2012年8月9日山梨県河口湖でJB河口湖Bシリーズ第3戦釣りビジョンCUPが開催され五十嵐将実が3キロフィッシュを持ち込み優勝した。

山上湖の盛夏は短いが、この週の東日本は異例の涼しさだった。朝6時の気温は18度、日中最高気温は25度だった。とはいえ、水中はミッドサマー。夏定番の沖のハンプが人気だった。

50名参加でウエイイン率は66％。ウエイトは伸び悩み1920gがお立ち台ボーダーラインだった。

優勝の五十嵐将実は前日プラで二町ワンドのシャローにグッドサイズの群れが居ることを確認していた。当日もその群れに遭遇するも、ボートが近すぎて沖へ逃げられる。進行方向にシャッド（ジャッカル・ソウルシャッド）をフルキャストし早巻き＆トィッチで見事に3キロフィッシュをキャッチ。その後ダウンショットでキーパーサイズを追加し2本で3334gというビッグウエイトでJB戦初優勝。

2位は濱田博康。小海～丸栄の4～5m溶岩尾根をダウンショットやフットボールジグのロングキャストでアプローチし2990g。3位は足立貴洋で桑崎・産屋ヶ崎のウィードエッジ・湧き水・地形変化をフットボールで狙い2本2154g。4位は初澤一嘉で鵜の東ハンプでワカサギ稚魚につくバスをシューティングで狙いリミットメイク。ウエイトを1962gとした。5位は毎度おなじみ野村俊介。橋内エリアでスモラバ（メガバス・スモールラバージグ0.9ｇ）を使い1700クラスをキャッチ。ダンショットでキーパーを追加し1920g。

年間ランキングは野村俊介が145pで暫定トップ。今回優勝した弱冠19歳の五十嵐将実が136pで後を追う。135p山木一人、130pで初澤一嘉と河口湖ではお馴染みのメンツが上位を占める。

去年マスターズで年間6位を獲得したものの「もう少し経験を積む」という理由でトップ50昇格をやめた五十嵐将実。今年はマスターズが不調で現在64位。来年トップ50へ上がるには当シリーズでの年間優勝するのが一番確実だ。しかし、野村・山木・初澤・SHINGOと強すぎるライバル達。最終決戦は9月13日に開催される。

写真提供：ゲーリーインターナショナル様
レポート：NBCNEWS H.Togashi