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JBII四国第3戦イマカツCUPストーリー

第3戦
JBプロトーナメント情報2010

08月22日()

徳島県 旧吉野川

フィールド状況

天気 晴れ
東南東4m
気温 30~34℃
水温 29℃
水位 満水
水質 やや濁り

釣果サマリー

参加者数 47人
検量/率 47人/100%
LM人数/率 39人/83.0%
バス総数 130匹
バス総重量 110,160g
1匹平均重量 847g

匹数内訳(リミット3)

3匹 bar39人/83.0%
2匹 bar5人/10.6%
1匹 bar3人/6.4%
0匹 0人/0.0%

重量内訳

4000g~ bar2人/4.3%
3000g~ bar12人/25.5%
2000g~ bar14人/29.8%
1000g~ bar13人/27.7%
1g~ bar6人/12.8%
~0g 0人/0.0%

JBII四国 第3戦 イマカツCUP


ストーリー

四国の夏は2年連続でチャプター旭川ダム会長が征す、小山雅史ペアが優勝!

猛暑...猛暑...猛暑のなかJB2プロアマ四国シリーズの第3戦イマカツCUPが旧吉野川を舞台に開催された。
ここ数年の傾向で水面を覆うヒシ藻が激減し、水中に丈の短いウィードベッドが多く広がるようになっている。
魚の着き場や反応状態も次第に変わってきているようで、常に新しい試みで対峙していかなければ他選手を一歩抜きん出るウェイトを獲れないフィールドコンディションになりつつあるようだ。
ちょうど2週間後に開催されるTOP50シリーズのプリプラが行なわれていることもあり、今回のプラに入っていた多くの選手から「案外厳しい」という言葉が聞こえていた。
しかしイージーに反応する個体が影をひそめた状態だということを認識して、ひとつひとつの魚を着実に探っていった選手たちは、旧吉野川ならではの良型を揃えて上位に名を連ねた。

優勝はJB四国シリーズを席捲中の岡山組。キューヨシの夏にめっぽう強く昨年の同大会で優勝した小山雅史ペア。圧巻なのは昨年の良いトコロばかりで思考を固着させず、現在の状況にしっかりとアジャストさせ、上流メインで強い釣りを貫いてきた事である。誰もが強さを認め、賞賛した完璧な優勝劇であった。
2位には地元の大谷貴志ペア。フルタイムプロとしてマスターズ戦で腕を磨いてきた男が見つけていたのは上流域でのキッカーパターン。嬉しい誤算で2300gフィッシュというスーパーキッカーを仕留め、目標としていた4キロ超のウェイトを叩き出して満足の表彰台に輝いた。
3位は近藤浩ペア。TOP50シリーズに参戦中とあって今戦が実質上のプラクティスを兼ねた戦いを強いられるなか、難しい状況にも一発でアジャストさせてきたのはさすが最高峰レベルの戦い方を熟知したトッププロの証である。
4位の坂本篤則ペアは前戦を欠場したこともあり、年間順位よりも今戦の一発にかける集中力が極めて強かった。それまでに培った経験をフルに発揮してキッカーを含む良型をきっちり揃えて見事な結果をおさめた。
5位に食い込んだのは江崎浩司ペア。結果的には拾い釣りを強いられる戦いとなるも、どんなかたちでも釣ってきて混戦から頭ひとつ抜けて出たのはさすが実力者!強さを見せつけた。

TOP50戦前のプリプラというプレッシャーが、いかにフィールドを「簡単には釣れない」コンディションにさせるかは、その時に釣行した者なら誰もが知るところである。にもかかわらずウェイイン率が100%、3キロ釣ってもただの人という結果になった事は旧吉野川のポテンシャルのみならず四国シリーズを一年間戦い抜いてきた全ての選手たちのレベルの高さだと言えよう。
四国から全国区シリーズで活躍している選手の強さの原点を伺い知ることができるうえ、アマチュアと同船することにより未来のトーナメンター、未来のプロアングラー育成の場ともなっているプロアマ四国シリーズ・・・
近畿や岡山方面から強豪選手が続々と参戦してくるほど人気の秘密はこういうトコロにもあるのかもしれない。
ともあれ、2010年度シリーズを大きな事故もなく無事に開催し幕を閉じられた事は、アングラーと地元の皆さんとの友好な関係があってこそだと言えよう。 みずべプラザも完成し、名実ともに西日本屈指のリバーフィールドとなった旧吉野川をアングラーの立場からも大切にして、2011年シリーズの盛大な開幕を待ちたいものである。

写真・レポート:JBローカルスタッフ

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