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JBトップ50第1戦ゲーリーインターナショナルCUPストーリー

JBプロトーナメント情報2008

03月28日(金)~
03月30日()

徳島県 旧吉野川

JBトップ50 第1戦 ゲーリーインターナショナルCUP

トーナメント概要初日結果2日目結果予選結果3日目結果トーナメント結果上位のフィッシングパターン写真

ストーリー



驚異の勝率『0.364』、エグシュンV4、止まらぬ勢い。

江口俊介選手がまたやった。早春の旧吉野川で開催された2008年JBトップ50シリーズ開幕戦で通算4勝目。今、最も優勝を狙える選手といえるだろう。江口選手の初優勝は2006年JBトップ50シリーズ第1戦(旭川ダム)。その大会から数えて同シリーズ戦は11回行われ、その間の勝率は『0.364』、驚異のハイペースだ。しかも開幕戦で2勝、最終戦で2勝と最も注目を集めるカードの優勝なので、そのインパクトは強烈。シーズンはまたいでいるが、今回の優勝は昨年11月の生野銀山湖最終戦に続いての2連勝となる。

表彰式でウイナーの名前がコールされたとき、先輩選手たちが「強いな~、また江口か…」と口にする。弱冠27歳、まだまだ先輩の方が圧倒的に多い年齢だが、その勝負強さはトップ50メンバーの中でも屈指の存在だ。

■春を感じ取れた者だけがビッグバスを手中に!

今回の旧吉野川戦は大会前の冷たい雨で季節の進行に急ブレーキがかかった。プリプラでいい感触をつかみながら、大会直前にバスを見失う選手たち。大会初日は野村俊介選手がマークした3,995gがトップウエイトとなった。

春のキューヨシとしてはロースコアのスタート。しかし、大会は2日目に入って大きく動いた。初日にキロフィッシュ1本で27位と出遅れた青木大介選手が今切川の下流エリアでプリのグッドサイズをエグジグで捕らえ、6,635gのビッグウエイトを叩き出し、秦 拓馬、河辺裕和、江口俊介の3選手が5kg台をマーク。2日目も冷たい風が吹いたが、プリのコンタクトポイントを見つけだした一部の選手たちがキューヨシの底力を見せ付けた。

最終日は冷たい雨。そして水門が閉じて水の動きがなくなり、バスのポジションがボヤけてしまった。初日以上のタフコンディションに陥り、上位陣が総崩れの中で青木選手が5,795gを持ち込んで2日連続のトップウエイトで急浮上。トータルウエイトは文句なしのトップだったが、その大逆転に“待った”をかけたのが最終日に2本のグッドサイズをキャッチした江口選手だった。ジグヘッドワッキーをメインに3日で10本と決して楽な展開ではなかったが、トータルポイントで青木選手を3ポイント上回って'06年に続く開幕戦制覇。ゲーリーカップでゲーリーファミリーが上位を独占した。

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