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[インデックス][JB情報2004] [ JBマスターズ第2戦サンラインCUP]
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JBトーナメント2004
JB.マスターズ
第2戦
サンラインCUP

05月08日()~
05月09日()
山中湖(山梨県)

エコタックルルール適用大会

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トーナメント概要初日結果2日目結果トーナメント結果上位のフィッシングパターン写真
 
ストーリー

優勝! 

2004年5月8日~9日山梨県山中湖でJBマスターズシリーズ第2戦サンラインCUPが開催された。季節はスポーニング初期段階。ミドル~シャローでコンディション抜群のバスが期待できる時期。しかし、それに該当するエリアのほとんどが動力船進入禁止。更に、ゴールデンウィーク前に1.5トンの放流が行われ、非シーズナルパターンも成立する状況になった。動力船か否か、参加選手は春の山中湖特有の究極の選択を迫られた。

季節

富士山の雪のだいぶ減り、新緑がまぶしい富士五湖地方。朝の最低気温も10℃前後となり、暖房が不要となりつつある。湖の方も、水温が15℃前後になり、各湖でスポーニングのシーズンを迎えている。山中湖はスポーニングは初期段階。スポーニングベッド狙いにはまだ若干早いという。4月中旬にワカサギパターンが成立した時期もあったが、それもすっかり終わっている。

放流の影響

4月26日に1.6トンのバスが放流された。これによりゴールデンウィーク中はかなり釣れたようだ。29日に開催されたチャプター山中湖第2戦は104人の参加で49%リミットメイク、ウエイイン率も84%と絶好調だった。しかし、それもゴールデンウィークのフィッシングプレッシャーにより、大会中は沈黙気味となった。

更に、河口湖の放流バスと大きく異なることが2つ。一つは、移動性が高いこと。単調な地形のためか、山中湖の放流バスは足が速い。河口湖のように放流地点に留まることなく、一気に広範囲に広がる。旭が丘の放流魚が翌日対岸で釣れたりする。もう一つは、放流地点近くの桟橋にごっそり溜まる事。これも単調な地形ゆえ、唯一とも言えるマンメイドストラクチャーの桟橋に放流バスが溜まる。もちろんトーナメントで桟橋は狙えない。

そんな状況の中、平野エリアは別だった。アシが豊富に生えているため、放流バスが集中した。結果、上位陣のほとんどが平野エリアと言う結果になった。

体力勝負!

クリックで拡大 左図の湖岸を埋めるオレンジ色の部分が保安区域。季節的にバスが多いエリアはほとんどが動力船進入禁止となる。そして前出の平野ワンドは、左図の右端にある。スタート地点の旭日丘(中央下)から、直線で約3キロ。ロイヤルワンドから鵜の島に相当する距離をロウボートで行く必要がある。選手によって(体力・年齢)さまざまだが、だいたい40~50分かかるという。平野の他にも、魚影が濃い長池の保安区域や国道エリアを攻めるにも、手こぎボートを使う必要がある。

非動力船ではエリアを自由に変えることが出来ない上、強風になれば、帰着が出来なくなることもありうる。毎度のことではあるが、山中湖戦ではボート選びから戦いが始まる。

DAY1(エコタックルルール)

クリックで拡大 終日曇天。気温11~18℃。朝こそ肌寒かったが、昼頃には蒸し暑く感じた。今大会から新しい「スタートシステム」が導入され、非常に静かなスタートとなった。

湖畔を一周してみたところ、平野ワンドに50艇以上は浮いていた。湖北岸はママ森~大池エリアまで、ボートがベルト状に密集。7割近い選手が北岸に浮いている感じ。冬場の定番エリアである西岸はガラガラ。通年人気の国道エリアもほとんどゼロ。砂岬まわりに小船団ができていた。また、前日1500前後が炸裂したらしい第2水中島にも数艇浮いていた。

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2位岩崎広 3,116g 
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3位柴田英紀 2,994g 

風も吹かず、終日穏やかだった初日。14時に検量が始まる。たまに列ができるが、それほど釣れている感じはうけない。ノーフィッシュ申告も多い。

結果、411人中ウエイインは28%の117人。第1戦に比べれば上出来か。

この日のトップは3,420gを持ち込んだ天野研吾 。同選手は会場対岸の長池でプリスポーンのキロアップをまじえ3匹ながら3420gをマークした。2位の岩崎を筆頭に、上位陣・リミットメイカーのほとんどが平野手こぎ組という結果に。イースタン山中湖常勝の面々も多数参加していたが、軒並みノーフィッシュとなる波乱の初日だった。

DAY2(通常ルール)

クリックで拡大朝の気温は前日と同じ。ただし日中もほとんど上がらず、肌寒い一日。弱い雨がぱらついた。スタート時弱い風が吹いたものの、強まることはなかった。

この日NBCNEWSは終日平野ワンドに居たため、湖畔全体を見ていないが、選手の話を総合すると、全体的な選手のポジションは初日と変わらなかったようだ。もっとも、ボートを事前予約している関係で、初日手こぎ→2日目エンジン船という戦略変更はできない。

13時検量開始。雨の影響か、タックルが自由に使える影響か、初日より検量の列が伸びた。

多くが1本のみであったが156人が検量した。この日は写真撮影依頼時に、簡単に場所を聞いてみた(初日は聞けない)。結果、砂岬~国道エリアが多かった。選手の数との比率では2日目一番釣れたエリアだったかもしれない。ただし、キロ前後が単発ででる感じで、数では平野に遠く及ばない。

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2日目トップは、その平野ワンドのやや沖側のウィードパッチをシャッドで攻めた田畑二郎。この日、NBCNEWSは初日2位の岩崎に密着していたが、その沖側で釣りをしていたのが田畑だったと後で知った。確かに何回かロッドが曲がっていた(詳細はフォトレポートで)。その田畑はネイティブも織り交ぜ5匹で3840gを持ち込んだ。2位は砂岬先端をワッキーで攻めた大藪秀樹。3匹で3428gをマーク。平野ワンドの船団でプレッシャーを避けた釣りを見つけ、放流魚5本揃えた松井彰広が単日3位となった。

総合成績

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優勝は初日10位、2日目2位と安定した成績を納めた大薮秀樹。山中湖では圧倒的に強い選手が複数いる。イースタン戦やチャプター戦のお立ち台はいつも同じ顔ぶれとなる。それらの選手も多く参加していたが、優勝の大薮は京都在住。琵琶湖がホームであるため、関東のフィールドは苦手らしい。しかし、並みいる強豪を抑えての優勝となった。琵琶湖で培った魚を探す力が効いたのだろうか。

2位は15点差で田畑二郎。同選手は2回連続のお立ち台。3位は同ポイント重量負けでワールド--除名--。4位日置隆宏 、5位安達智史が今大会のトップ5。3位の小泉以外は全員ロウボート。エリア的には上位のほとんどが平野組という結果に。今大会も2日間で1匹でも釣ればポイント圏内、両日釣ればTOP50入りと厳しい結果となった。

次回第3戦は霞ヶ浦で6月5~6日に開催される。

報告:NBCNEWS冨樫H


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