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[インデックス][スペシャル][ワールドプロシリーズ2001第2戦レポート] |
表彰式 スポンサーであるKEITECH代表取締役の林氏のスピーチで表彰式が始まる。
5位から壇上へ
称え合う
ケイテック契約プロでもある庄司が2勝目。
去年の八郎潟戦で天井に頭をぶつけた庄司。今回は周りから「ぶつけるなよー」との声がとんだ。
お立ち台インタビュー インタビュアーは大引プロ
5位 W28 関 千俊
大引:この顔ぶれを見ると、まさしくサイトマスターなんですけど、まず関さん。
プリプラに3、4日入ったんですけど、その時にラージのネストを見つけていまして。GW前ですね。今回の直前のプラクティスで、サイトしか無いだろうということで、タックルは20本ぐらい積んだんですが、使ったのはこの3日間3本だけです。全てサイトをやり通しました。エリア的には湖一周ですね。一番大きなのは島まわりで取ったんですけども、使ったリグは自分のところの商品のスーパーネオ・アイボールを1/16〜3/4ozまで。
大引:結構刻みで?
そうですね。1/16、1/8と、スピードを変えるようにして、トレーラーを3インチグラブ、4インチグラブでチョイスをして。あとは、ダウンショットも自分のところのアイボールテールと、新しく出たゲーリーの2インチセンコーをネコリグにして。その2つですね。ほとんど、それだけでやり通したと。
大引:ダウンショットとジグですね。
あと、スプリットをフォローでやったぐらいで。
大引:ルアーのカラーというのは?
カラーは、まあ、みなさんご存知の通りです。
大引:あー、なるほど。見やすい色というのと、関さんの大好きそうな色っていうヤツですね。
そうです。今回はボックス1個で済んで、良かったかなという気がします。
4位 W59 相羽 純一
大引:大体の3日間の流れを。
朝はキャンプ場から、この桟橋エリアまでのスモールのサイトフィッシングで、とりあえず3キロまでのベースを作りまして、それから水道局の方へ行きまして、ラージのサイトですね。プリとネストとアフター、3種類のラージのサイトフィッシングで、3日間とも2本ずつラージが入りました。ある程度、4キロ、3500までウエイトを上げたら、島まわりとか、観光船の沖の5mラインから7mまでで、1キロのスモールをドラッギング。
大引:それはサイトでは無いんですね。
サイトじゃ無いですね。毎日その流れで一日戦って、このウエイトです。
大引:なるほど。ルアーとかは?
サイトフィッシングはダウンショット。スライダーのクラッピーの、黒沢選手に教えてもらったオレンジ色を使いまして、それからジグヘッドはPDLのスモールソルティーチューブ。
大引:ミニチューみたいなやつですね。
はい。それのジグヘッドとキャリラバ、トレーラー無しのスイミングです。ラージもキャリラバ。アフターはカットテールのワッキーリグです?真ん中に掛けたやつですね。あれを倒木の横っちょに浮いているラージにキャストして、それで食わせる。
大引:それはノーシンカーですね。
はい、ノーシンカー。それで、5mから7mまでのスモールは、クレージービーとクリープフライのダウンショットで、ウエイトは1/16oz。
大引:なるほど。ということは、戦略的には色々としていて、メインはサイトということで。
はい。サイトでベースを作りまして、ウエイトアップ。
3位 W8 今江 克隆
大引:大先生、独走中ですね。
こんにちは。
大引:今江さんなんですけども、初日が4125g、二日目4265g、三日目5085gで今日のトップウエイトです。流れをお願いします。
正直いうてね、大苦戦しました。プリプラの時はね、ほとんど初春というか冬に近い感じで、実はスレッジの50mのドラッギングで6m強ぐらい潜るやつがあって、それがものすごいストロングやったんですよ。ほんで、このままいったら、もう一発いけるんちゃうんかと思っていたんだけど、これほどまでに季節があっと言う間に進むとは思ってなくて。、もう、初日のプラの時の、あまりのネストのベッドの数にショックを受けてしまって、半端じゃないぐらい多いんですよ。
大引:すごかったですよね。
僕の今までのトーナメントの中で、こんなにベッドがあるような湖?っていうか、これだけの魚が豊富な湖っていうのは、日本にも珍しいんちゃうかってぐらいベッドが多くて、それをみんな釣れるだろうなっていうのがあって、多分、苦戦するとすれば初日と思ってて、案の定、苦戦しました。
大引:そうですね。初日が一番成績が悪いですもんね。
そうですね。初日、実は50何本釣ってるんですよ。大体の計算でね。でも、ウエイトが全然上がらなくて、これは失敗したと思って、23位で出遅れて、2日目もまたサイトの試合になったんだけど、後半にどんどん見えてるバスが小さくなっていってて、ウエイトが下がってくるのが分かってたんですよね。でも、まだまだいっぱいあると。みんなサイトにハマると思っていたんですよ。そんで、2日目の午後からディープやり出したんですよ。6mと5mをやり出して、実はアメリカでは言われていることなんですけど、スモールってラージより、遥かに回復が早いんですよポストが。あっと言う間に食いだすんですわ。あっと言う間にディープに戻りよって食い出すから、ディープをチェックせなあかんと思ってチェックしてたら、5mから6mでかなりいいサイズのポストのスモールが動き出してんのを感じてて、今日はもう完全にディープ。5m、6mを釣ったルアーってのが、メインに2日間。初日、2日目はジグヘッドです。ワームは3インチのアライブシャッド。もう、これ1本。1/16のジグヘッドで全部釣ってまして。
大引:今日の5キロというのも、全部ディープなんですか?
今日の5キロはディープで、使ったのがアイスクリームビルって呼んでるんですよね。50mのドラッギングで6mタッチできる、小型のスレッジなんです。遠賀で使った時のディープワン。これが、完全にノーマークやった水道局の沖のハンプ、水中島。あそこで炸裂して、最後にサイトで1450かな?1本入れて5キロ超えたと。3日目が僕の一番理想としてたパターンで、こっからはじまるんやなっていう感じで。だから、ポストのパターンでしたね。明後日が大潮だよね。また一気に次の軍団が入ってくる。その谷間で、なんとか自分のパターンに持っていけた。
大引:今日も風が止まるタイミングぐらいに、一気に入りましたよね?
入りましたね。ほんで、ディープのステージングのやつと、ポストの回復のやつと2種類がいたと。で、ポストの回復がデカかったということで。
大引:なるほど。でも、初日悪いつっても4125を釣って23位っちゅーのもすごいですよね。
すごいですよね。やっぱりね、昔はサイトの試合になったら確実にお立ち台見込みだったんだけど、最近なんかみんな上手くなっちゃってね。もう、奥義もへったくれも無くなっちゃった。まあ、あまり体にいい釣りじゃないんですけど、今回は尻上がりにまくりまくって、ここに立てたということと、こんだけね、素晴らしいフィールドでスタッフのみなさんにもすごく良くしてもらいまして、本当に理想的なフィールド、管理も素晴らしいと思いますね。ということで、非常に楽しめた試合でした。ありがとうございました。
2位 W60 山木 一人
大引:どんな感じで?
今回、魚探積まなかったんですよ。魚探積んじゃうと、どうしても5mとかをやりそうなんで。弱虫なんで、魚探を積まないで3mより浅いところを全部。基本的にスモールのベッドをやろうと思っていたんですけど、僕が釣るとちっちゃいんですよ。700、750ぐらい?プラの時には大きかったんですけど、本番になったらちっちゃくて、しょうがないから倒木のところでよくラージの姿を探して、いないとピューって出ちゃうんですよ。そういう空いてる倒木に…、こないだ河口湖で…
大引:そうだ、河口湖でも。
河口湖も2番だったんですよ。マスターズ。そんときに、すごくよかったモードキーという
大引:新しいやつですか?
そう。どうしても作って欲しくて、作ってもらったワームなんですけど、それの河口湖と同じ魚肉ソーセージカラー。
大引:どんな色ですか?つや消しピンクとか、そういう?
魚肉ソーセージの色です。それがすごくて、スポーンがらみの魚に。僕、芦ノ湖なんで、カラーのテストなんかも芦ノ湖でやるし、自分で池で飼ってるバスでどれが最後まで食うかとかやったら、どんだけプレッシャーかけても、このソーセージ色だけはパクって食うんです。
大引:コンビニとかで売ってるやつですよね?
そうそう。あのソーセージ。
大引:バスプロのみなさんが、船で好んで食べているあれですよね?
そうです。モロにあれのちっちゃいバージョンです。4インチなんですけど、それを初日は倒木の浅いほうに自分が入って、沖のほうに投げて思いっきりジャークしてくる。何回も。何回も同じところに投げると、ワーって何匹か湧いてくるんですよ。湧いてきても食わなくて、そのままワームに付いて沈んでいくから、沈んでいったところにラバージグをポンって入れると
大引:食う。
うん。それで、初日1900と1400を取れて。
大引:へぇー。それで6000。初日に山木さんが言ってたことを思い出しました。バスのなる木っていうのを言ってたんですよね。
そうそう。10時半から10時40分の間に、そこでソーセージを使うとバスが湧く木があったんですよ。
大引:どんな木や(笑い)
昨日はね、そこでしくっちゃって取れなかったんですけど、今日は10時35分くらいかな。その木に行って、1400っていうラージが取れて。
大引:初日はじゃあ、上手いことバスのなる木にハマって。
そうですね。
大引:2日目、3日目というのは?
昨日は、全然終わってて、朝はここらへんのサイトからスタートしたんですよ。とりあえず揃えようと思って。全然揃わなくて、もうウロウロウロウロして、なんとか釣ってそのウエイト。今日はもう10時半まで、5本で2キロだったんですよ。それで1400取れて、さあ、どうしよどうしよで走って、サイトで入れ替えて、なんとか。
大引:今日、お昼からっていう声聞きますね。お昼から風が変わるタイミングとか、そういう声よく聞いたんですけど。
みたいですね。
大引:はい、今回の2番なんで、言いたいことをガーンと。
今年からワールドに参戦することになって、とりあえず一度くらいはまともな成績を取らなきゃいかんかなと思って、こないだマスターズで取れて、ちょっと安心して。で、まあ、今回も2番ということなんで、今度は1番を取りたいと思います。ありがとうございました。
KEITEIカスタムリーチ
フック:イワナPro10号
PDL5gタングステンシンカー
ダウンショットロッド:フェンウィックテクナTAV59SDML
リール:シマノステラ2500FW
ライン:サンラインスーパーFCスナイパー3lbインタビューにでてくる高床式(デッキ張り)SPOOK
1位 W6 庄司 潤
大引:そのへんから、天井に頭を打つぞと言われている庄司潤選手なんですけども、実は私、身内のため全部釣り方知ってるんですが。
そうですね。
大引:はい、ぶっちゃけて言って下さい。
うーん、ぶっちゃけてっていうか、ネストなんですけどね。やっぱり、みんなが見えないネスト。
大引:レンジ深いですよね。
深いですね。3.5mとか。
大引:3.5とか4mとか。それを個人的にも詳しく聞きたいんですけど、ボヤっと見えるんですか?
ボヤっと見える。
大引:魚も見える?
魚も見えるときある。
大引:見えるかぁ。
(会場から笑い声)
まあ、結構それは自分で一番得意としている釣り方なんで。
大引:琵琶湖のニュアンスに似てますよね?
似てますね。
大引:今回しかも、スプークを持ってきて。
そうですね。復活さして。っていうか、トレーラーの車検が切れているのに気づかずに、スプークを急遽持ってきたっていうのが本当なんですけどね。
大引:この人、こんな背が高いのに、さらにデッキ上げてサイト見ようとしてましたからね。
まあ、でも、プリプラの時も一週間ぐらい入って、今江さんとかとずっと一緒に出ていたんですけど、やっぱり僕も本当に、スタートする初日の朝まで5m、6mをやろうと思っていたんですよね。それが、前日のプラで見てまわると、さっき今江さんが言われたとおり、ネストが大量にあって、これは俺にしか見えへんネストがいっぱいあるぞと発見して、どうしようなかと迷ったんですけど、みんなが「潤さん、それはやりにいかなあかんで」ということを言われまして、行ったところがバカハマリして。
大引:重量もトップなら、ウエイトも全てトップ。
オールスモールなんでね。
大引:2位と、これなんぼ開いてるんですかね?26ポイント差ですよ。ほぼブッチ。完璧ブッチですよね。あの、ワームとかも知ってるんですけど、全部言ってあげて下さい。
そうですね。今回、直前まで本当にディープやろうと思っていたんですけども、ひょっとしたらネストっていうのも考えられたんで、家出るときに頭をよぎったものがあって、それをたまたま今回持ってきてたんですよね。そのワームがすごい少なかったんですけど、3日間どうにか持たせたんですけども。これね、ケイテックの3インチリーチ。シラウオカラーって言われてるやつですね。パールホワイトにちょっとラメが入ったやつ。もう、全てそれですね。ダウンショット。ヒョロヒョロと動くやつですわ。それが、すごいハマって。シンカーは5gのタングステン。結構、屈折の角度があるんで、向こうに投げてちょっと向こうに落としてズルズルって引いてくると、ネストに入るとコリコリってするんですよね。その感触を分かりたいんで、重いタングステンを使う。その代わり、いいとこに入ると、もう1投目から食う。ディープにあるやつはデカイ。
大引:人の見えへんやつね。
大体、800から上ばっかりの魚でしたね。
大引:エリア的には?
初日はこの中。桟橋群の中で。それも初日は朝10時半ぐらいから次の日のプラしてましたね。で、2日目は島まわりでやってて、それも11時ぐらいから3日目のプラをしてました。今日は、もう一回島まわり入って、そこで5本を40分くらいで揃えて、その後にもう一箇所、今日のメインに置いていた場所があったんですけども、外人村のちょっとこっち側になるんですけど
大引:あれですね、禁漁区になっている外人桟橋の向こう岸ですね。
そうですね。その、こっち側ですね。今日、山木さんとも会ったんですけど、そこは結構、入った途端に8本とか9本ぐらい立て続けに釣って。
(会場から「視力は?」)
視力は僕良くないんですよ。0.8の1.0。
(会場から「身長の差かも」)
大引:というわけで、恐ろしいまでの目の差と実力の差というか。
やっぱりね、偏光にサイドカバーが付いているのも、すごい良かったですけどね。横から光が入らないんで、このサイドカバーは役に立ちました。
大引:2勝目なんですが、言いたいことをどうぞ。思い切り言っちゃって下さい。
あんまり無いんですけどね、言いたいことは。まあ、今回まさか優勝できるとは、正直言って全然思ってなかったんで、1戦目の遠賀川も全然ダメだったんで、ここで優勝できたのは、やっぱり嬉しいですけどね。
大引:あ、言うの忘れてました。お父さん、3連勝やよね、確か?
これ入れるとね。琵琶湖の日本シリーズと…
大引:日本シリーズ優勝して、京都チャプターして、ここで勝ったんでしょ?
そうです。全部同じような釣り方なんですよね。
大引:ね。目の差ですわ。ということでですね、今回、完全勝利を収めた庄司潤選手でした。
ありがとうございます。
お立ち台インタビューに続いて6位以下の表彰
6位は徳永7位平沢 和徳
チャリティーオークションの収入(30万UP)は信濃町に寄付された。野尻湖の環境保全に使われるとのこと。
最後に会長のスピーチで幕を閉じた。