雨天の中開催された第1戦,この時期の早明浦ダムはプリ,ポストそしてネストにつくバスが入り乱れ,どのバスを狙うかでアングラーの明暗が分かれる。今大会では1位,2位がプリを攻略,3~5位がネストを中心に攻略した。またリミットが3本ということもあり,サイズの良いバスのみを効率的にキャッチしていった選手が上位に入賞した。優勝した田渕選手は昨年マスタープロシリーズで大活躍した選手,今シーズンの活躍も注目したい。
上位のフィッシングパターン
優勝:田渕秀明選手
勝つ為には,ウエイトのあるプリを釣らないといけないと考えた。瀬戸川上流エリアでまずキロクラスをキャッチし,リミットを揃えてからは,メスのみに狙いをしぼり3キロ台までウエイトをのばした。使用したリグは生分解ワームであるテンプトのサージングワーム及びタイニークラスタのジグヘッドリグである。
2位:坂本洋司選手
先週のプラでは,ライトリグではパターンを見つけられなかったがスイムベイトでのパターンを発見した。前プラでも反応がよく,当日も同じバターンでとおした。ポイントは本流筋にあるポケット状の小さいワンドで,そのワンドにある一番本流に近い岬がよく,立木などがあればたいていバイトがあったそうだ。
3位:河井大助選手
山口県から参加の河井選手は,ゴールデンウィークに3日間のプラをこなし,多くのネストをチェックした。大会当日にはそのネストは増水により見えない状態になっていたが,おぼえていた場所にルアーをおとすと反応があり,同じ方法でネストのバスをキャッチしていった。
4位:石川晴彦選手
前プラで見つけたネストを釣りやすい順に朝からまわっていった。途中,他の選手に狙われたネストの後を攻め,オスはいなかったが,その付近をうろついていたメスをキャッチでき,納得のいく結果をだすことができた。石川選手は2年連続JBⅡ早明浦チャンピオン,今年も初戦からエンジン全開である。
5位:藤本和昌選手
前プラで見つけたネスト700gをキャッチし,その後350gを2本キャッチした。ウエイトがのびない状態であったが,大川村役場よりやや上流のエリアのカバーをセンコーとリーチで攻略しキロクラスをキャッチできた。