JB霞ヶ浦 第2戦 アブガルシアCUP 06月15日() 茨城県 霞ヶ浦

ストーリー

JB霞ヶ浦シリーズ2014年度の第2戦‘アブガルシア’カップが6月15日に、茨城県・霞ヶ浦を舞台に開催された。
一週間前に、霞ヶ浦水系ではTOP50シリーズが開催されていた。TOP50の結果を見てみると、近年のトーナメントでは異例の好釣果に恵まれた。ここ数年の霞ヶ浦水系での釣果を見ていると、北浦を中心に、徐々に釣果は上向きとなってきている。

6月に入り梅雨入りした関東地方は、梅雨入りと同時に連日の大雨が降り続いた。前週までのプラクティスでは、かなりの好釣果を得ていて、今回は勝てると思っていた選手も多かったようだ。本湖ではアフタースポーンの定番スポットである浚渫をはじめ、蛇籠、テトラ、リーズと、教科書通りのスポットで、イージーにキャッチできていた。特に古渡周辺の浚渫は、昔からアフターの時期はビッグウエイトが飛び出す。今回も古渡を中心に、大山、美浦、牛堀の浚渫で組んでいた選手は多かったようだ。しかし、前週の大雨による増水で、バスは移動してしまったものが多く、これで見失ってしまった選手も多かったようだ。更に大会前から、それまでの愚図ついた天候が一転し、一気に晴天の夏日となった。これによりバスの食い気も一気に下がった。それまでは巻物での戦略を組んでいた選手は、この状況変化で苦しんでいた。

大会当日は晴天無風の夏日となった。こうなると、下流域にある水門の開閉による水の流れは、かなり重要となることから、水門の開く時間は、大概の選手が把握していた。あとは風次第といったところであったが、大会中は霞ヶ浦水系では珍しく、無風に近い凪の状態が続いた。予想ウイイングウエイトは、前週までは4キロ弱といった意見が多かったが、当日は3,500gといった予想が多かった。

結果を見てみると、ウエイン率は6割強、リミットメイク率は1割強と、この時期としてはかなり厳しい結果となった。全体的に見てみると、牛堀、麻生、妙義水道、北利根といった、下流域の通称デルタ地帯での釣果が多かった。浮き気味のバスが多かったようで、前週まではこれらを巻物でキャッチできていたが、大会当日はこれをノーシンカーやネイルリグなど、ライトリグで釣って来るといった釣りが王道であった。最も期待されていた浚渫からは、やはり数は出なかったが、2位の大藪厳太郎、3位の納谷宏康は、浚渫らしいグッドサイズを混ぜ、共に2本ながら2,900g台といった、4キロペースのハイレベルな釣りを展開していた。
3位の納谷宏康、5位の吉原健司といった霞ヶ浦では上位常連組に交じり、今大会も優勝の北村大樹をはじめ、2位4位にもJBプロ登録1年目のルーキーが入賞してきたのは印象深かった。

次回は ‘ゲーリーインターナショナル/モーリスcup’が 7月6日に開催される。

写真・レポート:JBローカルスタッフ

 

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