2003年度のJBシリーズが開幕した。去年はオープントーナメントだったウィンターシリーズが、今年はJBイースタンウインターシリーズとして開催される。その第1戦が1月5日に河口湖で開催された。今冬は雪が多い河口湖、湖畔には元旦に降った雪が残っている。気温も終日氷点下で水温も2~3℃をキープしている状況。そして12月7日以降バスの放流はされていない。
プラクティスを行った選手の話では、真冬の定番であるディープはノンキーが多く、キーパーは溶岩帯や4~5mのミドルレンジで釣れるという。サイトできる範囲のシャローにもタイミングによっては、キーパーを見つける事ができるらしい。特に気温が上がった4日は多くのバスを見る事ができたようだ。しかし、いずれも容易に釣れるとは言い難い厳しい状況。
そんな厳しい状況下で更に選手を悩ませるのが、今年からの新ルール「キーパーサイズ30cm」だ。養殖技術の発展に伴い、このサイズも容易に放流されるようになったためルール改定された。しかし、この時期はノンキーすら釣るのが難しいうえ「27~28cmのバスは釣れるけど・・・」と嘆く選手も多かった。
結果、ウエイイン率25%という厳しい状況の中、5匹で3,835gというトップシーズン並みのスーパーハイウエイトを持ち込んだ--除名--が優勝した。小泉は小海で3本、ロイヤルワンドで2本ときっちり5本のみの釣果。ノンキーに悩ませられる選手が多い中で驚異の結果である。2位の若尾、3位の望月は去年の河口湖戦で活躍した。特にウィンターシリーズでは強かった選手たち。若尾はさかなや沖の溶岩尾根に絡むディープ、望月は大石のアシ中にいるバスをサイトでそれぞれ4本もちこんだ。4位の新井、5位の財津もシャローのサイト組。(詳細は上位のフィッシングパターンコーナーをご覧ください)
第2戦は更に厳しい気候となる2月9日に行われる。小泉の圧倒的強さを打ち破れる選手は現れるのか!
報告:NBCNEWS