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[インデックス][JB情報2003] [ JBワールド第2戦エバーグリーンCUP]

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年間ポイントランキング
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JBトーナメント2003
JBワールド
第2戦
エバーグリーンCUPCUP

04月04日(金)~
04月06日()
亀山ダム(千葉県)


  ワールド1 2 3 4 5
マスターズ1 2 3 4 5 6
イースタン桧原湖1 2 3 4
イースタンウインター1 2 3 4 5
イースタン河口湖A1 2 3 4
イースタン河口湖B2 3 4
イースタン山中湖1 2 3 4
イースタン霞ヶ浦1 2 3 4
イースタン野尻湖1 2 3 4
ウエスタン三瀬谷ダム1 2 3 4
ウエスタン琵琶湖A1 2 3 4
ウエスタン琵琶湖B1 2 3 4
ウエスタン生野銀山湖1 2 3 4
ウエスタン早明浦ダム1 2 3 4
ウエスタン九州トレイル1 2 3 4
バスプロ選手権0
II桧原湖1 2 3
II河口湖1 2 3 4
II霞ヶ浦1 2 3 4
II旭川ダム1 2 3 4
ジャパンスーパーバスクラシック(アマチュア部門)0
ジャパンスーパーバスクラシック(プロ部門)0

トーナメント概要初日結果2日目結果3日目結果トーナメント結果上位のフィッシングパターン
 
ストーリー

温暖な気候に恵まれた関東南部に位置する亀山ダムでJBワールドシリーズ第2戦が開催された。


房総半島の中央部に位置。

河口湖との比較

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同ダムはバスフィールドとしての人気が高い。エンジン船が禁止されているため手こぎ・エレキボートでのんびりと自然に囲まれて休日を過ごすにはぴったりのロケーション。数もよく釣れるうえ、関東では数少ない50アップが期待できるフィールドとしても有名だ。

今年のワールドメンバーに千葉勢は6名。去年は西日本での開催が多かったため、地元勢はここで一つ差を付けたいところ。しかし、ワールドクラスになれば、「地元有利」とは言えなくなる。今回も優勝は滋賀県在住の井手隆之。琵琶湖のイメージが強い井手だが、過去に河口湖のマスターズで優勝している。去年も霞ヶ浦で準優勝するなど、「ゼッケン1」が示すとおり高い総合力をもった選手である。

2日目終了時点で成田、井手、深江、千葉いう順位。TOP2がカバー撃ち、深江と千葉がライトリグという戦略だった。そして運命の3日目、成田がスコアを崩し、井手が安定した成績を収め逆転優勝となった。

DAY1

終日晴れまたは曇り。朝の冷え込みがきついが、日中は過ごしやすい天候。桜も三分咲き。振り返ればこの日が一番釣りやすい状況だった。プラクティス時の状況は「数は釣れる。2500は簡単に揃う」という声が多かった。700g以上のキッカーを何本混ぜるかが勝負。少し前の河口湖に似ている。

スタート後、最下流エリアである会場前がけっこうな人気エリアとなる。目視できる位置にたくさんのボートが浮いた。急に水温が下がったという話もあり、より安定しているこのエリアが人気になったのだろうか。

15時検量開始。事前情報通り「よく釣れるフィールド」だ。ウエイイン率は100%。リミットメイク率も71%と、今年の全JB・NBCトーナメント中最高の成績となった。30匹くらい釣った選手もいたもよう。この日のトップは--除名--。会場前のフラットを自身が開発する河口ホッグでベースを作り、ネストのサイトでキッカーを入れ4190g。2位は成田紀明。エレキで広く流し要所要所のカバーをテキサスリグで撃っていくスタイル。数こそ釣れないが、当たればデカイ。3位の小森から13位の中山まで3キロ台が続く。ポイント獲得ボーダーは2162gという好釣果で初日を終えた。

DAY2

2日目は天気予報通り大荒れの天候となった。朝から風を伴う雨が降り、一向にやむ気配すらない。気温も下がり最悪のコンディションとなった。前日から満水状態だったため、8時過ぎにダムが放水をはじめた。99年にNBCNEWSがワールド取材を始めて以来、こんな厳しい天候は始めて(初年度の早明浦戦はもっと酷かったらしい)。釣りをしている選手もかなり辛そうである。ただし唯一の救いは一般のボートが減りエリアバッティングが減ったこと。

15時検量開始。天候は厳しかったが、結果は初日に引き続き好調を維持。ウエイイン率98%、リミットメイクも50人。トップは渡辺新吾の4125g。井手が3880、小野が3780と続く。そんな中、成田が単日4位となる3585gを持ち込み暫定トップとなる。深江、千葉も手堅く3400台を持ち込み優勝争いへ加わった。暫定7位に中山春美がはいり、女性初のお立ち台に期待がかかる。

DAY3

最終日は朝からきれいに晴れ上がり気温も上昇した。平野部では強風に見舞われたようだが、山間部であるため、影響は少なかった。この日、NBCNEWSは取材艇で湖上をまわってみた(詳細は別コーナーにて)。前日の雨の影響で中~上流部(折木沢方面)は真っ茶色に濁っていた。選手・一般のボートの姿はほとんどなく、会場前~笹川方面に人気が集中していた。ヒットシーンはほとんど見ることができず、状況悪化が予想された。

13時。たくさんのギャラリーが見守る中、ウエイインが始まる。単日1位は大隅浩典の4555g。今大会の最高ウエイトでもある。大隅は誰もが敬遠した水温の低い上流部へ向かい「炸裂」させた。また、この日3830gで2位の小野俊郎も笹川上流で勝負を賭けた一人。他の選手のそれとは明らかにコンディションが違う、見事なプリスポーンバスを持ち込んだ。初日の5点がなければ・・。

注目の成田が苦戦しているという情報が行き交う中、井手が検量へ並ぶ。3キロは優に超えそうな5本が入っている。結果、単日3位となる3504gを持ち込んだ。そして成田が検量台へ。グッドサイズ揃いだが、リミットメイクは達成できず。3本で2184g。深江、千葉も3キロを超えられず、表彰式を前に、誰もが井手の優勝を確信した。

ライトリグで数を釣り、700前後でリミットメイクする方法。数こそでないがカバー撃ちで確実に700~800を釣る方法。この2つが今回の上位入賞パターンだったが、結果的にハイリスクハイリターンのカバー撃ちに軍配があがった。

いろいろな釣りが楽しめる亀山ダム。これから更に良いシーズンになる。みなさんもぜひ一度!


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