超タフ霞ヶ浦を征したのは南一貴

2007年7月7日～8日茨城県霞ヶ浦でJBマスターズイースタンリーズ第3戦マーキュリーマリンCUPが117名の参加で開催された。2日間とも強めの東風が吹き、帰着時はズブ濡れの選手が多かったものの、今回も無事に終えることができた。

初日は約半数がウエイインし、リミットメイクも4割となかなかの滑り出し。ただし、キーパーギリギリのバスも多くウエイトは伸び悩んだ。初日トップは、5本で3604gを持ち込んだ山本純司。場所はザリガニが沸いていたという潮来大橋上流の大割水門前。スワンプクローラーを護岸ギリギリからスローに漂わせる方法で釣れ続けこのウエイトに。初日2位の小木乗彦は流入河川・本湖東岸ドッグ周りをレインズ・フォーリンシュリンプ（スカッパノン）のノーシンカーで撃ちまわり5本で2868gを持ち込んだ。3位の松本貴之は北利根川の水深2mのアシをネコリグで一日粘って5バイト3フィッシュで2752gを持ち込んだ。

2日目。肌寒かった初日と変わって晴れ間の覗く天気に。この日のトップは村中義明。桜川に停泊してある浚渫船のブラインドアンカーから2本、石田のアシポケットから1本、全てをファットイカのノーシンカーでキャッチ。3本ながら2500gを持ち込んだ。2位は南一貴で、北利根川・西浦という両極端なエリアでジャバロンスティックで1本ずつキャッチし1870g。3位の西出浩は、北利根川の1m前後をストレートワームのノーシンカーで攻め1744gをキャッチした。2日目もウエイイン率は46％だが、殆どが1～2匹。しかし、この1本が運命を大きく変える事になる大会だった。

総合優勝は関西から参加の南一貴。初日5位、2日目2位と唯一安定した成績でぶっちぎりのポイント差。マスターズ10年目の嬉しい初勝利となった。総合2位は2位続きの納谷宏康。マンメイド系をスモラバ・クランクで攻め2日間合計3匹ながらも、高ウエイトが効いて総合2位に。3位も関西から参加の福島健。北利根のピンスポットで我慢の釣りを続け総合3位に。上位のフィッシングパターン詳細はこちらをご覧ください。

報告・写真　NBCNEWS　togashi