JBII四国 第2戦 イマカツCUP 06月22日() 徳島県 旧吉野川

ストーリー

ベテラン健在を示した一戦!井原浩二ペアが激戦を征して優勝!

肌寒さを感じる梅雨空の日にJBIIプロアマ四国シリーズの第2戦イマカツCUPが旧吉野川で開催された。
数日間は比較的安定した水質だったところに近日降雨の影響で濁りが広がりつつある当日の状況であった。
メインストリームを避けてシャローやテトラに絞るのか、もしくはあえてカレントを意識した活性の高い個体を狙うのか、決して良いとはいえないコンディションのなか様々なアプローチで様々なエリアからバスが持ち込まれた。
おおよそ3キロ台での激戦となった本戦で勝負を決める3キロ後半のウェイトまで伸ばしてこれたのは、2週間前に開催されたチャプター徳島戦ではエリア外、プロ戦のみ釣行可能となる上流域を選択してきた選手たちであった。
優勝した井原浩二ペアは10年以上も旧吉野川で開催のトーナメントに出場を続けており、JB2四国シリーズで年間優勝のちトップ50シリーズへと 昇格して参戦経験もある大ベテラン。競技時間中に彼らが上流からいつまでたっても本筋に戻って来なければ必ず優勝争いに絡むウェイトを持ち込んでくる、と まで言われているペアは今回も上流でしっかりと釣りきり、5年ぶりのJB2四国シリーズ優勝を果たした。
上位と約50gの差で準優勝となったのは平井清博ペア。おそらく旧吉野川でのフィールドコンデョンを把握する力と、それに対応する引き出しの多さはピカ一と誰もが認める大ベテラン。濁りの流入を瞬時に見抜き上流の坂東谷川で勝負をかけ良型の個体を揃えてきた。
3位には10年以上も現役トップ50シリーズを戦い抜いているベテラン竹内三城ペアが入賞。様々なフィールドを熟知した経験値を活かしてテトラ帯を攻略!全国区の強さを見せ付ける貫禄のウェイトで表彰台に輝いた。
上位ウェイトだけを見ると良く釣れているような印象を受けるが決してイージーではない状況でこれだけの戦いを繰り広げられるのは、今回大活躍をし たベテラン勢の経験値もさることながら若手のフレッシュな勢いに他ならない。しかし河口堰の開閉により水位・カレントなど様々な表情をみせる旧吉野川はい かなる選手でも一筋縄ではいかない日本屈指の「奥が深い」フィールドである。
2014年シリーズも残すところ8月10日の最終戦だけとなった。最後に笑うのは誰か?注目である。