前日開催されたエコタックルトーナメントはウエイイン6本という寂しい結果となった。強風によるエリア限定の影響をもろに受けたと誰もが思った。そして本大会当日。予報通り雨が降ったが、ときより太陽が顔を覗かせた。風も弱く釣りをしやすいコンディションだった。ビッグフィッシュの目撃情報を耳にするようになり、ハイウエイト戦になると思われた。しかし、ふたを開けてみれば、前日に続く寂しい結果となった。
ゼロ申告者がぞくぞく現れる。ウエイインされても500~600gが1匹。写真撮影ボーダーを1000gに設定するほどのタフコンディション。最終フライトの赤(ワールド勢が多い)に望みをかけるが、やはり釣れていない。
ウエイイン終盤に小泉がやってくる。それまでのトップは峰正寿の2,088g。小泉のウエイインバッグにはキロアップを含め5本はいっている。検量の結果は4,305g。最後に常勝
野村俊介が現れるが、バックには1本のみ。これで小泉の優勝が決まった。
小泉は、放流魚を無視した完全なネイティブ狙い。エリアは小海を起点とした東西。風が弱いうちは、2m前後の岩をジグヘッドで狙い撃ち。風が吹き出した後は、5m前後の岩の上に1/16ozジグヘッドを長くステイさせ続けるというハイテクニックでグッドサイズのネイティブを釣った。使用ルアーは自信が開発する、河口ホッグと河口チューブ。
小泉・野村。この牙城を崩せる選手はいつ現れるのだろうか?