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JBマスターズ 第2戦

シマノCUP

04月16日()~04月17日() 山梨県 河口湖

ストーリー

早野剛史ネイティブ狙いでパーフェクトゲーム!

2011年4月17日~18日に山梨県河口湖でJBマスターズ第2戦シマノCUPが開催され早野剛史がパーフェクトゲームで優勝した。GPSを使った高度なブラインド釣法で両日ともにネイティブのグッドサイズをキャッチ。長期にわたる練習が功を奏し、誰もが認める美しい勝利を飾った。

Day1

大会が開催された週はとても暖かく、平地では夏日を越えるところもあった。その暖かさは大会開催中も続き、朝7時の時点は河口湖の気温はまさかの12度。日中は23度まで上昇し冬の様相だった第1戦とはうって変わって暖かい中での開催となった。また、この陽気でサクラの開花も一気に進んだ。通常、関東の平地で葉桜になる頃、大月あたりで開花、少し遅れて河口湖の船津周辺、さらに遅れて奥河口湖方面に開花前線が進んでいく。しかし、今年はそのタイムラグがかなり短いようだ。

そんな陸上の季節進行のもと、開催された第2戦。プリプラ期間では少し前に実施された放流を狙うパターンが有効とされていた。鵜の島周辺のネイティブパターン、白須エリアのシラウオパターン等も気になることろ。

この日は最近河口湖で話題の電動アシスト自転車で湖畔を回ってみた。ロイヤル前から大石エリア。そこでUターンし大橋~黒岩ボート付近までまわってみた。橋内から大石にかけて選手はまばら。白須に数艇、鵜の島周りは多くのボートが浮いていた。ミドルレンジにある魚の差し口をブラインドで狙う選手、風裏溶岩絡みの放流サイト、シャローの単発カバー・岩周りをプラグで狙う、そんな様子を見ることが出来た。

結果、ウエイイン率は59%、5本揃えたのは僅か8名と今回もまたイージーではない展開。ネイティブ狙いに失敗したローカル組が目立ったうえに、放流狙いも簡単ではないようだ。

初日トップは早野剛史の5005gで頭一つ抜け。2位の功刀宏が4160g。以降3位の鈴木晋平から11位の中島成典までが3キロ台。上位に絡むには放流4本を釣る必要があるようだ。

Day2

予報ではきつい朝の冷え込みだったが、7時には8度を超え日中は半袖で平気なくらいの陽気になった2日目。サクラの開花スピードも加速し、船津エリアでは一気に満開ちかくに。最高気温こそ前日よりも低いものの、2日目は風が弱く体感気温は上回った。晴天・弱風でサイトフィッシングもし易くなり放流狙いにはうってつけのコンディションとなった。

全体的な選手の散り具合は初日とほぼ変わらず。

13時検量開始。晴天・弱風が効いたのか、競技時間が短いにもかかわらず、全体的な釣果が落ちることはなかった。

早い時間に初日トップの早野剛史が検量へやってくる。2本ながら4505gというビッグウエイトを叩き出した。他の初日上位陣は皆放流狙いであるため、この時点は早野の優勝は決まったも同然となった。

Result

その後、早野のウエイトを上回る選手は現れず、初日1位、2日目1位という完璧な展開でお立ち台の頂点に。同選手は地元福岡を離れ河口湖に移住しトーナメントに打ち込んでいるそう。プリプラは6日間行い放流魚には一切触れずネイティブの動きをじっくりと探った。結果、一日のうちに数回、ネイティブのビッグバスが差してくるタイミングがあることを知った。そのルート上にある岩をGPS魚探にマーキング。その画面情報から位置を割り出し、岩の影にジグヘッド+ポークルアーをミドストで通すという離れ業を使っての優勝。第1戦に続き、河口湖に移住した若者が練習を重ね、ネイティブのみを狙っての優勝という美しい(?)結果となった。

総合2位は放流戦に滅法強い福島健。トップ50でも数々の戦歴をもつ同選手に対して「放流に強い」というのは語弊があるかもしれないが、それは事実であり、今回も、初日はわずか10分で放流魚でリミットメイク。2日目も同船したオブザーバーの度肝を抜いたという特殊な方法で次々と放流バスを釣り上げ、両日ともに放流マックスの4キロを越え準優勝。

3位はローカルの横川隼大。4位に復帰組の神谷勇紀。5位はベテラン篠原宏和がそれぞれ入賞。難攻不落の天才化した放流バスを釣るには、リアクション釣法が効果的、と、お立ち台で語られた。

これにてマスターズ恒例の春の河口湖2連戦は終了。前半を折り返した。気になるポイントランキングはこちら。上位の殆どが現・元トップ50選手が占めている。来期新規でトップ50昇格になるのはどの選手か?注目の後半戦はやや間が空く7月30日に三瀬谷ダムでスタートする。

JBマスターズシリーズ2011

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