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JBマスターズ第2戦シマノCUPストーリー

第2戦
JBプロトーナメント情報2010

04月17日()~
04月18日()

山梨県 河口湖

JBマスターズ 第2戦 シマノCUP


ストーリー

桜吹雪からリアル雪。天候急変の河口湖でJB最年長プロ 堀哲朗が優勝!

2010年4月17日~18日に河口湖でJBマスターズシリーズ第2戦シマノCUPが開催された。安定しない天候が続く2010年春。それにとどめを刺すように、桜満開の河口湖に雪が積もった。大会初日は11時のディレイスタート。2日目はすっきり快晴の一日。そんな激変する天候の中、2日間安定したウエイトを持ち込んだ堀哲朗が優勝。今年で67歳の同選手はJB最年長者。今回の優勝で、最年長優勝記録も更新された。

Day1

季節外れの積雪により、初日は11時スタートという変則ルールで開催された。午後からは気温もあがり湖畔の雪はみるみるとけた。湖畔を回ってみると、白洲・畳岩・鵜の島周辺・さかなやワンドが4大人気エリアで、特にさかなやワンドには多くのボートが密集していた。4時間半という短い競技を終え15時半に検量が始まった。

第1戦よりは確実に春に近づいており、放流効果もあって45%が検量。ただし総ウエイトは低く1キロ後半でお立ち台圏内、2キロで優勝圏内といった感じ。

この日のトップは中西靖明で3316g/4匹。KBH桟橋で過去放流を釣り、信号下でキッカー2本をジャークベイト(ノリーズレイダウンミノーディープジャストワカサギ)でキャッチ。唯一の3キロ越え。2位は水野哲史。さざなみ前~畳岩の水深3m前後の溶岩帯をスーパースレッジとポークルアーのダウンショット・スプリットショットで狙いスタート後1時間半でリミットメイクという快挙。3位は総合優勝の堀哲朗、西川サンドバーの枯れウィードをポークルアーのダウンショットで高精度に攻め2本で2642gを持ち込んだ。単日シングルはさかなやワンドの放流狙い組が目立つ結果となった。

初日ダイジェストムービーonYouTube

Day2

朝から快晴になり、日中もようやく春の陽射しが降り注いだ。絶好の行楽日和となり、岸釣りアングラーも急増。その影響で、畳岩・さかなやワンド組は苦戦を強いられることになった(今年から岸釣り優先ルールが強化された)。初日絶好調だった水野は出船前に「オカッパリとのバッティングは無い」と言っていたが、出船してみると、思わぬところに岸釣りアングラーが立っており手が出せなかった。初日トップの中西はグラブワンドでビッグフィッシュに遭遇。それに時間をとられ2日目は1350g。初日さかなやワンドで好成績をおさめた他の上位陣も岸釣りアングラーに行く手を阻まれた。

陽気に誘われたのか、柴田真吾の3570gフィッシュをはじめ、この日は初日にほとんど見なかったビッグフィッシュが検量され上位のウエイトは上昇した。

単日2位は北山睦。大岩ボート付近の「土」のバンク+岩の張り出し部分へポークルアーのジグヘッドリグをフルキャスト。1m~3mまでのブレイク部のボトム付近をミドストしネイティブ系を11本もキャッチ!3回入れ替えを行い4130gまでウエイトを高めた。単日3位は総合5位の三井潤(釣り方は別ページにて)。

2日目ダイジェストムービーonYouTube

総合成績

岸釣りアングラーから20m以上離れないといけない(たとえ選手が先行者でも)。という厳しすぎるルールにより、シャロー狙いの選手にとって辛くなった河口湖。今回も2日目は多くの選手が涙を呑んだ。そんな中、優勝の堀哲朗は岸釣りの影響が無い西川サンドバーを選択。前日プラで幾つかのスポットを発見し山立てメモ。大会中はそれらを周り初日2匹2642g、2日目3匹2488gを持ち込んだ。そのスポットは枯れウィードパッチ。そこをポークルアーのダウンショットによるシェイキングで確実にバスをキャッチ。2日目は水質が変わったことを察知しレジンを下げるという合わせ技も。お立ち台では「簡単な釣りです」と謙遜していたが、かなりの高精度な釣りだと思われる。今年67歳の同選手はJB最年長プロ。そしてJB最年長優勝記録を更新。バストーナメントは長く楽しめる趣味。世間では中年・オッさんと言われる世代(記者もです)もまだまだ頑張れますね!

総合2位は中西靖明。2日目は単日18位だったが、他の上位陣がスコアを崩し、初日トップの貯金が効いた。3位・4位は河口湖お立ち台常連の荻野元気・野村俊介。5位は2日目にまくった三井潤。以上5名のパターンは別項で。

年間ポイントランキング

これにてマスターズシリーズは前半戦終了。第3戦は7月末に三瀬谷で、最終戦は9月に野尻湖で開催。バスアングラーオブザイヤーとワールドメンバー入りを賭けた年間ポイントランキング暫定上位は以下の通り。

暫定順位 氏名 ポイント計 重量計
1位 野村俊介 272p 5,922g
2位 伊藤康晴 268p 6,094g
3位 加藤正視 267p 5,126g
4位 小林義典 261p 5,224g
5位 荻野元気 260p 6,477g
6位 林直樹 255p 4,864g
7位 古吟公希 248p 3,844g
8位 小川美裕 247p 3,682g
9位 北山睦 244p 5,568g
10位 横川隼大 229p 4,340g

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写真・報告 NBCNEWS Togashi

 

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