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ホーム > JBトーナメント情報2011 > JBマスターズ第1戦KISAKAマーキュリーCUPストーリー

JBマスターズ 第1戦

KISAKAマーキュリーCUP

03月05日()~03月06日() 山梨県 河口湖

ストーリー

3月5日JBマスターズシリーズ第3戦キサカマーキュリーCUPが河口湖で開催された。恒例化しつつある冬の終わりの開幕戦は、今年も約8割の選手が魚を触れることなく大会を終えた。そんな厳しい大会を征したのは真冬から通い詰め、バスの動きを掴んでいた数少ない選手の一人である加藤正視だった。

Day1

2月にはいくぶん春を感じる陽気の日もあったが、3月に入ってすぐの寒波で冬に逆戻りした河口湖。2日前に開催されたチャプター戦では24名の参加で検量は僅か4名(4匹)。前日は降雪、そして快晴・氷点下8度で迎えた大会初日。

春っぽいエリアはあまり人気がなく、西川溶岩・鵜の島周りが人気。ボートは冬寄りのポジショニングだった。

昼からはやや強めの風も吹きだし、より一層寒々しいコンディションとなった。

結果この日のウエイインは13名。大方の予想通り10%の検量率だった。数は少ないながら早春特集のビッグバスが数本持ち込まれ周囲を沸かせた。

この日のトップは今年からトップ50に参戦するクラシックウィナー横川隼大。西川溶岩帯に居たビッグフィッシュをエコガード・ロングエイのスイミングで口を使わせた。帰着時刻直前にもかかわらず無事にランディングし1本で2576g。2日目はゼロだったが総合5位に滑り込んだ。

2位の大平真人は白須お堂のミドルレンジで微かに見える岩の周りをスモラバ+豚ウナギのスイミングで攻め2382g。

3位の藤井大介は漕艇場周辺のシャローでバスを発見。O.N.プランニングのポークルアーを細く切っりダウンショットにセットして値千金の1匹をキャッチした。

6位の田畑までが1500gを越えるビッグフィッシュを持ち込んだ。
サイズ・ウエイトよりも「キーパー1本が欲しい」。誰もがそう思うだろうが、低水温故にそれも逆に難しい状況だ。

初日唯一2本持ち込んだのが加藤正視。地元筋の話ではプラの段階から複数匹釣るパターンを持っていたとのこと。プラで良くても・・が大会の常ではあるが、キッチリ2本持ち込み初日を4位で折り返した。

Day2

2日目も快晴。朝の冷え込みはいくぶん弱まり氷点下4度。

スタート後、大橋をUターンするボートは思いのほかすくなかった。前日、一番人気だった西川溶岩のディープで殆ど釣れなかったのが影響したのだろうか。
全体的にミドルレンジへボートポジションがシフトした印象を受けた。

日中は14度まで上昇。少なくとも風の当たらない陸上は「暑い」くらいの天気となった。10時頃は無風のポカポカ陽気で深場のバスが差してくる・・・ような気配はあった。

ただし、この日もお昼前から強めの風が吹いたこと、帰着が前日より早いこともあり「午後の釣果」に恵まれる事はすくなそうだった。

単日トップは荒牧芳崇。誰もが驚愕した3本4215gをウエイイン。鵜の島溶岩の3~5mで豚ウナギのミドストで差してくるバスを狙い撃ちした。このハイウエイトが効き、初日ノーフィッシュながら総合4位入賞。

単日2は今年からトップ50参戦の市村修平。2日間連続で釣った3名のうちの一人で準優勝。

3位は五十嵐将実。白須3mの岩周りを風のない時間帯に豚うなぎのジグヘッドで攻め1368gをキャッチした。

Result

12時まで本命場所に先行者が居た加藤正視だったが、残り30分で先行者が移動。しかもその先行者はこの日トップの荒牧芳崇で3本抜いた後だった。
そんな不利な状況にもかかわらず、最後の最後に1052g1本キャッチし、見事に優勝した。真冬も通い続けた結果の美しい優勝だった。

準優勝は河口湖に強いトップ50新メンバー市村修平。2005年マスターズ2日目トップ、2006年ネオマスタース第1戦4位、2008年マスターズ初戦準優勝と続き、去年の開幕戦も初日5位。マスターズの優勝にはいつもあと一歩及ばず。今回も嬉し悔しい準優勝だったが、トップ50シリーズに向けて最高のスタートを切れただろう。

総合3位は長友政貴。2日間ともグラブワンドの溶岩帯に浮きミドルレンジの溶岩とボトムの境目を豚うなぎのダウンショットで丁寧に攻め初日1276g、2日目960gをキャッチし初のお立ち台へ。

総合4位は荒牧芳崇。前出の通り今大会断トツの数・ウエイトを単日で稼ぎ入賞。総合5位も前出の通り初日の2576gが効いてお立ち台へ。

今年もまた厳し過ぎる開幕戦も無事終了(余談だが翌月曜日の河口湖は25cmの積雪だったそう。一日後ろにずれていれば更に厳しかった?)。123名中1匹でも釣った選手は21名。今年のAOYレースはまたしてもロケットダッシュした21名が圧倒的有利な状態で始まった。優勝の加藤正視は去年最終戦まで暫定2位の要注意選手だ。他にもトップ昇格・復帰を狙う選手が多く、マスターズは最も熱いJBトーナメントだ。
次回第2戦シマノCUPは4月16日から河口湖で開催される。

レポート・写真:NBCNEWS H.Togashi

JBマスターズシリーズ2011

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