JB日本バスプロ協会 NBC日本バスクラブ OFFICIAL SITE NBCNEWS

ホームへ戻る
[インデックス][JB情報2004] [ バスプロ選手権]
第0の成績表を表示
dummy.gif

JBトーナメント2004
バスプロ選手権


11月06日()~
11月07日()
河口湖(山梨県)

エコタックルルール適用大会

indexページへ戻る
トーナメント概要初日結果2日目結果トーナメント結果上位のフィッシングパターン写真
 
ストーリー

2004年度JB、NBCトーナメントの最後を飾る全日本バスプロ選手権が2004年1月6日~7日に開催された。今シーズン開催されたJBイースタン・ウエスタンの各シリーズから年間成績上位のツワモノ305名が紅葉真っ盛りの河口湖に結集。キーパーサイズ25cm、バックリミット7匹、2日間のポイント制で争われた。優勝は鹿島英樹。チャプター河口湖・イースタン河口湖Aの2シリーズで年間トップを獲得している河口湖マスターが、大舞台で大きな花を咲かせた。

今回も放流合戦

去年のこの大会はキーパーサイズが30cm、直前放流もなかったことから、ネイティブ系バス狙いを強いられ半数以上がノーフィッシュという厳しい大会だった。しかし、今回はキーパーが25cmに下がったうえに、数日前に放流があり、去年とは一転して大放流合戦となった。記者は別件で前日プラを行う神谷のボートに乗り湖上をまわってみた。各放流地点では比較的容易に釣れた。ウエイトは400~500gが多かった。また、場所によってはもう一回り小さいクラシック時の放流魚もたまに混じった。すくなくとも1日目のリミットメイクは容易。総ウエイト3キロが上位のボーダーと予想された。

クラシック時にくらべ水位はだいぶ下がり、エビ藻の頭が少し出ている水位。西湖からの放水は止らず、一部のワンドを除き全体的に水質は悪くないコンディション。放流バスの固まるエビ藻パッチが容易に見えるため、かなり釣りやすい状況だった。

気温の方は例年になく暖かい日が続いており、日中は20℃近くまで上がることが多い。大会前日も防寒着は着ていられないほどの暖かさだった。

1日目

クリックで拡大
冠雪する富士山

クリックで拡大
KBH前。紅葉。

クリックで拡大
行列の出来る検量所

天気は曇り~晴れ。朝こそ寒かったが、この日も季節はずれの暖かい天候に恵まれた。

湖畔道路をまわってみる。人気はロイヤルワンド・さかなやワンド・小海・広瀬・大石の5エリア。小海はクラシックのリリースフィッシュ狙い。それ以外は数日前の放流狙い。

14時検量開始。久々に検量所は長蛇の列。結果、リミットメイクは39%にものぼり、検量率は91%と激釣れの初日だった。上位のボーダーと予想した3キロ越えは40名になった。

初日トップは秋の河口湖に強い両恵雅樹。長崎のエビ藻パッチをEDUMストレートのテキサスリグでキッカーを仕留め4500g。2位以降は福島健、--除名--、山木一人、野村俊介とビッグネームが揃った。優勝の鹿島英樹は3,256gで11位スタートだった。

クリックで拡大

放流合戦は2日目に急激に釣れなくなる事が多い。今回も1462匹のバスがロイヤルワンドに集められ再放流された。2日目はロイヤルの大船団で一回は釣られたリリースフィッシュを狙うか、他エリアで数は少ないがフレッシュな放流魚を狙うか。

2日目

クリックで拡大
フォギーな朝

クリックで拡大
初日トップ両恵

クリックで拡大
2日目トップ山口峻

朝は濃霧注意報が出た。その通りに湖上は濃い霧に包まれ若干スタートが遅れた。9時過ぎには霧が晴れスッキリした秋晴れに。風は弱く、気温も高めで絶好の行楽日和となった。

この日NBCNEWSは初日トップの両恵に同船した。第一フライトだったため、他の状況は見ていないが、スタート時振り返ると、かなりの数のボートが橋をUターンしていた。帰着前に、グラブワンドへ行ってみると、凄い数のボート。ロイヤルワンドは岬の陰になり見えなかったが、それ以上のボートがひしめいていたことが予想される。

昼に検量開始。

両恵の周囲ではそれほど釣れている感じはなかったが、ふたを開けてみれば意外に釣れていた。67名がリミットメイク達成。今大会はエビ藻に居る放流魚をいかに釣るかがキーとなった。狙っている魚は皆同じ。数・ウエイトを上げるためには、それぞれいろいろな工夫があるようだ。詳細は上位のフィッシングパターンページで。

単日トップは50アップを混ぜ4455gをマークした山口峻。2位は中島成典で3438g、3位木村浩規の3370g。初日トップの両恵は5本で2300g、他の上位陣も「揃ったけどマメ」が続出。そんな中、初日11位の鹿島英樹が3キロを超え、単日6位。トータルポイントを385pとして2位に12p差をつけての総合優勝となった。

クリックで拡大  

総合2位は原俊彦、3位野村俊介、4位望月康彦。この3名は静岡勢。さすが隣接県は強い。しかし、5位に九州の大熊一徳。6位に三瀬谷の横山、7位に九州の吉海が入賞するなど、遠方から参戦の選手も入賞を果たした。

鹿島英樹はWHOIS2を見ての通り、河口湖はかなり強いが、メジャートーナメントでは初の優勝となった。この大会の目玉はなんといっても賞金額の多さ。壇上で賞金の使い道を聞かれ「11年待たせた彼女と・・・・」。2004年JB・NBC全シリーズが感動とともに幕を閉じた。 

報告:NBCNEWS-H.T


History back GO INDEX
© NBCNEWS