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JBマスターズウエスタンリーグ第1戦サンラインCUPストーリー

JBプロトーナメント情報2006

JBマスターズウエスタンリーグ
第1戦
サンラインCUP
ストーリー

岡山県 旭川ダム

04月01日()~
04月02日()

JB2006 INDEX

ストーリー

JBマスターズウエスタンリーグ第1戦サンラインCUP

掛水玲雄奈選手がキロフィッシュ3本でJBマスターズ初参戦初優勝!

2003年の春以降、JBマスターズシリーズは東日本のみの開催となったが、今シーズンからスタートするJBマスターズ・ウエスタンリーグで3年ぶりに復活。今年は岡山県・旭川ダムを会場に、年回3回のシリーズ戦が開催される。

その開幕戦が4月1~2日に開催された。旭川ダムはウインターシーズンから水位が少しずつ上昇し、グッドサイズがコンスタントに上がっていたことからビッグウエイトが期待された。だが、大会直前の降雪とフィッシングプレッシャーで1本のバスが順位を大きく左右するゲーム展開となった。

雪代はこの時期に注目される上流エリアの水温を一気に3~4℃押し下げ、実績が高い中流域の西川ワンドも沈黙。帰着が始まってしばらくはノーフィッシュが続いて心配される中、初日は8選手がバスを持ち込んだ。数は全体で9本だったが、そのほとんどがキロフィッシュ。地元岡山の長瀬照之選手がこの日唯一の2kgフィッシュを上流エリアのカバー(竹+α)からブチ抜いて2位に付けた(リグはバイスクロー3.5inのテクサス)。

そして初日トップはこの日ただ1人2本のバスを持ち込んだ掛水玲雄奈選手だった。江与味橋と栃原の中間ぐらいに土砂崩れしている場所があり、その倒木を狙って2本のグッドサイズをキャッチした。

このような超タフコンディションのため2日目の展開はまったく予想が付かなかったが、2日連続でバスを持ち込んだのは初日の上位2選手だった。掛水選手は2日目も同じエリアの倒木を攻略して1,056gをキャッチして5位、長瀬選手も初日と同じ上流パターンで1,340gを取って4位に付けた。両選手はトータル得点196Pで並び、初日にウエイトを稼いだ掛水選手がマスターズ初参戦で見ごと初優勝を飾った。

2日目のトップウエイト2,046g(1本)をマークした小山雅史選手は上流エリアにある竹が斜めに倒れ込むブッシュをモグラジグTG20gで攻め抜いて3位入賞。準優勝の長瀬選手もそうだったが、全体に1/2oz以上のウエイトがあるテキサスリグやラバージグでカバーを破りバイトに持ち込むパターンが目立つ中で、ウイナーの掛水選手はドーバークローラー5.5inのジグヘッドワッキー1/16oz(ミドスト)で2本、ダウンショットリグで1本を、エリアがバッティングしたTOP50選手の目前でキャッチした。

ちなみに、掛水選手は現役ヒューマン学生(大阪校)、長瀬選手は同校のOB。イースタンリーグもそうだったが、若手の目覚ましい活躍が続いている。

報告・写真:バスマガジン編集部K

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