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JB全日本バスプロ選手権ストーリー

JBプロトーナメント情報2008

11月15日()~
11月16日()

山梨県 河口湖

JB全日本バスプロ選手権

トーナメント概要初日結果2日目結果トーナメント結果上位のフィッシングパターン写真

ストーリー

福島健 河口湖秋のメジャータイトル2度目の獲得

紅葉シーズン真っ盛りの11月15~16日に河口湖で全日本バスプロ選手権が開催された。全国のローカルJB戦各上位30%が出場権利を得られるこの大会。北は山形、南は佐賀まで全国から河口湖に292名が集結した。

Day1

初日の朝は濃霧に包まれ少し遅めのスタートとなった。霧が消えた後は快晴の天気。空の青・富士山頂の白・モミジの赤・銀杏の黄色がとても美しい。地上の派手さとは違い、水中は少し地味。浅川・畳岩~さざなみ・鵜の島周辺・西湖放水路が人気でボートが多かった。しかし、簡単に釣れるコンディションではなく、ウエイイン率こそ45%だったが、その多くは1~2匹という結果。

初日トップは牛尾大介。西湖放水路沖の8~10mをTDハイパークランクのドラッギングでスーパービッグをキャッチし2匹で2692g。2位は西川溶岩帯を元気ハゼのダウンショットリグで「溶岩隙間撃ち」で54cm 1600gをキャッチ。小波前ウィードパッチで1匹追加し合計2108gをマークした野村俊介。3位は2本で2042gの小林義典となった。

Day2

2日目は朝から曇り気味の天気。放射冷却の影響が無く、朝の気温は8℃と初日より暖かい朝となった。しかし、日中は13℃までしか気温が上がらなかった。選手の動きは初日とほぼ変わらず。ウエイインされた魚も激減はせず「思ったよりは釣れている」という印象。高額賞金故に初日の上位組には相当なプレッシャーが掛かると思われる。そのせいかどうか不明ながらも、初日の上位陣は総崩れに近かった。

単日トップは神津博一。鵜の島西6mラインをスモラバ+元気ハゼでシューティング。スーパービッグ1本を入れ2本で2,962g。2位は元気ハゼでお馴染み荻野元気。初日はハズし気味だったが、2日目に本領を発揮。さざなみ前の船団で少しインサイドにポジションをとり3~6mラインを狙った。1/16ozスモラバ+元気ハゼと豚白魚(ブラック半分切)のダウンショットリグでグッドサイズばかり3匹釣り2408g。「1週間前に気温が一気に下がり水温も低下しディープエリアに冷たい水が入ったことにより、バスの活性が悪くなったので、比較的水温が安定していた水深3~6mの尾根やハンプに絞った」とのこと。
3位は尾籠政広。以下本人のコメント「ほぼ同じエリアと釣り方で2日間、押し通しました。今だから言えますが、確信してるパターンがあったので、本当は優勝を狙ってました(笑) 初日に4バラシしてしまったので、2日目はタックルを変えたのが正解で、1バラシですみました。さて本題ですが、畳岩沖の9~10mのフラットの何もない泥の底質に、気の早い冬を意識した魚を狙いました。数はまだ少ないのですが、気付いてる人もなく、ノンプレッシャーで出来たのが良かったと思います。使ったルアーは2.7~3.5gのスモラバ(芦ノ湖ジグ)の単体で、トレーラーを付けると食いませんでした。アクションは、ノーアクションで、かなり遅いデットスローにしか反応しなく、我慢の釣りでした。」

総合成績

初日12位、2日目10位と微妙な位置ながらも、周りが崩れたため2位に15ポイントの差を付けて福島健が優勝した。福島は得意のサイトフィッシングで、畳岩エリアの放流残留バスを仕留めた。同選手は5年前のクラシックでも優勝しており、秋の河口湖メジャー2勝目となった。またこの2~3年はトップ50シリーズでも不調が続いており、この優勝によって来年のトップ50シリーズは新たな気持ちで望める、とお立ち台で語った。

総合2位も秋の河口湖戦に強い粕谷邦夫。3年前のJBファイナルチャンピオンシップで優勝したときと同じピンスポットで今回も釣った。続きはこちらで。

写真・レポート NBCNEWS


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