冷たい雨が終日降り続き、釣り人にとって厳しい1日となった。ただ、寒さはピークを越えたのか冷え込む日が少なくなり、水温も6~7℃と上昇傾向。魚を持ち込んだ選手も全体の10%を越え、ほんの少し春の気配が感じられ始めた。
スタート後に車で南湖を一周してみたところ、この日は浮き御堂、におの浜、カネカの沖の3ヵ所に十数艇の小さな船団ができあがっていた。今大会で琵琶湖A・B両シリーズ合わせて6戦目となり、貧果が続く中でコンスタントに結果を出している実績場の人気が回を重ねるごとに上昇している。ただ、成績表を見ても分かるように、船団の中で幸運のバイトを得るのは一握りの選手。今大会は上位陣すべてが1フィッシュで、1日1バイトのチャンスをモノにするにはかなりの引き運も必要といえそうだ。
この日のトップウエイトをマークしたのは浜大津港エリアを攻めた土居一成選手。目に見える岩や鉄柱などをひたすら撃ち続け、2,070gのビッグバスをキャッチした。勝負を決めたリグはスタッド5inの1/16ozジグヘッド。この日は中層を狙った選手が多かったが、土居選手はしっかりと底をとって貴重な1バイトで優勝を飾った。
2位は北エリアの3mラインをダウンショットのリングワームで狙った日置隆宏選手。ウイニングウエイトには僅かに及ばなかったが、2,006gのグッドサイズを持ち込んだ。
3位に入賞した北 大祐選手も北エリアで、4inのストレートワームをセットした1/16ozのジグヘッドリグで4mラインを攻略。ウイードがパラパラと生えているエリアで1,946gをキャッチした。
4位は1/2ozフットボールジグで広範囲を攻めた長嶋 純選手で、西岸の南エリアにあるマンメイドで1,888gをキャッチ。5位の石田人志選手はノーマークの東岸にあるマンメイドをラバージグやテキサスリグで狙って結果を出した。
JBウエスタン琵琶湖A・Bシリーズともに、秋の河口湖決勝大会を除けば残すは1戦。シリーズ年間成績は第4戦までの総合成績で決定するので、早くも次回がファイナルゲームとなる。
報告:バスマガジン編集部