風・雨・晴れ。波乱の2日間。北利根アシを撃ちぬき安達智史が優勝。

5月13日～14日霞ヶ浦～北利根川にてJBマスターズイースタンリーグ第2戦マーキュリーマリンンCUPが開催された。連休明けは初夏を思わせる気候になったが、大会期間中は気温が急激に低下。初日は冷たい北東風で湖は荒れた。午後から2日目の午前中まで雨が降り、午後から晴れるという急な天候変化。初日は本湖でハイウエイトが出たが、雨の影響で2日目は沈黙。そんな中、初日3920g・2日目2902gと、北利根川で安定したウエイトを持ち込んだ安達智史が2位に4ポイント差をつけて優勝した。

ゴールデンウィーク中プリプラクティスを行った選手の多くが良い釣果を出していた。今年は全国的に季節進行が遅れ気味で、この霞ヶ浦エリアも該当するらしい。シャローにはネストも多く確認され、サイトで釣ってる選手も居た。

そして迎えた大会初日は4月上旬並みの気温となり、防寒着が必要な寒さになった。北東の強めの風が吹き、ずぶ濡れで帰着する選手も多かった。227名中検量は105名。計172匹のバスが持ち込まれた。この日のトップは3匹ながら4,655gを持ち込んだ加藤智。場所は鯉瀬川。風・流れを読みながらZBCブラッシュホッグの1ozヘビーダウンショットを撃ち、12時過ぎから3本キャッチした。同選手には『ロッド＆リール』誌が同船取材している。詳細は同誌で。2位は加藤同様3匹で4,365gというハイスコアをマークした疋田直之。この2名の魚は明らかに他の選手と違ったのだが、疋田直之もまた加藤と同じエリアをシェアしていた。疋田はGulp!パンチクローの5～7gテキサスリグで釣った。総合優勝の安達智史が単日3位、総合2位の荻野新二が単日4位で折り返した。

初日夕方から雨が本降りに変わり、2日目朝まで続いた。幸い風は殆ど吹かず、波によるエリア制限も無くなった。昼前からは青空も出始め、今度は逆に「無風」がコンディションを悪い方に導くかたちとなった。この日の検量はやや減の99名で66名が1本のみの検量。そんな中、村中義明は麻生～玉造のジャカゴをファットイカで攻め唯一のリミットメイク達成で3,915gをウエイイン。単日トップになった。タラレバは禁物だが、同選手は初日キーパーサイズを30cmと誤認し何匹かリリースしたらしい・・・。単日2位は椎名昇一。北利根川のアシ前ブレイクに絡む石をスワンプクローラーのネコリグで攻め3,140g（3匹）を持ち込んだ。

前日からの雨による濁りで初日1,2の鯉瀬川組は撃沈してしまう。そんな中、比較的安定している北利根川のアシを自作スモールラバージグでスイミングさせ2,902gを持ち込んだ安達智史が優勝CUPを手中に収めた。総合2位は去年も2位だった荻野新二、3位は斉藤修一で今回も1位3位をヒューマンOBが獲得。4位横山朋毅、5位紅林幸男という結果（総合TOP5のパターンは別ぺージ参照）。

次回第3戦は07月08日(土)～09日(日) ダイワCUPとして福島県桧原湖で開催される。

報告・写真：NBCNEWS　W_togashi