希望があれば、JB本部まで。
2004年11月 前の画面へ戻る